彼氏が「別れたい」と考えているとき、正式な別れ話を切り出す前に、何となくでも兆しはあるものです。何気ない世間話や、LINEでのやり取りに「もうムリかも」という本音を紛れ込ませているでしょう。具体的にどんな言葉やパターンがあるのか、詳しく見ていきます。
「あいつら、別れたんだって」
彼氏が、友人や芸能人カップルが破局した話をするときは、遠回しに自分も別れたいとアピールしているのかもしれません。「彼女の束縛がキツかったらしい。なんかわかるなぁ、そういうの」という共感や、「どんなに仲良くたって、別れるときは別れるよね」といった諦めは、そのまま彼氏の本音と受け取れる可能性が。
世間が注目するような有名人の破局ニュースを話すならまだしも、まったくタイムリーではない破局ネタを唐突に話し出したなら、用心したほうが良さそうです。彼氏の表情や目線をよく観察して、別れ話に対してどんな感想を抱いているのかを、慎重に吟味してみましょう。
彼女の顔をほとんど見ないで話すのは、別れたいと言いたいけれど言えない、という気まずさの表れ。逆に、「別れたいって気持ち、よくわかる」など印象的な発言をする時にじっとこちらを見るならば、彼氏の気持ちがほぼ固まっている証拠です。
もしそんな態度が見受けられるなら、正式に別れ話をされるのも時間の問題かも。その前に彼氏の愛を取り戻す方法がないか、考えてみては?
「忙しい」というLINE
愛情が薄れると、男性は彼女に会うことに対して億劫になります。もう好きではない人と一緒にいても楽しくないので、彼女の「会いたい」というLINEに「忙しい」というお断りを返すようになるのです。
彼氏とは職場が違って仕事の状況が把握しづらい場合は、気づきにくいかもしれませんが、言葉通りに信じ続けると後悔のもとになるはず。
あまりに「忙しい」と言われ続けるなら、その先にある彼氏の本音を探ったほうがいいでしょう。
恋人関係は、直接に会って触れ合うことをしないとだんだん冷めてしまうもの。遠距離恋愛が難しいのは、それが大きな理由でもあるはず。
「忙しい」を理由に会わなくなる彼氏は、少しずつ関係をフェードアウトさせようと思っているのかもしれません。
もはや何も言わない…無言!
別れたいという本音を抱えて、何かしらアピールしてくる彼氏は、まだマシなのかもしれません。彼女との別れを決意して、「いつ別れ話をしてもいい」「なんなら、何も言わずにフェードアウトしたい」と考える場合、彼氏はもはや何も言わなくなるでしょう。
一緒にいても無言で目をそらしていたり、LINEしても既読スルーかずっと未読のままだったり……。女性側から「何か不満があるなら話して」と言っても、納得するような返事はなく、話すのもダルい……という態度を見せるならば、もう関係の修復は難しいはずです。
これは女性が浮気をするなど、彼氏をガッカリさせることをしたときに多く見られるパターン。何となくでも悪いことをした自覚があるなら、すぐ謝ったほうがいいですし、まったく心当たりがない場合は誤解されている可能性があるので、ちゃんと話しあったほうがいいでしょう。
関係がこなれるのと、彼氏が飽きるのは違う
恋人として付き合い始めてからある程度経つと、激しい情熱も薄れて、穏やかな愛に満たされるようになります。特に男性は、マメにLINEしなくなったり、「好き」「愛してる」という甘い言葉を言わなくなったりするものですが、そういう関係のこなれ感と、彼氏が飽きている状態は違います。
いい感じで恋人関係がこなれていると思っていたら、突然「別れたい」と言われた……というケースも少なくないでしょう。
彼氏の言動に少しでも変化や違和感を覚えたら、見て見ぬふりをせず、その真意をきちんと分析することが大事です。修復できる段階なら、彼氏の愛情を取り戻せるはずですから。
文/沙木貴咲 画像/Shutterstock(nd3000、antoniodiaz、Dragana Gordic、fizkes、 Rido)