コロナ禍で男性の恋愛観にどんな変化があったのか、アラサー男子にリアルな話を教えてもらう本シリーズ。第2回目はコロナ破局してしまった体験談です。そうならないために、どうすべきか…Bさんのお話から考えてみたいと思います。
「結婚への焦りを態度に 出されると男は逃げたくなります」
Bさん 31歳・代理店勤務の場合
学生時代にミスター〇〇大コンテストに出場した経験もある31歳・代理店勤務の男性。「彼女が欲しくて頑張った記憶はないけど、思えばいつも誰かと付き合ってはいた」と言うのだから、モテるタイプであることは間違いなし。そして今回コロナ破局したお相手は、31歳・メーカー勤務の女性。友人が多く飲み会で夜遅くなることも多いBさんに対し、彼女はインドア派でおとなしめの性格だそう。
Bさん(以下、B):コロナで仕事は影響を受けまくりなんですが、彼女と別れられたことだけはプラス要素ですね。
ライター:そんなに別れたかった理由は?
B:2年付き合っていたんですけど、最初の1年は普通に楽しかったんです。でも彼女の友人たちが次々に結婚し始めると、焦りを感じたのかちょっとメンヘラっぽくなっちゃって。感情の起伏は激しいし、疑い深くて、悲観的で…。既婚の男友達に話したら「結婚&出産後パワーアップするから、メンヘラ気質はやめとけ」って言われて。まあ、怖気づきますよね(笑)
ライター:それでも受け入れようとは思わなかった?
B:受け入れるのは、お互いにとって良くないかなと。彼女が“ゾーン”に入ると、飲み会中でもお構いなしに連絡がきたり、本当に残業か疑われたり…。そうなると僕もストレスを感じるし、単純に仕事の効率が下がります。付き合うなら、お互いにプラスになるような関係がいいけど、いつの間にかそれが難しくなっていて。
ライター:なるほど。メンヘラ気質なら別れるとき大変だったのでは?
B:そう思いますよね(笑)それがコロナのお陰で意外とあっさり別れられたんです!彼女が職業柄コロナで逆に忙しくなって、僕は会えない理由をコロナのせいにできて。真っ当に別れようとするとメンヘラ全開になる気がしたので、コロナ禍の今しかチャンスはないなと…作戦勝ちです。
ライター:彼女がちょっと可哀想な気もします…。
B:男にとっても結婚には一大決心が必要ですからね。いわゆる“笑顔が絶えない明るい家庭”が理想だし、奥さんには仕事の疲れを癒して欲しい。でもメンヘラって癖になるというかなかなか変われないですよね。マイナスからのスタートを喜んで受け入れる男は、なかなかいないと思いますよ。
編集後記
彼女の束縛や嫉妬を可愛く思えるのなんて、せいぜい学生時代の恋愛だけ。彼はモテる人生を歩んできたようだし、恋愛において“俺ファースト”な癖がついていたのかも、と考えると「束縛や嫉妬=ただ面倒」これに尽きる気が…。とはいえ、素敵な彼を誰かに取られてしまうのではと不安に駆られる彼女の気持ちも分かります。個人的にはこのケース“お互いに相手を間違っていた”気がしてなりません。彼女もメンヘラを発揮する機会がないくらい、安心して交際できる男性がきっといるはず。次行こう、次!の気持ちで前を向いて欲しいです。
次回のアラサー男子はどちらに転んだのか…。更新をお待ちください!
取材/伊藤綾香