普段の会話で何気なく使っている言葉でも、メールなどで漢字表記されていると、意外と読めないことってありませんか?
そこで今回は、漢字になると意外と読み間違いが多くなる言葉をピックアップしてご紹介いたします。
いくつ読めるか、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
1.「論う」
相手の欠点や失言を言い立てることを「論う」と言います。
たとえば恋人とケンカをしてしまったとき、つい売り言葉に買い言葉で、恋人の至らぬ点を論ってしまった経験のある人もいるのではないでしょうか。
「論う」の正しい読み方は「あげつらう」です。
「論う」は「上げつらう」「挙げつらう」のように、読み方だけでなく漢字も間違えられやすい言葉なので、漢字表記も併せて覚えておきましょう。
2.「弄ぶ」
手で持っていじくる、または相手を思いのままに操ろうとすることなどを「弄ぶ」と言います。
恋愛でもよく聞かれる言葉であり「相手の気持ちを弄ぶ」などと使われる言葉です。
そんな「弄ぶ」の正しい読み方は「もてあそぶ」です。
「あそぶ」という言葉が入っているからか「もて遊ぶ」「持て遊ぶ」のように間違えて覚えている人が少なくありません。
ちなみに「玩ぶ」も「もてあそぶ」と読みます。豆知識として覚えておくといいでしょう。
3.「鏤める」
「まとめる」「いましめる」「きわめる」など、「~める」とつく言葉にはさまざまなものがあります。
しかし「鏤める」は、上記のいずれの読み方もしません。
この言葉の正しい読み方は「ちりばめる」です!
よく「ちりばめる」の漢字表記は「散りばめる」だと間違えられることが多いですが、正しくは「鏤める」であり、「鏤」が専用の漢字になります。
「散りばめる」のように、言葉の一部のみ漢字表記にすることはできないので、注意が必要です。
4.身を「躱す」
「躱」という漢字は、見慣れないという人も多いのではないでしょうか。
この言葉の正しい読み方は「かわす」です。
現在は、平仮名表記が一般的になっており、「躱」は難読漢字なのですが、読めた方はかなり漢字の知識が深いのでは?
あなたはいくつ読めましたか? 難しいものでなくとも、漢字表記になると途端に読めなくなってしまう言葉は意外と多いもの。
正しく読める人がそれほど多くない分、スラスラ読めると周囲から一目置かれるかもしれませんよ。
参考文献
大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)
文/大内千明 画像/Shutterstock(Billion Photos、Tiko Aramyan、Lucky Business、Yurkina Alexandra、ESB Professional)
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