最近泣いたのはいつ？ [Alexandros]川上洋平さんの“喜怒哀楽”にフォーカス！

-最近うれしかったことは？

新しいバンドのメンバーが入ったこと。すごくうれしいですね、仲間が増えたというか。リアドはすごくいいヤツだし、[Alexandros]の新しい章が始まったなと感じます。

-最近腹が立ったことは？

このところあんまり腹が立つことってないんですけど…コンビニって、最近無人のレジが増えてるじゃないですか。でもその日はコーヒーが飲みたかったので有人のレジに並んだんですよ。コンビニコーヒーってメニューが複雑で間違えそうだったので。でもそのとき有人のレジが結構並んでて、店員さんに「お客さんが多いときには無人レジを使ってください」とチクリと言われてしまって。こっちにも事情があるのに、わざわざそんなこと言わなくても！と思ってちょっともやっとしました（笑）。

-感情は顔に出やすいですか？

感情の起伏は激しいですし、表にも素直に出すタイプです。涙も…映画を観て泣きそうになったり、過去のことを思い出して泣いたりすることもありますね。でも、涙がポロポロって感じではなく、グッときてじわり…くらいです。

-最近泣いたのはどんな時？

ドラマの撮影中に、浜辺美波さんと菅野美穂さんの演技を観て泣いちゃいました。俺が出演していないシーンなので、俺は泣かなくてよかったんですけど（笑）。二人の迫真の演技がすごく良くて、思わず涙が出てしまって。でもあの二人、撮影が終わった瞬間に泣き止んで。俺はまだ泣いてるのに（笑）。そこはやっぱりプロだなぁというか、素晴らしい演技力だなと思いました。

-では、最近悲しかったことは？

悲しいというより寂しいという感じですが、前のドラマーのサトヤスが去ったことですかね。でもサトヤスは辞めてから楽曲提供したり役者っぽいことしたり、DJもやったりブランドもやったりで、とても生き生きしてるんですよ。あの涙はなんだったの？ とちょっと切ない気持ち（笑）。まぁでも、元気にやっててよかったです。あいつらしいなって思ってますね。バンドって脱退したメンバーと仲が悪くなることも多いんですが、サトヤスは今も仲いいです。連絡も取り合ってますよ。

-では、ここ最近で一番楽しかったことは？

今、曲作りが楽しくて！ より一層、自分たちがやりたいことを追求できるマインドになってきたなと感じます。前までは締め切りに追われたり、「こういう曲を作らなきゃ」と焦ったりしていたけれど、そういうものに捕らわれないで、とにかく自分たちが好きなもの、いいなと思うものを作れるようになってきました。その日にまとまったものを翌日にもう一度聴いてみて、ダメだと感じたら作り直したり。僕たちは便利なものを作っているわけではなく、アートを作っているんだということを見つめ直して、徹底的にやっていこうというスタンスです。

楽しくもあるんですが、同時に苦しくもあります。正解が見えないから。楽曲を作る上で、AメロからBメロに入って、そこからサビ…みたいな流れとか、なんとなくの正解ってあるんですけど、今はそういうのを全部取っ払ってやっていこうとしています。売れる売れないや喜んでもらえるかどうかは気にせず、自分たちが思ったままを作品にしていく。それがどう形になっていくのか、答えが見つかってはいないんですけど、めちゃくちゃ楽しいです。

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インタビュー中、身振り手振りを交え積極的にお話ししてくれた川上さん。クールな佇まいに秘められた熱量は、スタッフ一同が圧倒されるほど。いよいよ次回は短期連載ラスト！ 5月15日（土）に、“お仕事観”がテーマのインタビューをお届けします。お楽しみに！