せっかく「スタイルよく見せよう」と選んだ細見えアイテムも、選び方や着こなし方を間違えると、とんでもなくぽっちゃり&あか抜けなく見えてしまいます!そんな失敗がないように、スタイリスト児嶋里美さんに簡単に実践できる“「やせ見え」テクニック”を教えてもらいました。
デブ見え①細見えスキニーでも、×ぴったりトップスだとむっちり感が強調される
「細く見える黒スキニーに、さらにぴったりしたトップスを合わせた方がすっきり見えると思いがちですが…逆に体のラインがあらわになりすぎて、ぽっちゃり見えてしまいます。ジャストサイズやぴったりしたデザインの方が細く見えるという考え方は間違いです!」
こうすれば「やせ見え!」
黒×オーバーサイズ×肩がけのメリハリ作りが細見え効果を最大限発揮
「やっぱり全身黒は細見え効果バツグンです。でも、ぴったりではなくオーバーサイズTシャツを選ぶことが最初のポイント。体のラインは隠した方がいい箇所と、出した方がいい箇所があるんです。二の腕や背中などのラインは拾わない黒オーバーTに黒スキニーを合わせてすっきりと。さらにカラーニットを肩がけすることで目線を上げて、スタイルよく見せるテクニックを加えれば、最強の細見えコーデの完成です」Tシャツ¥4,900(ノーク)デニム¥20,000(ヤヌーク/カイタックインターナショナル)スエット¥34,000(エイトン/エイトン青山)バッグ¥1,990(GU)
※CLASSY.2020年6月号掲載
デブ見え②トレンドのボリューム袖はドロップショルダーだと肩幅がすごいことに!
「今シーズン人気のふんわりボリュームスリーブ。ボリュームが大きければ大きいほど可愛く見えてしまうけど、ドロップショルダーで肩が落ちたデザインのものだと自分が思っている以上に肩幅がものすごく広い人!という印象になってしまいます。気になる部分をカバーしてくれると思いきや、逆に太って見えてしまうから注意が必要です」
こうすれば「やせ見え!」
肩を小さく見せるセットインなら、ボリューム袖でもすっきり細見え
「ボリュームスリーブでも、きちんと肩の位置が分かるセットインのデザインを選べば、メリハリがついて細見えが叶います。腕の細さが隠れてしまう分、肩幅は華奢に見せることがポイントです。ボトムスもボリュームのあるものをはく場合には、ハイウエストボトムスを選び、トップスはインしておくこともスタイルよく細く見せるコツです。ちょっとしたあしらいを気をつけるだけで、大きな差を作れます。さっそく試してみて」パンプス¥52,000(ペリーコ/アマン)ブラウス¥18,000(ガリャルダガランテ/ガリャルダガランテ 表参道店)パンツ¥12,000(ノーク)バッグ¥44,000(ジャンニ キアリーニ/ジャンニ キアリーニ 銀座店)スカーフ¥16,000(マニプリ/フラッパーズ)
※CLASSY.2020年5月号掲載
Profile
スタイリスト 児嶋里美
カジュアルな中にも程よい甘さと華やかさのあるスタイリングでCLASSY.誌面でも大人気のスタイリスト。実践から出てくるスタイルアップテクニックには定評があります。
イラスト/菜々子 取材/中津悠希