大好評のBL企画、第3回は「そもそもはBLじゃないんだけど、なんだかBLっぽさがあって萌える2人♡」について。辛酸なめ子さん、BL作品ブロガーmisoさん、編集部隋一のBLファンまで、みんなのいち推しコンビをご紹介します。
ザ・BLじゃないけどBLみがあって萌える2人ベスト10
1 コラムニスト・辛酸なめ子さん推し 横山大観と菱田春草
9月に京都の福田美術館で「大観と春草 -東京画壇上洛-」展を鑑賞し、二人の関係を知り感動しました。 東京美術学校で出会った横山大観と菱田春草。二人はすぐに親しくなり、日本画家として切磋琢磨し、素晴らしい作品を発表し続けました。しかし春草は33歳で原因不明の病に……。春草の治療のために名医を探し、奔走する大観。結局、春草は36歳で亡くなってしまうのですが、大観は家族とともに寄り添い続けました。最後の春草の屏風の作品には、まるで2人を表すかのように二羽の鳥が描かれていました。「出かけるときは、いつも二人は一緒でした」と大観はのちに著書で綴っています。ぜひドラマ化してほしい感動の実話です。
2 BL作品ブロガー・misoさん推し 韓国映画「ミッドナイト・ランナー」
警察大学校の学生・ギジュン(パク・ソジュン)とヒヨル(カン・ハヌル)。訓練中に怪我をしたヒヨルをギジュンが助けてから意気投合した2人が偶然、遭遇した事件の犯人を追いかけるバディもの…..なんですがこの2人! どう考えてもべったりしすぎ! 部屋は同室。席は隣。授業後はもちろんクリスマスも一緒。仲良く筋トレの後のシャワーも2人で。グータッチに肉タッチ。なんと全編通して一瞬も逃さず、ずっと一緒にいるんです。一緒にいれば無敵!な2人。ラストシーン、え?まさかそこまで一緒!?と貴方の頭を疑問符だらけにすること間違いなしです。
3 ドラマ「理想の息子」
主人公の鈴木大地を山田涼介が、その同級生を中島裕翔が演じた人気ドラマ。鈴木くんは成績優秀で人望も厚く、さらに「マザコンコアラパンチ」という特殊能力(?)も持つザ・ヒーロータイプ。一方で親友の小林くんは喧嘩も弱く勉強も運動もイマイチ、常に母親からのプレッシャーに悩まされているおぼっちゃま。まずこの対立構造がたまりません! 嫉妬に狂った小林くんが鈴木くんを陥れる闇堕ちシーン、そして2人のぶつかり合いは名場面です。嫉妬と愛情は紙一重。ドロドロとした感情を乗り越えて、それでも隣で歩むことをやめない二人の姿は「シンメ好き」にとって最高のシチュエーションだと思います。(CLASSY.ONLINE編集H推し・その1)
4 映画「帝一の國」
主人公・赤場帝一(菅田将暉)と榊原光明(志尊淳)。映画を見た時、光明くんの良妻っぷりとクレバーさにひれ伏しました。みんなが生徒会長の座を虎視淡々と狙う中、光明くんは帝一が生徒会長になれるように自分のスペック全振りで右腕に徹します。そんな健気さがある一方で、帝一の彼女の美美子に対するジェラシーはむき出しなところも可愛いです。帝一もなんだかんだで彼女より光明を優先しちゃうし、原作では「美美子は恋人、光明は伴侶」というセリフも。本人も気づかぬうちに帝一を「光明なしでは生きられない」状態にしているあたり、なんて策士なんだ…。(CLASSY.ONLINE編集H推し・その2)
5 ドラマ「弱くても勝てます」
岡留圭(間宮祥太朗)と江波戸光輝(山﨑賢人)は、マイナーですが私的ベストオブ「早く付き合え」コンビ。ガキ大将だった岡留は、中学の時に江波戸をいじめていた過去が。高校で同じ野球部になってからも岡留を避けていた江波戸ですが…和解してから徐々に距離を詰める2人の甘酸っぱいこと! 「(岡留は)嫌いじゃないけど苦手」と言いながらもずっと隣にいる江波戸と、「もういじめねえよ、すぐ謝るなよ」なんて言いながら江波戸を気にかける岡留。「それ、絶対お互いに好きじゃん!」と言いたくなるじれったさです。なぜか合宿シーンで岡留が江波戸の服を脱がせたり、試合中のアイコンタクトシーンがあったりと公式が何かと2人を推しています。(CLASSY.ONLINE編集H推し・その3)
6 韓国ドラマ「花郎<ファラン>」
新羅時代、国王の親衛隊に選ばれたエリート男子たちの成長と友情を描いた韓国ドラマ『花郎<ファラン>』。出演者は見事にイケメン揃いですが、中でもソヌ(パク・ソジュン)とハンソン(BTS・V)の“飼い主と犬”のような関係がとにかく可愛い! ミステリアスな存在だったソヌに最初は警戒していたハンソンですが次第にソヌヒョン愛を強め、後半はもう“べったり”状態。ソヌの姿を見つけ嬉しそうに駆け寄っていく後ろ姿には、無いはずの尻尾が見えます(笑)。ドラマ終了後もプライベートで一緒に旅行へ出かけたり、パク・ソジュンがバラエティ番組でVにテレビ電話をする場面が公開されたりと、引き続きドラマファンを喜ばせてくれています。(CLASSY.ライターI推し)
7 ドラマ「シャーロック」
東京を舞台にしたミステリードラマ「シャーロック」。誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮潤一(岩田剛典)の掛け合いがたまりません。部屋に転がり込まれ、助手にされ、コーヒーをかけられたり、ごはんを作ってあげてもわがままを言って食べなかったり…獅子雄に振り回されプンプン怒る若宮ちゃんは、小悪魔に翻弄される彼氏のよう。バイクの2人乗り♡の時だけは獅子雄を後ろに乗せリードして「しっかりつかまっていろよ!」なんてキュンなセリフでキメた!後のオチも可愛い(2話)。(CLASSY.本誌ライターK推し)
8 リアリティ番組「バチェロレッテ・ジャパン」
「バチェロレッテ・ジャパン」出演者の黄皓さんと杉田洋平さん。最後に残った2人のローズセレモニー後のホテルの部屋での語り合いになんだか胸キュン。バチェロレッテの仕組み的に後半は1人ずつ落とされていくので、同じタイミングで振られる人って本当はいないはずなんですよね。同じ女の人を好きになって同時にふられて、「ムカつくけど、萌子さんらしいよなぁ」って上を向いてぼんやりする2人の少年マンガみがすごい。思い返せば、経営者と画家、最初から自信満々の黄さんと初回で泣き出しちゃう杉ちゃん。正反対の2人がライバルでありながら協力しあって最後に残ったのがそもそもエモい。バチェラージャパン公式のInstagramで見られる杉ちゃん、黄さん、ローズの3人の様子も本当に仲良しで微笑ましいので要チェック。(CLASSY.本誌編集M推し)
9 ドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義。」
児童養護施設・まほろばで育った刑事の龍崎イクオ(生田斗真)とヤクザの段野竜哉(小栗旬)が、殺された母代わりの結子先生(広末涼子)の仇をとるため、真実を追いかける物語。ばれたら大変なことになる絶対秘密の相棒であり、”本当の姿を知っている&信じているのはお互いだけ„という設定がエモい。最終回、目的は果たしたけれど救われたとはいえない二人の結末が切ないです。ここぞという時に流れてくる嵐の「Sakura」もこのドラマにぴったりでした。(CLASSY.本誌編集H推し)
10 アメリカドラマ「SUITS」
日本リメイク版でもおなじみのイケメン弁護士ドラマ。USオリジナル版の主役、ハーヴィ(ガブリエル・マクト)とマイク(パトリック・J・アダムス)のが2人が素敵すぎです。上司のハーヴィに対してやりたい放題なマイクと、ギャーギャー怒りながらも結局マイクを許しちゃうハーヴィ、2人の共通の趣味の映画の真似っこでわちゃわちゃ盛り上がるマイクとハーヴィ。マイクの経歴詐称により事務所は何度も窮地に立たされますが、どんな時でも絶対にマイクをかばうハーヴィ…タイトル通り、2人のスーツ並びも最高♡(CLASSY.本誌編集N推し)
構成/CLASSY.編集部