“婚活”という2文字が脳内の多くのウェイトを占め始めるアラサー世代。今のカレと結婚したいと思いつつ、「なかなか先に進めない」「あまりコミュニケーションがうまくいかない」とお悩みの方も多いはず。そこで今回は、大ヒット書籍『人は話し方が9割』の著者、永松茂久さんが、カレとの関係を良好にするためのテクニックを伝授!「こんな時、どうするのが正解…?」というあれこれを、コミュニケーションの達人がクイズ形式でお届けします!
Q1:カレが落ち込んでネガティブモードに。悩みを相談された時、なんて声をかける?
AとBどちらが正解でしょう?
正解は…「B」
悩んでいる人に「ポジティブの押し売り」は絶対にNG!
人は大抵、「解決策が欲しい」というよりも「共感して欲しい」「話を聞いて欲しい」という思いで悩みを相談します。だから、カレがネガティブになっているときに、執拗にポジティブ論を押しつけるのはNG。悩みを打ち明けられたときに、相手にとって支えとなるのは「一緒に考えよう」という寄り添いの言葉です。もしアドバイスをする場合は、たとえ正論だとしても「こうすべき」と決めつけるのではなく、「こんな考え方もあると思うんだけど…」とワンクッション置くのが◎。
Q2:一緒に見た映画がつまらなかったけど、カレから「俺すごい感動しちゃった!どうだった?」と感想を求められてしまった!
AとBどちらが正解でしょう?
正解は…「A」
親しき仲でも本音はオブラートに包んで
心を許した恋人同士とはいえ、真っ先に相手の意見を否定するのはNG。「嘘をつきたくない」という思いは理解できますが、なんでもストレートに自分の意見をぶつけていては、いずれお互いの関係に亀裂が入るのは目に見えています。せっかくのデート、険悪なムードは避けたいですよね。一度相手の感情には共感したうえで、「でも私にはあそこのシーンがちょっと難しかったんだけど、どういう意図なんだろう?」とカレに語ってもらうのが◎。「相手を尊重しつつ、自分の考えを伝える」という気遣いが、長く関係を続けていくための必要条件です。
Q3:同棲を始めて1年半。残業で夜ご飯担当をすっかり忘れていたのに、帰宅するとカレが夕食を準備してくれていた!そんなとき、なんて声をかける?
AとBどちらが正解でしょう?
正解は…「A」
まずは「謝罪」と「感謝の気持ち」を伝えて
相手に何かを謝る場合、「どうしてそうなってしまったのか」「悪意があったわけではない」ということを伝えたいがあまり、つい言い訳が先になっていませんか?同棲の期間が長くなってくると、「やってもらって当たり前」という甘えがでてきてしまいがちですが、忘れてはいけないのが、「感謝」と「相手へのリスペクト」です。ここをないがしろにしてしまうと、小さな不満が散り積もって爆発してしまう危険性も!まずは誠実な謝罪と、カレがご飯を作ってくれたことに対しての感謝や喜びを、感情たっぷりに伝えましょう。
【+α】本当にイヤなことは、態度で示す
「相手を尊重する」「共感や肯定を心がける」とはいえ、もちろん「なんでもかんでもイエスマンになれ」というわけではありません。例えばカレと同棲中、気づけばいつもあなたが家事をやるハメになっている場合。本当にイヤなら、「これやっといて」と言われたときに、露骨にイヤな顔をしてみて。男性は、一度許すとつけあがってしまう傾向があるので、はっきりと「NO」の姿勢を見せることも、時には効果的です。
教えてくれたのは…永松茂久さん
「人の在り方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得ており、講演の累積動員数は延べ45万人にのぼる。2020年、『人は話し方が9割』がビジネス書年間ランキング1位を獲得(日販調べ)。累計発行部数は200万部。
『人は話し方が9割』とは
もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。この本で伝えるのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことが楽になり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!
編集/平賀鈴菜(CLASSY.ONLINE編集室)