自分では読めているつもりでも、意外と読み方を間違えている漢字は多いもの……。
そこで今回は、“惜しい読み間違いが多い漢字”を4つピックアップしました。あなたはいくつ読めるでしょうか?
■1.「寸胴」
「寸胴」とは体型を表すときに使われる言葉で、「くびれがなくてまっすぐな様子や、円筒形で太さが変わらない形」を意味します。普通に読むと「“すんどう”だよね……?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、「寸胴」の正しい読み方は……
「ずんどう」です。
言葉によっては「寸」を「すん」または「ずん」と読むことを覚えておきましょう。
■2.「肋骨」
「肋骨」とは、体の一部を表す言葉で、「肋」が「助」とよく似ていることから、ついつい「じょこつ」と読み間違えてしまう人が多い漢字です。ですが、正解は「じょこつ」ではありません。
「肋骨」の正しい読み方は……
「ろっこつ」です。
「肋」には「あばら」という訓読みがあり、「肋骨」と書いて「ろっこつ」もしくは「あばらぼね」とも読みます。
■3.「絢爛」
「豪華絢爛な衣装」など、きらびやかで美しい様子を意味する「絢爛」。
「絢」には「旬(しゅん)」という漢字が含まれているため、思わず「しゅんらん」と読んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そんな「絢爛」の正しい読み方は……
「けんらん」です。
読み方だけでなく書き間違いも多い漢字なので、あわせて覚えるとよいでしょう。
■4.「獰猛」
「獰猛」とは、気性が荒く乱暴な様子を意味する言葉です。たとえば「獰猛な動物」などのように使われます。
この言葉は、特に「獰」の読み方を間違える人が多いようです。「寧(ねい)」という漢字が入っていることから「ねいもう」と読み間違えてしまうとかなり恥ずかしいことに……。
そんな「獰猛」の正しい読み方は……
「どうもう」です。
漢字とあわせて、しっかりと覚えておきましょうね。
いかがでしたか? 知っている言葉であっても、漢字表記だと見読み方に自信がなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。もし読み方が分からない言葉や、あいまいな言葉があるときには、辞書をひくなどして正しい読み方を調べておくようにしましょうね!
参考文献
大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)
文/大内千明 画像/Shutterstock( StoryTime Studio、wacomka、sheff、Vadim Ovchinnikov、Lukas Gojda)
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