年末年始、婚約や帰省…彼の実家にご挨拶に行く人も少なくないはず。そこで気になるのが、“彼ママとの初対面、いかに好印象を残せるか”ということ。そこで、実際にアラサー世代の息子がいる女性たちに、CLASSY.ライターがインタビューをしてきました。
今回お話を伺ったのは、港区&世田谷区在住ママのお2人。どちらもアラサー世代の息子さんが2人いて、中学から都内の超有名私立校に通い、現在は大手広告代理店や外資系IT企業などにお勤めしているそう。まさにハイスペック男子のお母様がたです!
実際にママたちに話を聞いてみると、理想の彼女服は“構えすぎていない、上品で清潔感がありつつも、いつもの延長線上のファッション”がベターということが判明。その理由は、「取り繕われすぎると、どういう子だかわからない」とか「彼ママも緊張しているのは同じなので親しみやすいファッションの方が良い」のだとか。そこで、今回はCLASSY.1月号の誌面から、彼ママ的合格コーデをピックアップしてもらいました!
【彼ママ突破服其の一】ダウンはNG!茶系コートをキレイめに着こなすべし!
アウターは、キレイめなブラウンやキャメルのコートが受けが良いことが判明!ダウンは一気にカジュアル見えし過ぎてしまうので、初対面の場合には向かないようです。
正解コーデサンプル↓
★彼ママコメント★
「清潔感のあるコーディネートなら、ワイドパンツも好き!このまま一緒に銀座に行けそう」
「私たち世代は、キャメル×白の組み合わせは好きだと思います」
パンツコーデの中で最も人気が高かったのは、清潔感のあるこのコーデ。世代を問わずに好印象を勝ち取れる、キャメルのきれいめコート、1着は持っておいた方が良さそうです。
コート¥ 240,000(ebure)ニット¥ 27,0 00(ティッカ)Tシャツ¥2,000(ヘイ ンズ/ヘインズブランズ ジャパン カ スタマーセンター)デニムパンツ¥ 24, 000(アッパーハイツ/ゲストリスト) バッグ¥132,000(J&M デヴィッドソ ン/J&M デヴィッドソン 青山店)ス ニーカー¥6,000(コンバース/コン バースインフォメーションセンター)サ ングラス¥5,000(JINS /JINS カス タマーサポートセンター)ピアス¥ 3,628 (アビステ)
★彼ママコメント★
「シンプルだけど、このファッションは非の付け所がない。ちゃんとお勤めしている“しっかり者のOLさん”って感じがします」
いつもの延長線上の自分を大切にして欲しいということを前提にしつつも、彼ママに会う日はいつもより“かっちり感”も重要ということのようです。白を着る場合は下着は透けないように気を付けて!
コート¥ 58,000(アナトリエ /アナトリエ ミュゼ プリヴェ アトレ恵比寿店) ニット¥ 19,000(ドレステリア /ドレステリア 新宿店)スカート¥23,000(ア ンタイトル エッセンシャルクルー)バッグ¥ 60,000(ケイト・スペード ニュー ヨーク/ケイト・スペード カスタマーサービス)
【彼ママ突破服其の二】「ニット×スカート」が嫌いな彼ママはこの世にいない、と覚えておくべし
パンツ派?スカート派?という論議の中で「パンツはNGではないけど、やっぱり初対面ならスカートの方が好印象」という意見が多数。そんな彼ママたちが太鼓判を押したスカートコーデを発表!
正解コーデサンプル↓
★彼ママコメント★
「清楚で華やかさがあって好き。ヒョウ柄は流行してるし、このぐらいの小物だったら全く問題ありません。むしろ、地味すぎるより、オシャレ感があっていいと思います」
ヒョウ柄は、上品に合わせていればアリだということが判明!彼ママもおしゃれを楽しんでいる女子のことは嫌いではないようです。
リブニット¥13,000(ルーニィ) プリーツスカート¥30,000(アストラット/アスト ラット 新宿店) バッグ¥33,000(ポティオール/ショールーム セッション) パンプス¥27,000(オーリック/ハヤシゴ) イヤリング¥11,000(プラス ヴァンドーム/プラス ヴァンドーム ジェイアール名古屋タカシマヤ店) ネックレス¥24,000(ココシュニック)
★彼ママコメント★
「冬らしくておしゃれ!白とネイビーの組み合わせは清潔感があって良いですね」
「腕のファーが邪魔で台所でのお手伝いしにくそうだから、家ではなく外で会うときなら◎」
オシャレなママには、こちらのネイビーニットのコーデも人気がありました。どこで会うかというTPOも重視して服選びをすることが求められています。
ニット¥25,000〈アルアバイル〉ピアス¥20,000〈ラダ〉(ともにアル アバイル)スカート¥13,000(ビューティ&ユース/ビューティ&ユー ス ユナイテッドアローズ 丸の内店)バッグ¥132,000(J&M デヴィ ッドソン/J&M デヴィッドソン 青山店)靴¥22,000(オデット エ オ ディール/オデット エ オディール 新宿店)タイツ¥1,800(17℃/ Blondoll 新丸の内ビル店)
【彼ママ突破服其の三】カジュアルな場で会う時には、デニムも可。ただし、きちんと感は忘れてはならず!
彼の自宅訪問時のコーデにデニムはNGだそうですが、外での軽めのランチやお茶などカジュアルなシーンで会う場合は、かっちりしたファッションよりも、デニムをキレイめに着こなす方が正解のよう。TPOが分かっているお嬢さん、という印象になるようです。
正解コーデサンプル↓
★彼ママコメント★
「カジュアルファッションならこのコーデが一番好き!シンプルで上品だと思います」
デニムを履く場合は、ウォッシュがかかりすぎていない細身デニム×ヒールパンプス×キレイ色コートが正解です。
コート¥240,000(ANAYI)ニット¥ 39,000(エッフェ ビームス/ビームス ハ ウス 丸の内)デニムパンツ¥23,000(アッ パーハイツ/ゲストリスト)ストール¥69, 000(ベグ アンド コー/ボーダレス)ピア ス¥23,000(ウノアエレシルバーコレクシ ョン/ウノアエレ ジャパン)リング[右手] ¥25,400(ナタリーシュレッケンベルグ/ シップス グランフロント大阪店) パンプス ¥150,000(マノロ ブラニク/ブルーベル・ ジャパン)バッグ¥236,000(トッズ/ト ッズ・ジャパン)
★彼ママコメント★
「ブラウスとデニムの組み合わせが良い!デニムを履くならこのぐらいコンサバに着こなしてほしいですね」
落ち着きのあるワントーンでまとめることで、キレイめな印象になりますね。足元はペタンコ靴よりもヒールパンプスのほうがキレイめ印象を残せそうです。
コート¥57,000〈エストネーション〉リブニット¥28,000〈フォンデル〉 (ともにエストネーション)ボウタイブラウス¥19,000(ダブルスタン ダードクロージング/フィルム)デニムパンツ¥3,990(オペーク . ク リップ)バッグ¥ 19,000(ツァニキリス/フラッパーズ)靴¥ 31,800(フ ァビオ ルスコーニ ペル ワシントン/銀座ワシントン銀座本店)イヤリング¥18,000(ANTON HEUNIS/essence of ANAYI)
★彼ママコメント★
「年相応なファッションを楽しんでいてほしい。デニムスカートも20~30代の子が履いていると純粋に素敵だなと思います」
”年相応なファッションが良い”というのは、彼ママ世代の女性たちと話をしていた中で頻出ワードの1つでした。逆に、おばさんっぽい印象はマイナスになるようです。
デニムタイトスカート¥25,000(テラ/ティースクエア プレスルーム) ボウタイブラウス¥25,000(ANAYI)バッグ¥ 29,000(リパーニ/エス. アイ.エム)ピアス各¥ 24,000(ともにアズラボ)
【彼ママ突破服其の四】ドレスアップするシーンなら、「YOKO CHAN」に右に出る彼女服はなし!
オシャレなお店でのディナーなどちょっとしたドレスアップが必要なオケージョンなら、YOKO CHANがダントツ人気でした。
正解コーデサンプルはCLASSY.読者の写真でチェック↓
「袖ありでフリルがあるので、フォーマルな場でも着ることが出来ます」
バッグ:CHANEL パンプス:JIMMY CHOO(夏目頌子さん/IT関係勤務、フリーランスデザイナー・28歳 158cm)@shokonatsume
「パンツスタイルでもピンクなら柔らかい印象になります」
パンプス:Sergio Rossi(金城華乃子/ライター&マーケティング28歳 162cm)@canocokinjo
★彼ママコメント★
「良いところのお嬢さんって感じ。今日のためにかっちりしたアイテムを選んでくれたのかな?可愛いなって思います」
終わりに…CLASSY.的「彼ママ突破」のための鬼十則!【2020年最新版】
一、髪のパサつきは意外と見られている!ツヤ髪を制した者が彼ママを制す!
二、ネイルは何色か印象に残らない程度の淡ピンクやベージュが鉄則!
三、ブランドバッグや時計は意外とOK!ただし、100万以上するような高価すぎるものは必要なし!
四、冬に生足、自宅訪問に生足はNG!彼ママに会うなら、生脚は封印!
五、自宅訪問なら手土産は必須。中身よりも気持ちが大事だと心得るべし。
六、どんな時代でもアナウンサー風メークが嫌いな彼ママはいないと覚えるべし!
七、スニーカーよりもヒール。ただしヒールは8センチまでが妥当との彼ママの見解。
八、何を着ているかよりも、結局は清潔感がいちばん大切!
九、「おば見え」する彼女は嫌い。適度な華やかさは欲しいのが令和時代の彼ママ。
十、やはり…息子のことは立ててくれるというのが彼ママの本音である、と知るべし。
いかがでしたか?彼ママとの初対面って本当に緊張しますよね。いつもより清潔感に気を遣いながらも、自然体でリラックスして挑むことで自然な笑顔で過ごすことが出来るはず。少しでも読者の皆さんにとって参考になると嬉しいです。
※モデル着用写真とクレジットはすべて「CLASSY.」2020年1月号掲載のものです。
※掲載しているシャネル商品は私物です。ブティックへのお問合せはご遠慮ください。
取材/金城華乃子 構成/CLASSY.ONLINE編集室