少し落ち着きを見せていた、新型コロナウイルスですが、2022年の年明け後、感染者が急増しています。第6波が来ている現在、「もし自分が感染してしまったら…」。そんな不安を持っている方に向けて、2021年の夏・第5波でコロナに感染したライターの実体験を紹介します。
コロナの感染が判明する前は、どう過ごしていた?
私の場合は、東京で1日5,000人近くの感染者が出ていた、8月上旬に感染しました。発熱した日曜日からの1週間を遡ると、以下のような過ごし方をしていました。
月曜日:2時間ほど編集部で仕事
火曜日:終日自宅作業
水曜日:ネイルサロンへ
木曜日:編集部員と展示会へ
金曜日:取材に行き、髪を切る
土曜日:友達とランチへ
コロナかも?と思った瞬間
夕方に空咳が出始め、夜にはなんとなく悪寒が…
日曜日
体調の異変に気づいたのは、夜。その日は終日自宅にいたのですが、夕方頃からケホケホとした空咳が出始めました。夏だし、空気が乾燥しているわけでもなかったので、少し違和感を覚えましたが、特に気に留めることはなく過ごしていました。
ただ、今考えればその日何も予定がなかったのは不幸中の幸いだったかもしれません。夜、湯船に浸かろうとしたところ、悪寒がし、正直すごく嫌な予感が…。実は必死に予約を取ったワクチン1回目接種予定日の2日前だったので、このタイミングで感染していないことを祈りました。
私の後にお風呂を使う予定の夫のためにも、「もしも」のことを考えて、浴槽のお湯は抜き、使用後に浴槽はもちろん、浴室全体をバススポンジで磨き、何度もシャワーで流して出ました。お風呂から上がって熱を測ったところ、36.6℃。平熱は36℃なので微妙に高い程度でした。
最近の行動を振り返っても、マスクを長時間外していたことや、前日以外の会食はなかったので、正直心当たりがありません。さすがにコロナに感染していないだろうと思いながらも、その日は念のため夫と寝室を分けて、私はKF94マスクを着用して寝ました。
翌朝、体の熱さを感じて体温を測ると、37.6℃
弱い寒気は感じながら一旦眠りにつきましたが、朝4時半に明らかな体の熱さを感じて起きました。このとき体温を測ると、37.6℃で愕然としました。
夫にはコロナ感染で重症化する恐れのある基礎疾患があったので、まず絶対夫にはうつしてはいけないという恐怖に襲われました。またPCR検査を受けようにも、それまで簡単に取れていたという予約が、向こう一週間ほぼ埋まっている状況も不安でした。ウイルスが目に見えないので、同じ家にいてどうやってうつさないようにしたらいいのか分からず、とにかく夫が感染しないことを祈りつつ、土日祝を含む24時間対応の東京都発熱相談センターに電話をかけました。
しかし、朝4時半にもかかわらず、アナウンスで「電話が混雑していてつながらない」と流れていたので、30分ほどかけつづけることになりました。
電話は繋がりましたが、そのあとが大変でした…。後編の記事へと続きます。
構成/CLASSY.ONLINE編集室
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