ミュージカルなど舞台での活躍に加え、映像作品でも存在感を増している古川雄大さん。10年ぶりのストレートプレイ主演作『シラノ・ド・ベルジュラック』公演を控えた古川さんにご自身のキャラクター、そしてバレンタインのほろ苦い思い出についてお聞きしました!
―現在34歳でCLASSY.読者と同世代の古川さんですが、30代のうちにやっておきたいことは?
ゴルフを始めたいと思っています。周りにゴルフをやっている人が多くて、話を聞いていると楽しそうだなって。精神的なスポーツだと聞きますし、ハマったら深そうですよね。あんなに小さいところにボールを入れるなんてすごいプレッシャーですけど、興味があります。父もゴルフが大好きなので、いつか一緒にやるのが夢です。
―その端正なルックスから王子様的なキャラクターの方なのかなと想像してしまいますが、ご自身の性格を一言で言うと?
だらしないけれども、頑張れる人。基本的にだらしないと思います。変なだらしなさではないですよ(笑)! よく言われるのが「稽古場の机の上が汚い」です。今日も気が付いたら荒れていました(笑)。机の上を散らかしてしまうだらしなさはあるけれども、稽古は頑張る、みたいな。サンダルで稽古に行くけれども、現場では靴を履いて頑張る、という人です(笑)。「頑張る」はモットーにしている言葉でもあって、簡単な言葉ですが実行するのは難しいと日々感じています。「頑張れる環境にいられることがありがたいんだぞ、頑張れよ!」って自分に言っている毎日です。
―好きな女性のタイプを教えて下さい
怒らない人。怒られるのが嫌いなんじゃなくて、怒る人が苦手です。ピリピリとした怒りのオーラがある感じの人より、温厚な人が好きです。僕も基本的には怒らないタイプです。
―最近キュンとしたことはありますか?
去年、ミュージカル『モーツァルト!』に出ていた時の子役の小学生がみんな可愛くて、キュンキュンしていました。子供の可愛さって何とも言えないですよね。無邪気に接してくれるんです。僕をからかってきた時により可愛いなって思ってしまって。何を言われても許しちゃいますね。
―最近笑ったことは?
笑ったこと……最近笑ってないかもしれないです。一人でいることが多いので一人で笑っていたら、ヤバい人ですよね?(笑) 。家でYouTubeを観て笑うくらいですかね。
―今、ハマっているものはありますか?
糖質です(笑)。ハマってはいけないと思いつつ、糖質などの甘い物から逃れられないです。スイーツ男子みたいに詳しいわけではなくて、どこにでも売っているシュークリームとかドーナツとか、一般的な「糖質」です。
―甘い物つながりで質問です。公演中にバレンタインデーがありますがバレンタインの思い出といえば?
えっと、悲しい思い出でいいですか(笑)? 小学生の頃の話なんですけど。バレンタインデーの告白は机の引き出しにチョコを入れておくのが決まりみたいになっていて。なんでかはわからないですけど、僕の机にも絶対にあるって思っていたんです。でも、引き出しを開けたら空っぽで…。何とも言えない気持ちになったんですよね。バレンタインってこんな感じなんだ、悲しいなって。それ以来、バレンタインデー=悲しい日、と心に刻まれてしまって(笑)。チョコも甘いタイプが好きで、中でもホワイトチョコが好きなんですが。記憶に残っている思い出は苦いです。
古川雄大
‘87年生まれ。’07年俳優デビュー。ミュージカル『黒執事』『ロミオ&ジュリエット』『モーツァルト!』などでタイトルロールを、テレビドラマでは『女の戦争~バチェラー殺人事件~』『私の正しいお兄ちゃん』で主演を務める。今回は満を持して10年振りのストレートプレイ主演に挑む。
シラノ・ド・ベルジュラック
17世紀フランスに実在した詩人にして剣豪のシラノを主人公にした戯曲。大きな鼻にコンプレックスを持ちながらも一人の女性を愛し続けた愛の物語に現代的な脚色がなされ、前代未聞の『シラノ・ド・ベルジュラック』が誕生。●東京公演2月7日(月)~20日(日)東京芸術劇場 プレイハウス/大阪公演2月25日(金)~27日(日)COOL JAPAN OSAKA TTホールhttps://www.cyrano.jp/
撮影/IKKI FUKUDA 取材/よしだなお 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)