食べ歩きが楽しいグルメ大国として、女子旅でも人気が高い台湾。本当は現地へ飛んでいきたいけれど、なかなか行けない…。そんな時でも、日本にいながら食べられるお店をご紹介。伝統料理から進化系メニュー、初上陸スイーツまで、パスポートいらずでご堪能あれ。
40年以上も愛される 正統派の味はここにあり
池ノ上 光春(コウシュン)
台湾出身の先代の跡を継ぎ、2代目オーナー・菅生勇志シェフが腕を振るうこちらでは、豚の角煮や青菜炒めといったスタンダードなメニューから、珍しい台湾素材を使った一品、ときにはシェフの釣果である鮮魚を使ったものまで並びます。台湾との交流も深く、年に数回は現地を訪れて食材を仕入れ、新たなメニューを発掘しているシェフの料理は、創業40年を超えてなお、他にない味を深化させています。
世田谷区代沢2-45-9 飛田ビル1F
☎03-3465-0749
営業 18:00~翌1:00
定休 火曜
http://koushun.com/
素朴な味わいが食べ飽きない 家族で営む客家料理店へ
仲御徒町 新竹(シンチク )
中国東北部から台湾へ南下し、北部の新竹や南部の高雄などに移り住んだ漢民族をルーツとする〝客家〟と呼ばれる人たち。独自の食文化を持つ客家人の伝統料理がいただける名店がこちらです。厳しい環境の下、乾物や発酵食品などの保存食を活用し、香辛料が控えめな客家料理は、ご飯がよく合う滋味深いものばかり。家族で切り盛りする温かさも、ご馳走のうちです。
台東区台東3-14-9 水野ビル1F
☎03-5688-1388
営業 月~金11:30~14:00 17:00~22:00 土17:00~21:00
定休 日曜、祝日
台湾で親子3代守られた こだわりの味が日本に初上陸
新宿 騒豆花(サオドゥファ)
ふるふるとなめらかな口当たり、豆乳から作る豆花。今年7月、台湾で3代続く豆花スイーツ専門店が日本へ初上陸しました。現地の味をそのまま伝えるため、大豆は台湾から直輸入し、毎日店内で搾る豆乳を素材としています。こちらの人気は、苺やマンゴーなど旬の果物をふんだんに盛ったフルーツ豆花。さらに麺やご飯もの、台湾式のお弁当なども揃い、小腹を満たしてくれます。
新宿西新宿1-1-3 新宿ミロード7F
☎03-3349-5828
営業 11:00~23:00(L.O.22:30)
定休 施設に準ずる
https://www.saodouhua.jp/
豊かなお茶文化から生まれた 爽やかフルーツティー
新宿 一芳 台湾水果茶 新宿店(イーファン タイワンフルーツティ シンジュクテン)
台湾国内で約150店舗を展開するティースタンドが、今年2月に浅草、4月に新宿と立て続けにオープン。台湾産の緑茶や紅茶、烏龍茶をベースにした、様々なフレーバーのお茶が楽しめます。看板メニューはフレッシュなりんごやオレンジなどが入ったフルーツティー。タピオカに仙草ゼリー、愛玉子など台湾通にはお馴染みのトッピングもあり、リピート必至です。
新宿区新宿3-35-11
☎03-4296-8984(浅草店直通)
営業 11:00~22:00
無休
モチモチ食感が楽しいスイーツで おやつ時間もヘルシーに
大久保 有點甜 A Little Sweet(ユウテンテン ア リトル スイート)
かぼちゃや紫芋、タロイモから作るお団子〝芋園〟が大好きという台湾出身の何玲さん。「これを日本にも広めたい」と、手作りと無添加にこだわったスイーツショップをオープン。カラフルでモチモチ食感の芋園に、美容効果が期待できるハトムギや緑豆、蓮の実などをプラスしたヘルシーさが魅力です。本場仕込みの味に体も喜びます。
東京都新宿区百人町1-21-17
☎090-9969-9779
営業 11:00~22:30
無休
https://alittlesweet.owst.jp/
撮影/上田佳代子 取材/首藤奈穂