20代を思う存分楽しんでいたら…気づけばアラサーに。でも、思っていたようには人生が進んでいない。気づけば40代、50代になっていた…なんて事態を避けるべく、理想的なマネーライフについてファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんと考えました。老後も安心して過ごすためには、いつまでにいくら貯めておけばいいのでしょうか?
“貯蓄体質”の基礎は20代が肝心!
22歳〜24歳:マネーに関する基礎作り
社会人になったら、まずは銀行口座を自分で選んで開設しましょう。大手よりもネット銀行の方が手数料などで優秀なことも多いです。23歳・社会人2年目になると住民税の引き落としが始まります。給与明細をしっかり読み、何が天引きされているのかきちんと把握しましょう。20代前半では年間30万円の貯金が目標。組合などで受けられるサービスをフル活用するのも重要です。また、資格をとるなど自己投資を頑張る時期でもあります。
26歳:【目標:120万円】貯蓄100万円を超えたら投資の検討を
投資を始めるなら、100万円貯めてからが気持ち的にもラク。株、外貨預金、投資信託という選択肢から合うものを選んで。
27歳:【目標:150万円】転職が多い年齢
この時期は転職する人が増える時期。転職によって収入が落ちても貯金のペースは維持したいところです。この時期で興味のあることは天職になる可能性大! マンション購入にもいい時期です。
28歳:【目標:200万円】もてなす側のお金の使い方を知る
部下をやる気にさせたり、接待を仕切ったり、喜ばれるお金の使い方を覚える頃。交際費が増えるので、支出を抑えつつ効果を出す工夫を。また、30歳になるまでに、高級品を計画的に買う経験もしておきたいところです。
結婚・出産を選ぶor選ばないでもマネープランは大きく変わる
30歳:【目標:300万円】結婚! 夫との貯蓄スタイルを決める。
独身でも結婚のために200万円は持っていたい歳。メインのクレジットカードを年会費無料の1枚に集約するなどマネー計画を今一度見直すにもいい時期。
43歳:【目標:1050万円】出産リミット
子供に大学卒業させることを見越すと、マネープラン的に考えてこの時期が出産のリミット。出産後はあまり働けなくなる可能性もあるので、貯金を死守するフェーズに突入します。未婚であれば、このくらいでマンション購入もあり。
60歳:【目標:1900万円】仕事リタイア
65歳からの年金受給に向け、貯金を食いつぶす5年間。この期間は節約を徹底。介護費用も念頭において生活しましょう。
教えてくれたのは…ファイナンシャルプランナー・風呂内 亜矢さん
ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢さん
26歳でマンション購入をしたことをきっかけに、お金について勉強を開始。1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFPの資格を持ち講演活動も。著書に『デキる女は「抜け目」ない』 (あさ出版)。
取材/田村宜子 再編集/CLASSY.ONLINE
※この記事はCLASSY.2017年2月号の企画を再編集したものです。
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