お金、友達、信用そして……女が不倫で失うもの4つ

不倫は成就率が低く、幸せをつかみ取ることが難しい恋です。不倫から略奪結婚を実現させるには、相当のスキルと経験値が必要なんですね。大抵はいろいろなものを失い、途中でくじけてしまうはず。

不倫をすることで、女性は何を失うのでしょうか?

(1)精神的な余裕

不倫では、「彼と会いたい」と思
出典: Antonio Guillem/Shutterstock

不倫では、「彼と会いたい」と思っても自由に会えません。デートで手を繋いで歩くことも難しいでしょう。既婚男性を好きになったら、会うタイミングは相手次第。つねに人の目を気にして、コソコソと付き合うことになります。しかも、自分の欲求が満たされにくく、いつも待たされるため、不安が膨らみます。嫉妬や自己憐憫から、ネガティブな考え方をするようになるはず。

“私ってかわいそう”
“彼の奥さんが憎い”
“本当に愛されているのかな?”

そんな不安がつきまとうと、恋の楽しみはほとんどありません。我慢が多い不倫は、安心とは一番遠いところにあるもの。精神的な余裕が失われていくでしょう。

(2)女友達

(2)女友達
出典: Estrada Anton/Shutterstock

不倫していると話すと、ほとんどの女友達が「やめなよ」と言うはず。それは、不倫が実りにくく、苦しいだけの恋だとわかっているから。実体験がなくても、冷静に考えれば幸せになれないと、誰もが理解できていることなんですね。

けれど、いったん不倫にハマると正しい判断ができなくなります。悲劇のヒロインにでもなったかのように、「私だけは違う」と思い込むのでしょう。友達のアドバイスに耳を貸しません。でも、「私だけは違う」と思い込む女性のうち9割は、やっぱり失敗してしまいます。彼に裏切られ、妻にバレて慰謝料請求されるなどして、友達に泣きつくんです。「どうしよう?」と。しかし、時すでに遅し。友達はみんな「だから言ったでしょ?」と、冷めた目を向けるだけでしょう。

(3)お金

不倫で失うものというと、コレが
出典: Kaspars Grinvalds/Shutterstock

不倫で失うものというと、コレが一番わかりやすいかもしれません。不倫された妻は、精神的苦痛を与えられたとして慰謝料が請求できるのですが、相場は50~300万円。不倫を理由に別居や離婚をするなら、数十万円ということはまずありません。最低でも200万円は取られると思っていいでしょう。

また、妻から慰謝料請求されたときに、彼が「俺が肩代わりするから、キミが支払う必要はない」と言うケースがありますが、これが実現することはほとんどないはず。なぜなら、妻バレした時点で夫は、妻あるいは妻の実家に厳しく管理されるためです。夫個人の貯金があったとしても、不倫相手に渡すことはもちろん、LINEや電話で連絡を取ることすら難しくなると思ってください。

せっかく貯めた貯金を慰謝料として奪われるのは、あまりにも悲しいことです。

(4)社会的信用

(4)社会的信用
出典: Johan Larson/Shutterstock

不倫を知った彼の妻が不倫相手の職場に電話をしたり、SNSに実名・写真付きで暴露投稿する、というのはよくある話です。
ひと昔前よりは寛容になったかもしれませんが、それでもやっぱり、「不倫するような人はちょっと……」と、退職せざるを得ない状況に追い込まれることがあります。

特に、職場不倫していた場合、周囲から好奇のまなざしを向けられ、さまざまな噂を流されるはず。それが業務に支障するケースもあるかもしれません。どんなに高いスキルを持っていても、周りから信用されなければ、仕事はできなくなるでしょう。

 

いかがでしたか?

筆者も不倫の経験がありますが、のめり込むほど自分が傷つくだけでした。得るものはほとんどありません。虚しさだけが残り、時間をムダにしてしまったとしか思えなかったのです。もし、八方塞がりの不倫にハマっている人がいたら、自問自答してみてください。

「そこまでして不倫する必要あるの?」と。

あなたは悲劇のヒロインなんかじゃない。もっと堂々と恋を楽しめる相手がほかにいるはずです。

 

文/沙木貴咲 画像/Shutterstock(Halfpoint、Antonio Guillem、Estrada Anton、Kaspars Grinvalds、Johan Larson)

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