オシャレなアラサー女子が親子でシェアしてる宝物アイテム5選

今、巷で話題の〝サステナブル〟というワード。ググってはみたものの「持続可能な~」と言われてもピンとこない…。だけど〝おさがり〟に価値を見いだすことも、ひとつの立派なサステナブルなのでは?と考えました。新しいギフトも嬉しいけれど、それが〝お母さんからのおさがり〟であれば、より特別な価値があるはず!今回は譲り受けたアイテムを大切に使っている読者を大調査! 母娘で受け継いでいるのはアイテムだけじゃなく、物を大切にする〝心〟でした。

「母の節目の思い出をも受け継ぐ…母娘で思い出リンクも嬉しいもの」

明松美玖さん(半導体メーカー勤務・24歳)のサステナブルアイテム

神戸で生まれ育った私は、高校生

神戸で生まれ育った私は、高校生の頃からママやおばあちゃんが大事に使ってきたブランドものを譲り受けた友人たちが多く、「私も欲しい!」と母によくせがんだものでした。兄二人と私というきょうだい構成なので、母からは「私が持っているものは全部あなたに譲ってあげるものだけど、今は分不相応だからダメ。大学生になってから」と言われ続けていました。そして希望していた大学に入学が決まったと同時に母からシャネルとルイ・ヴィトンのバッグセリーヌのスカーフを譲り受けました。このルイ・ヴィトンのスピーディは、母が結婚前に初めて訪れたLAで購入した思い出のものだそうで、私も初めてのLA旅行に持って行って母の思い出を追った旅をしました。また母が成人式の時につけたというセリーヌのスカーフは、私も同じく成人式の謝恩会でニットの衿に小さく結んでアクセントにしたり、同じアイテムで思い出がリンクするのも面白く母娘の楽しみになっています。将来娘ができたら、母から譲り受けたものも思い出も3代続くよう大切に使いたいです。

「25年以上の時を超えても色あせない母の〝おさがり〟を持ってお出かけする幸せ」

中村優莉華さん (WEB関連・24歳)のサステナブル・ファッション

フェラガモのバッグ

フェラガモのバッグ

昔の写真を見ると、〝ワンレン・

昔の写真を見ると、〝ワンレン・肩パッド・赤リップ〟と、まさに〝平野ノラ〟のような母の写真がたくさん!(笑)ブランドのスーツに合わせてブランドのバッグもたくさんコレクションしていた母の影響もあり、私も高校生の頃からブランドに興味を持つように。大学生になるタイミングで母から譲り受けたのがフェラガモのガンチーニ。大学生当時、少し背伸びをした服装にこのガンチーニを合わせて通学するのがお気に入りで。今は二週に一度、母と食事やショッピングに出かけて姉妹のような関係ですが、たまにこのバッグを持っていくと、母も嬉しそうなんです。

「プロポーズされた日からいつも心を強くしてくれる私のラッキーチャームに」

西村彩香さん (フリーランス・30歳)のサステナブル・ファッション

シャネルのチェーンバッグ

シャネルのチェーンバッグ

母は昔から家事も完璧で、私たち

母は昔から家事も完璧で、私たちが起き出す時間には身だしなみも完璧という人。そんな母がコレクションしているものに、ジュエリーとバッグがあるのですが、キラキラした光りものが好きな姉はジュエリーを、ジュエリーに興味がない私はバッグは譲り受けることに。大学を卒業し、就職したタイミングで譲り受けたのがこのシャネルの〝マトラッセ〟でした。大学生の頃からお付き合いしていた彼からプロポーズされた時に持っていたこともあり、私の中で、いいことを運んでくれるラッキーチャームのようなアイテムです。

撮影/山口陽平 ヘアメーク/陣内勇人 取材・文/金 セアル

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表紙モデル:山本美月

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