「スニーカー」ブームは2020年も継続中。カジュアルな着こなしと相性抜群、きれいめの着こなしのハズしとしても使える優秀アイテムのスニーカー。今回は、スニーカー好きスタイリストとしてCLASSY.で活躍する平沼洋美さんがオススメするスニーカーや、着こなしのポイントをご紹介します。
1.スニーカーブーム、2020年はどうなる?
スニーカーの種類が増加!ファッションに合わせて選べる時代に
スニーカーと言えばジョギングやスポーツに使うアイテムだった時間はもう遙か昔。ファッションアイテムとして使うことが当たり前の時代になりました。ここ数年では、「バレンシアガ」や「グッチ」などのハイブランドがこぞってスニーカーを出してブームをけん引する時代に。ボリュームがある「ダッドスニーカー」がトレンドとなり、2020年はもはや定番化しているといっても過言ではありません。他にも駅伝やマラソンで話題となった「NIKE」の「ヴェイパーフライ」のような厚底でスポーティなモデルや、ショートブーツ感覚で履ける「ソックススニーカー」などバリエーションが急増。
もちろん、「コンバース」や「VANS」などの「ローテクスニーカー」も根強い人気です。2020年は、その人のファッションやライフスタイルに合わせてスニーカーが選べる、「スニーカー大豊作時代」に突入したと言っても過言ではありません。
2.アラサー世代の女性にオススメのスニーカーは?
きれいめ派は「カラーコンバース」、カジュアル派は「ダッドスニーカー」にチャレンジして!
普段ヒールやパンプスを履いているスニーカー初心者は「コンバース」から始めるのがオススメです。中でも2020年選ぶなら、パステルカラーの可愛らしい色味のコンバースが旬。秋はベージュのコンバース、通称〝ベーコン〟がブームになりましたが、春はもう少し明るい色味の気分です。きれいめなファッションに合わせるだけで、コーデのハズしとしてさらりとなじみます。
一方、すでにスニーカーに履きなれている上級者は「ダッドスニーカー」にチャレンジを。ボリュームがあり、かなり存在感があるぽってりとしたフォルムですが、最近トレンドの「ビッグシルエット」のトップスと相性抜群。足元でバランスを取ってくれるんです。「ゆるフーディ」「ドロップショルダーアウター」などと合わせてこの春は着こなしたいですね。色味はあえてカラフルなものをセレクトして、コーデの主役にするのもオススメです。
3.女性が間違いやすいスニーカーコーデって?
カジュアルに振りすぎはNG!どこかに女らしさを出して!
スニーカー=カジュアルに履くと、途端に少年っぽく見えたり主婦っぽくなってしまったり。アラサー世代の場合には「女らしさ」をコーデに出してあげるとうまくいきます。簡単なのは、スカートと合わせること。女らしさとカジュアルのバランスがちょうどよく。
スカート×スニーカーコーデの例を紹介
4.スニーカーを買う時に気をつけるポイントは?
同じサイズでもブランドやモデルごとに差があるので注意!足先にややゆとりを!
当たり前ですが、試着を忘れずに。そして、履くシーンを想定した上での試し履きを。タイツと合わせるのか、ソックスと合わせるのか、微妙に厚みやフィット感が変わってきます。よく着るコーディネートで試着に行きましょう。そして、足先には少し1㎝ほどゆとりがあるものを選ぶのがジャストサイズです。また、夕方になると足がむくみます。スニーカーがきついことが嫌な人は、午前ではなく午後、夜の時間帯に試着するとよいかもしれません。
最近流行りのネットショッピングになる場合は、1㎝刻みのサイズのもよりも、0.5㎝刻みのものを買う方が失敗はしにくいです。また、ブランドによりサイズ感は異なりますが、同じブランドでも買うモデルによってサイズ感は同じく異なります。ご注意を。
5.スニーカーのメンテナンスの仕方は?
2日連続では履かない!ちょっとした汚れには「ウタマロ石鹸」が使える
いくらお気に入りと言えども、2日連続で履くのはNG!風通しの良い場所において、蒸れることがないようにしましょう。また、雨の日に濡れたままにしておいておくと、「加水分解」という現象が起こり、水分に弱いポリウレタンなどがボロボロと溶けてしまいます。水分をこまめに拭くようにしましょう。白スニーカーなどは汚れが気になりますが、「ウタマロ石鹸」がすごく使えます。ぬるま湯につけて、ブラシでこすると汚れがスッキリです。
解説してくれたのは
平沼洋美さん
カジュアルな中にも上品さが光る、ベーシックなスタイルが常に人気。こだわりのアイテム選びと丁寧なスタイリングでも注目。カジュアルからエレガントまで幅広いジャンルをこなす実力派スタイリスト。
いかがでしたか?2020年のスニーカーブーム、自分とって運命の一足を見つけてみては。メンテナンスも忘れずに素敵なスニーカーライフを!
構成/CLASSY.ONLINE編集室