放送中のドラマ『持続可能な恋ですか?』での年下ワンコ男子役も好評の磯村勇斗さん。作品によってまったく違う顔を見せてくれる磯村さんが出演する話題作『PLAN 75』の公開を前に、CLASSY.ONLINEでインタビュー。後編では磯村さんのパーソナルな顔に迫ります。
――磯村さんってどんな人ですか? ご自身で思う、自分の性格は?
「気分屋だと思いますね。結構、気分で動くので計画してても『やっぱりやめた』ってなることもあるし、今日やろうと思ってたこともやりたくなくなったり、急に外に行きたくなって出かけたり。ちゃんと約束を決めたなら守りますけど、その日になったら行きたくなくなって仕方ないから無理して行くとか(苦笑)。あと、おっちょこちょいかな。聞き間違いが多い(笑)。耳が悪いのかな、自分にはそう聞こえるんです(笑)。いいところですか? 人に優しい。誰より素直で優しいと自分では思ってます(笑)」
――昨年1年間でドラマ、映画を合わせて17本(!)に出演。今年も現在放送中の『じぞ恋』に加え、発表されているだけで4本の映画に出演とまさに引っ張りだこの磯村さん。かなり忙しい日々だと思いますが、休日はとれていますか?
「休みはありますよ。長期の休みはないですけど(苦笑)、ゆっくりできる時間はあります。仕事と休みのバランスは大事にしたいタイプですね。休日はその日の気分で過ごしてます。家でダラダラするときもあるし、買い物に行くときもあるし、サウナに行くときもあるし」
――「これをやっているときは仕事を忘れてリラックスできる」というものはなんですか?
「それを新たに見つけたいと思ってます。サウナはありがたいことにお仕事にもなってますしリラックスできてますが、新しい趣味を見つけたい時期ですね。やってみたいことで言えば、大学に入って映画について学びたいと思ってます。〝学び〟をやってみたい。技術面とか知らないことが多いので、仲間と一緒に実製作してみたい。独学でも学べるとは思いますが、仲間どうしで勉強して作品を作るということをしてきてなかったので、今になっていいなあと思って」
――今年9月で30歳になりますが、公私両面で20代のうちにやっておきたいことは?
「年齢を気にしていないので、まったくないんですよね(苦笑)。29歳だろうが30歳だろうが、何にも変わんないんだろうなって。最近よくそういう質問をされるんですが、あえて無理に作らなくてもいいかなと思って(笑)。30歳になったらなったで、もしかしたら何か見えてくるのかもしれないけど。この先の30代も映画に携わって、作品の力で世界に飛べるような日本映画に出会えるように頑張っていきたいと思います」
――約3年前のCLASSY.のインタビューでは「好きな女性のタイプがころころ変わる」と言ってましたが、今はどんな人に惹かれますか?
「夢を持ってない人に惹かれます。その人に夢を持たせてあげたい。何かのきっかけを作って導いてあげたい。僕らの周りって夢を持ってる人が多いじゃないですか。ほとんどの人がそうだから、そうじゃない人に興味があるというか…気になります。仲間外れにされてる子が気になるのと一緒かもしれないけど、手助けしてあげたい。今の感じはそうですね。なにしろ、ころころ変わるんで(笑)」
――磯村さんと付き合うとどんないいことがありますか?
「毎日、笑える時間を提供します。女性に対してだけじゃなく、根本的に人を楽しませたいっていう思いがあるんです」
磯村勇斗
‘92年9月11日生まれ 静岡県出身 血液型A型● ‘17年連続テレビ小説『ひよっこ』でヒロインの相手役を演じ注目される。最近の主な出演作は映画『ヤクザと家族 The Family』『東京リベンジャーズ』『ホリック xxxHOLiC』、映画&ドラマ『今日から俺は!!』『きのう何食べた?』、ドラマ「サ道」シリーズなど。ドラマ「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」放送中。初主演映画『ビリーバーズ』が7月8日(金)公開。
『PLAN 75』
高齢化問題に対処するため、75歳以上の高齢者に自ら死を選ぶ権利を保障し支援する制度<プラン75>が実施された社会を描く。命の選択を迫られる主人公・角谷ミチを演じるのは倍賞千恵子。磯村勇斗は市役所の<プラン75>申請窓口で働く岡部ヒロムを演じる。他の出演/たかお鷹、河合優美 ほか。脚本・監督/早川千絵 ●6月17日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
撮影/イマキイレカオリ ヘアメーク/佐藤友勝 スタイリング/齋藤良介 取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室) ジャケット ¥178,200シャツ ¥85,800パンツ ¥125,400シューズ ¥50,600(すべてMARNI/マルニ ジャパンクライアントサービス 0800-080-4502)