[Alexandros] 川上洋平さん・特別インタビュー「最近買ったお気に入りは、セリーヌのデニム」
昨年CLASSY.ONLINEに初登場し、記事ランキング上位を席巻!バンド活動ではクールでカッコいい姿を見せる一方、その素顔は意外と親しみやすさも…⁉今最も気になるバンドマン、川上洋平さんの素顔に迫るスペシャルインタビューをお届けします。
音楽、映画、愛猫、ファッション… キーワードで素顔を紐解きます
川上さんにとっての「ファッション」
マルジェラのジャケットにセリーヌのデニムという、撮影当日の私服も素敵だった川上さん。ファッションとの向き合い方を教えてもらいました。
どういう日にしたいか、でスタイリングを決めます
――[Alexandros]は、ファッションに精通した川上さんが中心となり、ライブや撮影の衣装をご自身たちで選ばれていますが、こだわっていることはありますか?
「大事にしているのは、スタイリングで楽曲の空気感を表現すること。音を聴く前にバンド名とメンバーのビジュアルが先に世に出るので、衣装も適当にはしたくなくて意図を持ってスタイリングします。こういう服を着ている人たちだから聴いてみようかな、ってファッションが入口になることもあると思うんですよね。基本的には各々で選びますが、俺が『それはない』ってダメ出しすることもあります(笑)」
――川上さんご自身の日々のスタイリングや服選びでは、どんなことを心掛けていますか?
「その日をどういう日にしたいか、で服を選びます。予定ありきというよりも、こういう日にしたいからこの服で挑もうっていう視点のほうが強いかな。例えば、スタジオでの作業日で特に誰かに会うわけじゃないけれど、激しめの曲を作りたいからレザーを着ようとか破れたデニムを穿こうとか、もう少し柔らかい雰囲気だったらベージュのチノパンにしようとか。そうすると自ずとそういう気分になるんですよね」
――特に今、気になるブランドはありますか?
「日本のブランドで言うと、BEDj.w.FORDは好きです。彼(デザイナーの山岸慎平さん)の服は今、日本で一番色気があると思うし、攻めてる感じもあって。彼自身、人間的にカッコいいし、そこも含めてこのブランドの服はいいなって思っています」
――最近買った一番のお気に入りを教えてください。
「今日穿いているセリーヌのデニム。これは、日本未入荷だったのですが、どうしても欲しくてオンラインで買いました。ワイドでダメージも入っているので、穿いていくうちに擦れてもいいし、破れてもいいなくらいの感じで愛用しています」
――今日の撮影でもセリーヌを着用されましたが、いかがでしたか?
「可愛かったですね。このシャツは、パッと見はシンプルだけど裾がイレギュラーで、さりげないけど攻めてるデザインに惹かれました」
ファッションは自分を表現する大切な要素
――川上さんにとって、ファッションとはどんな存在ですか?
「音を出していないときでも自分が出ているような戦闘服に近いものだったり、気持ちを高めてくれるものなので、自分にとってはすごく大事ですね。今まで好きだったアーティストもそうだし、歴史的に見てもロックバンドのボーカルが生み出してきたファッションカルチャーって多いから、バンドマンって音楽が仕事ではあるけれど、ファッションアイコンでもあるべきだと思っていて。音楽と服がリンクしているからこそ、その人が着る服がカッコよく見えるし、ファッション=表現のひとつだと捉えています。だから自分で選ぶことを大切にしたいし、今日の撮影みたいにスタイリストさんがいらっしゃったとしても、自分が着る意味を持って着こなすことが大事だなと思っています」
4年ぶりのNEWアルバム『But wait. Cats?』が7/13に発売!
アルバムの発売に加えて、7/16からは札幌を皮切りに初のホールツアー「But wait. Tour? 2022」、秋からは「But wait. Arena? 2022」を開催。
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉ヘアメーク/間 隆行〈Lila〉スタイリング/有本祐輔〈7回の裏〉 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc