脱サラでCLASSY. ライターに!? CLASSY.college卒業生にインタビューしてみたら…

CLASSY.が2021年秋より不定期で開催しているオンライン講座「CLASSY.college」。現在、2023年1月21日開催の「ライター講座冬期講習」を控えていますが、その卒業生ライターって、どういうステップを踏んでCLASSY.ライターに辿り着いたの?そのときの思いや辛かったこと、嬉しかったことは?CLASSY.college第1期卒業生ライターに、CLASSY.ライターになるまでのエピソードを、根掘り葉掘り聞いてみました!

今回お話を聞いたのは…ライター・岩本亜有美さん

大学卒業後に旅行代理店に入社し、30代までキャリアを積む。2021年10月に始動したCLASSY. College第1期の受講を経て、ライターとして採用。2022年の3月末で旅行会社を退社し、CLASSY. ライターの活動をスタート。現在、地元・愛知と東京の2拠点生活中。

「自分もオフィス服を楽しみたい!」とCLASSY.を愛読していた会社員時代

脱サラでCLASSY. ライターに!? CLASSY.college卒業生にインタビューしてみたら…

――旅⾏会社ではどのようなことを経験されたのでしょうか。
初期配属の愛知では、店頭営業をしていました。当時は制服だったので、『CLASSY.』をはじめとした働く女性の雑誌を見て「自分もオフィス服を楽しみたい!」という気持ちでウズウズズしていましたね(笑)。ちょうど30歳前後で、自分のキャリアなど将来についてモヤモヤと悩む時期になり、いわゆる総合職に社内公募で応募。本社部門では、企画、宣伝、システム開発、地域創生などさまざまな部署を経験しました。多忙な日々で夜遅くまで仕事をすることもザラにあり、あっという間に数年が経過していました。

――雑誌の世界に入りたいと思うようになったのはなぜですか。
日常的に雑誌がいつも身近にあって、好きだったからです。学生の頃はまだガラケー時代でSNSもなく、情報収集の中心が雑誌。社会人になってからは働く女性目線で、『CLASSY.』を中心にオシャレのヒントを探す毎日でした。いち読者から、実際に雑誌と関わる仕事をしてみたいと意識が変わってきたのは、東京本社の仕事をひと通りやりつくしてきたころ。「このままのキャリアで本当によいのか」とまた自問する時期が来たんです。もともとインスタグラムなどで雑誌関連の仕事をする人たちをウォッチしていたので、本当に楽しそうに仕事をしているなと、徐々に職業として興味を持ち始めました。

長年勤めた会社をやめて、雑誌の世界を目指そうと決意

――そこから、どのように本格的

――そこから、どのように本格的アクションを起こしていったのでしょうか。
インスタグラムでとあるスタイリストさんのアシスタント募集を見て、実際にお話を聞きに行きました。その方がとても親切な方で、色々と聞いていただく中で、「もしかしたら、ライターの方が向いてるんじゃない?」とアドバイスをくださって。そこからライター業のリサーチを開始。トータルで1年半ほど、関連の仕事を探しました。アクションを起こす過程で、ライターになりたい気持ちがどんどん強くなり、仕事先が決まってないのに、会社を辞めることを決断!半年後には退職という状況に、自分を追い込みました。その方が、「絶対に仕事を見つけてやる!」と覚悟が決まるかなと思って(笑)。そこからは、ある女性誌のオンラインサロンに加入し、バナー作成やオンライン記事のネタを少し書いたりと、ちょこちょこと作る側に参加させてもらいながら、常にチャンスを探してました。

――CLASSY.Collegeを知ったのは?
そんなとき、ちょうど『CLASSY.』の誌面でCLASSY. Collegeライター養成講座の募集告知を見てビックリ!いろいろと機会を伺っていた私にとって、「絶好のチャンスだ」と思い、即決で申し込みましたね(笑)。

運命のCLASSY. Collegeを受講!課題に心血を注ぐ日々

――CLASSY.Colleg

――CLASSY.Collegeを実際に受けてみていかがでしたか。
編集スタッフの方って、誌面の中で名前を見ることはあっても、実際に動いて喋っている姿は見られないじゃないですか。「キレイな人たちだな、オシャレだな」などとミーハーな気持ちを持ちながら、受講中のZOOMチャットで、何かしら質問やコメントを入れて積極的にコミュニケーションを取るようにしていました。嬉しかったのは、提出した課題の優秀者に選ばれると、講師陣からコメントをもらえること。「雲の上の人たちが、自分のことを話している……!」と感動しました(笑)。もちろん、ライターになれるかもしれないというチャンスがあるのは、これ以上ない講座のメリットだと思いますが、そういった講義中のコミニュケーションも貴重な経験です。

――岩本さんは課題優秀者の常連でしたが、どのような気持ちで臨んでいたのですか?
受講中はメモを取ったり、いろいろなことを考えながら聞いているので、どうしても聞き逃したり、もう1度あの部分が聞きたい!ということも多くて。必ずアーカイブを視聴して大事なポイントを再度整理してから、課題に取り組んでいました。ポイントを押さえた課題を提出することで、講師陣にも「この人はしっかり話を聞いているな、真剣だな」と想いが伝わるかなと思って。あとは、自分以外の優秀者へのフィードバックも参考になったし、よい刺激をもらいました。

念願の『CLASSY.』ライターに!憧れの世界を目の当たりにしてみて

――実際にライター採用の連絡を

――実際にライター採用の連絡をもらったとき、どんな気持ちでしたか。
嬉しい気持ちと、ホッとした気持ちで思わず天を仰ぎました(笑)。3月末で会社を退社するのが決まっていて、採用連絡をもらったのが2月だったので。数日後に編集部へ行って事業部長や編集長とお話をしたときに、「最初はこれまでの会社員時代のような収入にはならないけど大丈夫?」と心配されたのですが、他の仕事とかけ持ちをしてでもやりたい気持ちでしたね。これまでのキャリアを振り返っても、すべて最後は自分で選択を決断してきたので、迷いはなく、これまでの経験を活かして「何とかなるだろう!」って。

――『CLASSY.』ライターとして今はどういう活動をしていますか。
メインは誌面の活動。特集が決まると、ライターは具体的なプラン出しを行います。複数の企画案を考えて担当編集と打ち合わせをし、プラン会議へ。プランが通れば、撮影に向けての準備を編集とともに進めていきます。フォトグラファーやヘアメークなど撮影スタッフの調整や、スタジオやケータリングの手配もライターの仕事です。出版社によってライター業務の範囲は異なりますが、『CLASSY.』では企画から撮影までみっちり関わることができます。撮影後は、原稿のライティングや、追加取材など。今ではファッションページだけでなく、ライフスタイルやキャリアページを担当することも。並行して、CLASSY.ONLINEの業務やイベントのサポートなど、幅広く活動しています。

――実際にこの世界に⾶び込んでみてどうでしたか?ギャップは?
ギャップはないです。長い会社員のキャリアの中で、何かを作り上げたり、ミッションを推進する立場にいたので。プラン出しをするときはしっかりと背景や企画意図を考えるようにするとか、自分の役割を果たすためにどうすればよいかを考えて行動することは、前職の仕事と違いはないと思います。PC作業やスケジュール管理も、基本的には会社員時代のノウハウが活きています。ただ、やはり座学では学べないような撮影の段取りや、場の空気感に慣れることなどは、今までの世界とは異なるので、マインド的に正直しんどいことも。毎回初めて仕事をする方々ばかりなので、常に緊張感はありますね。

――これまでのライターの活動の中で、何がいちばん嬉しかったですか。
もちろんいちばんは、憧れの『CLASSY.』に自分の名前が載っていること!雑誌好きの私としては、やっぱり感動しました。あとは、読者時代の憧れの方と一緒に仕事をすることができること!これは鉄板ネタですね。

――⻑年勤めた会社を辞めて、再スタート。不安はなかったのですか。
不安はもちろんあって、会社を辞める決断をするまでは割と悩みました。会社員時代が長く、遅めの再スタートでしたから。でも、そうやって悩んでいるうちにどんどん時間が経って、年齢も重ねてしまう……「今が一番若い」ということに気づいたんです。それに、心配していたことが実際は起きずに済んで、万事うまくいくことって多々ありますからね。諦めるよりは挑戦した方がよいなと思い、腹をくくりました。

今後の展望&ライターを目指す方へメッセージ

――ライターになったことを後悔

――ライターになったことを後悔はしていない?
していません(笑)。チャレンジしたことで自信もついたと思います。それにこの仕事は、今までの生活では接することのできないような、本当に多種多様な方にお会いすることができるので。その人たちの価値観に触れることで、自分の視野も広がるし、とても前向きになれるということを、最近新たに発見しました。

――今後やりたいことは?どうなっていきたいと思いますか。
もちろん『CLASSY.』ライターの活動はこれまで通り続けながら、もうひとつ新たな仕事もスタートしました。地元の愛知と東京の2拠点生活で早くもハードですが、『CLASSY.』ライターへの挑戦が、次のチャレンジ意欲に繋がっていますし、パラレルワークが、それぞれの仕事に相乗効果というか、よい影響を与えられればいいなと思います。

――ライターになりたいけど…と悩んでいる⼈へ、伝えたいことはありますか。
新しい世界へのチャレンジって未知の世界なので、不安で悩む気持ちは非常にわかります。何か聞きたいことがあれば、連絡ください(笑)!私の経験で恐縮ですが、1度諦めようと思ったときに、やはり後悔したくないという気持ちになりました。諦められるかどうか自問してみると、答えがでるかもしれません。そして、最近ある素敵な言葉を目にしました。“やってきた波には乗る、けれど時には自分で波を起こす”という言葉。ある方が雑誌のインタビューでおっしゃっていたのですが、まさにその通りだと私も共感したので、おすそわけします。

――講座を受講しようかと迷っている読者に、ひとことお願いします!
現役スタッフの方が講師としてノウハウを教えてくれて、コミュニケーションまで取れる……こんな贅沢な講座は貴重です!ライターを目指す方ではなくても、文章の書き方や伝え方を学ぶことで、キャリアのプラスになることもたくさんあるのではないでしょうか。ライターという職業に触れるだけでも、視野が広がると思います。ご興味があれば、ぜひ!

CLASSY. College オンラインライター養成講座

1月21日(土)、1DAY冬期講習を開催!

2021年10月の「ライター養

2021年10月の「ライター養成講座」のスタートから、早1年。毎回、あっという間に定員となる人気講座を受講した生徒はのべ400人を超え、卒業生の中にはCLASSY.でライターとしてのキャリアをスタートした方もちらほら。熱意のある受講生からのラブコールにお応えして、1日集中プログラムとして「ライター養成講座」冬期講習をオンライン上にて開講します。「伝わる文章」が書けるようになる!冬の短期講座です。成績優秀者は、CLASSY.ジュニアライターとして、デビューのチャンスも!みなさんのご応募をお待ちしています。

文/岩本亜有美 編集/平賀鈴菜(CLASSY.ONLINE編集室)

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最新号 202412月号

10月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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