社会人にもなると、なかなか「漢字が読めない」とは言いにくいですよね。そのため、間違えて覚えていたことに気付けず、恥ずかしい思いをしてしまうことも……。
そこで今回は、筆者も勘違いしていた“意外と読み間違えている漢字”をピックアップ。この機会に、読み方を覚えておきましょう。
1.「貼付」
お仕事などで、毎日のようにこの言葉を見ている人もいるかもしれません。「貼付」と書いて「ちょうふ」と読みます。
メールなどでは「貼付」と使う場合もありますが、会話の中では「貼り付け(はりつけ)」と言うことが多いため、「はりつけ」と覚えている人が意外と少なくないようです。
2.「尚早」
「時期尚早」など、まだ物事を行うのには時期が早すぎるといった意味で使われる言葉で、「しょうそう」と読みます。
“尚=しょう”“早=そう”と読みますが、音が似ているため「そうしょう」と読み間違える人が多い漢字です。
3.「免れる」
最近では「まぬがれる」と読む人が多く、この読み方も一般に浸透しつつありますが、正しくは「まぬかれる」です。
そもそも「免れる」の語源が、「目(ま)」と「ぬかる(油断する)」という意味からきているため、本来「まぬかれる」が正しい読み方となります。
4.「一段落」
案件が片付いて、ほっと一息。そんな一区切りついた時などに使う言葉で、正しい読み方は「いちだんらく」です。これまで筆者は、正しい読み方がわからず、「いちだんらく」と「ひとだんらく」が混ざって使っていました……。
仕事の会話などでも使われる言葉なので、間違わないよう覚えておきましょう。
5.「続柄」
住民票や年末調整の書類などで、たまに見かけるこちらの漢字。思わず「ぞくがら」と読んでしまいそうですが、正しい読み方は「つづきがら」です。「続き」と書いて「つづき」と読むため、送り仮名が振られていないことから「続(ぞく)」の方で読む人が多いのでしょう。
意外と間違えて読んでいる人が多いので、覚えておくと「おっ」と思わせることができるかもしれません。
普段、何気なく文字として見ている漢字でも、意外と読み方を間違えているものがあるかもしれません。ついなんとなく読み流している漢字も、読み方を今一度確認してみてはいかがでしょうか。
文/大内千明 画像/Shutterstock(TierneyMJ、bbernard、LittlePigPower、Rawpixel.com、4Max、nd3000)
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