結婚が決まると幸せ気分で浮かれがち。今後、会社で関係を左右するきっかけとなるのが実は、結婚報告です! 職場の上司や先輩、同僚から祝福されるためにも基本マナーを知っておきましょう。
今回、元ブライダルプランナーであり、マナー講師の筆者が会社への結婚報告の基本マナーについてお伝えします。
■会社への結婚報告
最近では、入籍だけという人も少なくありませんが、会社への結婚報告は、結婚式の日取りが決まり、会場を押さえてからにしましょう。報告のタイミングは、結婚式の3~4ヶ月前が目安です。基本的にまず自分の所属する上司に伝えるのが原則です。
上司への報告時に、単に「結婚することになりました」と言うだけではなく、結婚式や新婚旅行の時期、結婚後の働き方なども報告するのがマナーです。結婚式や披露宴に出席してもらう場合は、招待状を送る前に口頭でお願いします。招待しない場合は、「近親者だけで式は済ませます」など角が立たないように伝えましょう。
■派遣社員の場合の結婚報告
まずは派遣会社の担当者に報告しましょう。その後、派遣会社の担当者から勤務先の上司に伝える場合と本人が伝える場合とがありますので合わせて相談しておきましょう。
■おめでた婚の場合は?
上司に結婚・妊娠の報告をきちんとしておきましょう。そのときに、今後の仕事をどうするのかも早めに相談することが重要です。仕事の迷惑をかけないように最大限の配慮をしましょう。
■結婚後も旧姓を使いたい場合は?
結婚後も同じ職場で働く場合には、職場によっては旧姓を通称として使うことができます。まず、上司に「仕事上は、これまでどおり山田でいきたいのですが」と相談をして許可をとりましょう。書類上は戸籍上(結婚後)の名前を使います。
■結婚指輪をするタイミング
結婚指輪をするタイミングはカップルによって様々で決まりがあるわけではありません。パターンとしては、購入後からつける人、入籍日からつける人、結婚式で指輪交換をしてからつける人というのが一般的です。
職場では、ブランドの結婚指輪だからといって、ついうかれて見せびらかしたりすることのないように気をつけましょう。
■新婚女子の職場への気づかい3つ
1:浮かれず幸せオーラは抑える。
2:聞かれていないのにペラペラと結婚相手の自慢話をしない。
3:SNSで結婚式や披露宴の過度な写真投稿や幸せ自慢は控える。
特に気をつけたいのは、SNS上の投稿。“誰が見ているかわからない”のでお互いに不快な思いをしないように配慮をし、最低限の情報のみ公開するように心がけるといいですね。
いかがでしたか? ハッピーな報告こそ“周囲への思いやり”をもつことが大切なのではないでしょうか。上手く結婚報告ができますように♡
文/桜 美月
マナー講師、イメージアッププロデューサー。個人、企業向けに立ち居振る舞いやビジネスマナー研修講師として活躍中。
画像/ Shutterstock(dotshock)、PIXTA(ピクスタ)(Fast&Slow、fizkes、wavebreakmedia、Syda Productions、Ivanko80、Graphs、g-stockstudio)
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