悩めるアラサーの恋のお悩みに、作家・心理カウンセラーの五百田達成さんが的確にアドバイス!
教えてくれるのはこの人
作家・心理カウンセラー 五百田達成さん
1973年生まれ。東京大学教養学部卒。角川書店、博報堂を経て独立。コミュニケーションやジェンダーをテーマに執筆・講演。最新刊『超雑談力』(ディスカヴァー21)が好評発売中。
今月のお悩み
コロナの影響で、今まで躊躇していたアプリで婚活をすることにしました。男性の中には真面目に付き合う気のない人や、既婚者までいると聞きますが、メッセージや通話だけでも見抜ける方法や言葉はありますか?(31歳・不動産)
解答
フィルタリングで数に振り回されない
これまで経験してきた合コンや紹介と、婚活アプリの最大の違いは「数」にあります。何千人、何万人という男性と知り合うことができるのが婚活アプリの特徴。一見、夢のような話ですが、これが落とし穴となります。というのも、これまでは多かれ少なかれ同じような育ち・価値観・ステータスの男性と知り合ってきたはず。完全に「ナシ」な人は、幹事によって弾かれてきたわけです。
ですが婚活アプリは違います。変な人も、気持ち悪い人も、既婚者も、遊び目的の人も含まれています。むしろそっちのほうが多いでしょう。それが「無限の可能性」の正体です。特に始めてすぐの頃は、たくさんの男性からメッセージをもらうことになります。経験したことのないほどのラブコールに「モテ期が来た!」と喜びたくなるかもしれませんが、それも数の魔力のなせるワザ。決して勘違いしてはいけません。
そうやって寄せられたたくさんのメッセージをイチイチ「真面目な人かな?」「遊び人かな?」と判断しようとするのは、はっきり言って無理ゲー。ちょっと数が多すぎます。それよりも大事なのは、こちらからどれだけフィルターするかです。これまで幹事がやってくれたことを自分でやらないと、いい人と巡り会えないわけです。
どういう人と出会いたいのか。会社、年齢、身長、趣味。すぐに結婚したいのか、1年以内に結婚したいのか。そうやって自分の求めるものをはっきりさせて、きちんとアピールしましょう。まずは高望みでOK。不動産サイトで条件を入れるのと同じ要領で、そうすれば変な人を弾けます。
婚活アプリは「とりあえず」で始めると数に酔ってしまうので、きちんと目的を持って使いこなすようにしましょう。
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