結婚を真剣に考えたときに、男性のどこを見極めたらいいのでしょうか? 見た目や年収にこだわりがちですが、それらよりももっと大切なことがあります。
そこで今回は、デートのときに見抜く“結婚に向かない男”の特徴を5つご紹介します。
(1)グイグイ引っ張ってくれる男
明美さん(32歳、仮名)は、身上書の『希望する男性』の欄に、“リーダーシップがあって、グイグイと引っ張っていってくれる方”と書きこみました。「こういうタイプは、結婚したら面倒よ」と私がいうと、「えっ、どうしてですか? 私は引っ張っていってくれる、男っぽい人が好きなんです」と言います。
リーダーシップがとれる男性は、自分で計画を立てるのが好きですし、行動派です。これは一見良さそうなのですが、自分が立てた計画に、家族が従わないと途端に不機嫌になってしまったり怒り出したりするんです。ことに、子どもは幼いときに、親の言うことなんて聞きませんし、旅行などに出かけるにしても仕度は計画通りには進みません。
デートや旅行のときに、綿密に計画を立ててきた彼。その計画が思い通りに行かなかったときに、彼がどんな反応をするか見てみるといいですね。イラッとしたら、それが本来の性格ですよ。
(2)貯金ができないギャンブル好き男
「有森さん(36歳、仮名)って、貯金がほとんどないっていうんですよ」と里美さん(30歳、仮名)。有森さんは、年収600万のひとり暮らし。外食が多いから? 趣味にお金をかけているから? そうではなく、よくよく話を聞いてみると、どうもパチンコ、競馬、ボートレースなどのギャンブルが大好きなようでした。
浮気性、DV、ギャンブル好きは、ダメ男の三大要素。ですが、このなかで女性が許しがちなのが“ギャンブル好き”。「1カ月に使うお金を決めてやればいい」とはよく聞く言葉ですが、本当にそうでしょうか?
ギャンブルをしているハラハラドキドキの射幸心をいったん味わうと、脳がそれを忘れられなくなって繰り返していく。ギャンブル依存症の男性は、勝ち負けにこだわっているわけではなく、この射幸心が味わいたいがために、借金してまでもギャンブルにどっぷりハマると言われています。
ギャンブル好きかどうかは、デートでぜひチェックしたい項目です。
(3)ひとつのことに凝り性な男
ひとつのことをやり出したら、それを突き詰めないと気が済まない。「米倉さん(仮名、32歳)は、趣味がゴルフで時間があれば打ちっ放しに行ったり、コースに出たり、服やクラブにもお金をかけているみたいなんです」お見合いを終えた、容子さん(33歳、仮名)が言っていました。
凝り性な人は、女性よりも男性に多いですよね。趣味を持つのはいいことですが、凝り性の男性は、そもそもひとつのことに無我夢中で没頭する性格なので、趣味を制限するように頼んでも、妻や恋人の意見は聞かない。趣味に時間もお金も費やしていく。そこをコントロールできないと、結婚相手には向かないですよね。
(4)物が捨てられない男
バツイチの恵美子さん(34歳、仮名)は、別れた元夫さんについて、こんなことをいっていました。「とにかく物が捨てられない人でした。一緒に旅行に行くと、食事をした店のレシートまでも“大切な思い出の品だから”と取っておく。結婚前に彼のご実家に行った時、彼が使っていた部屋に行ってびっくりしました。小学校で使っていたランドセル、中高の制服、大学時代に使っていたテニスラケット、スキー板、服など、全部取ってあったんです」
結婚して新居を構えてからも、家にはどんどんものが増えていきました。「一度私が片付けたら、『何がなくなっている』『あれを捨てただろう』と激怒して大変なことになりました。それで、私も部屋を片付けることを放棄しました。離婚するときに家はゴミ屋敷化していましたよ」
“思い出という名のゴミ”を大切にしている男性、要注意です。
(5)些細なことでキレる男
キレやすい人、周りにいませんか? これは周りの接し方や努力では、改善されません。“キレやすいのは脳の作りに起因する。最前部にある前頭前野が不活性だったり、未発達だったりするとキレやすくなる”と言われていますよね。
お見合いから交際になった吉野さん(35歳、仮名)と初めてドライブに行った亜弓さん(29歳、仮名)が、交際終了を出してきた理由が、こうでした。
「普段は物静かでおっとりした方だったんですが、車を運転したら別人でした。路地から自転車に乗った子どもが飛び出してきたら、『あぶね〜なっ。これで轢き殺したら、俺のせいになるだろ!』って言った後に、チッって舌打ちしたんですよ。なんだか本性を見た気がしました」
舌打ちをする人にも要注意。車の運転には、その人本来の性格が出るといいますから、付き合い出したら初期段階でドライブデートに行ってみるとよいですよ。
いかがでしたか? 今回は、“結婚に向かない男”の特徴をご紹介しました。ぜひデートのときにチェックしてみてくださいね。
文/鎌田れい 画像/Shutterstock(nd3000、InesBazdar、g-stockstudio、Maatman、Aaron Amat)