誌面に度々登場し、これまでも北欧愛を語ってくれていた丸林広奈さん。夏のコペンハーゲン旅行を経て、自身のスタイルにも北欧テイストがより色濃く出てきたということで、最新コーデを紹介してもらいました。
1.ゴールド派だった私。
コペンハーゲンのファッションに触れ、シルバーが気になるようになりました。
ベースとなるシンプルなモノトーンに
遊び心が加わるようになりました
昨夏、念願のコペンハーゲンへ。街は、つい目で追ってしまうファッショニスタで溢れ、歩いているだけでワクワクする日々。ちょうど開催されていたファッションウィークにも参加し、北欧ファッションの最先端を肌で感じることができました。帰国後は、小物使いの上手な現地の人たちにインスパイアされ、刺繍入りのバッグを買ってみたり、かんざしを久しぶりに使ってみたりと、ミニマルさの中に遊びを効かせるスタイリングを楽しんでいます。また、ヴィンテージアイテムをさらりと取り入れる人が多かったのも印象的。ブランドにとらわれず、自分の“好き”を軸にファッションを楽しむ、そんな北欧らしいスタンスが、今の気分にしっくりきています。
TOTEMEのブルゾンは、本店で手に取ったものの、その場では一旦見送ることに。帰国後どうしても忘れられず、最終的に海外通販で購入しました。シャカシャカ素材でありながら、品のあるクリームカラーでスポーティになりすぎないのが魅力。前を閉めて、シャツ感覚で取り入れています。最近はLIÉ STUDIO×upper hightsの白デニムと合わせたワントーンコーデが気分。ブーツとトートバッグはサンローラン、黒バッグはサヴェット。
増えてきたシルバーコレクションは
色味を統一して合わせることが多いです
コペンハーゲンで再会を果たした「LIÉ STUDIO」のセシリー&アマリー姉妹もシルバー率が高め。そんな彼女たちにも影響を受けて、私も少しずつ集めるようになりました。シルバー小物を選ぶ時に重視しているのは、“尖りすぎていない”こと。サヴェットのバッグは、横長フォルムに楕円の金具を一点あしらったミニマルなデザインで、クラッチ持ちした時も柔らかい印象に見せてくれます。
1.BAG / SAVETTE
2.PENDANT / SOPHIE BUHAI
3.NECKLACE / SOPHIE BUHAI
4.EARRINGS / LIÉ STUDIO
丸みを帯びた曲線や
控えめなミニサイズでNOT辛口な雰囲気に
最近の個人的ヒットは、ソフィー・ブハイのペンダント。ティアドロップ型の大ぶりなデザインですが、ストラップが紐なことで、甘服とも好相性。薄手のレースキャミに、あえて重量感のあるネックレスを重ねるチグハグなバランスが気に入っています。私のディレクションするブランド、MARNOの初ジュエリーもシルバーを選びました。地金の主張を抑えたことで、アコヤパールとスモーキークオーツの輝きをより引き立てられた気がします。ステンレススティールのウォッチと色味を統一してコーディネート。
1.NECKLACE / LIÉ STUDIO
2.WATCH / Cartier
3.EARRINGS / LIÉ STUDIO
4.PENDANT / SOPHIE BUHAI
5.EARRINGS / LIÉ STUDIO
6.EARRINGS / LIÉ STUDIO
7.EARRINGS / LIÉ STUDIO
8.PEARL EARRINGS / MARNO
9.BANGLE / LIÉ STUDIO
2.今まで全く持たなかったクラフト感のある
素材や小物で着こなしが新鮮に。
シンプルなモノトーンコーデも、表情のある素材を投入するだけで、北欧らしい柔らかな雰囲気に。昔から目がない白のコットンスカートは、ヴィンテージムード漂うレースデザインにシフト。モダンなシャツジャケットを合わせて、私なりの甘辛MIXに仕上げました。
- JACKET / MARNO
- SKIRT / MARNO
- EARRINGS / LIÉ STUDIO
- BAG / CASA AYLLÓN
- SHOES / MARNO
ラムスキンの巾着ポーチ
長く使える黒小物こそ、上質な本革を選ぶようにしています。
ラムスキンの巾着ポーチは、大きなフリンジに一目惚れ。
北欧ファッションの魅力は、何といっても装飾の繊細さ。ひとつひとつ手作業で施された刺繍やビジューは、もはやアートの域。そんな細部までこだわり抜かれた丁寧な作りの服に心を打たれます。旅の中では、セシリー・バンセン本店でスニーカーに花の刺繍を施すワークショップにも参加しました。現地の方々が器用に進める一方で、私は時間内に片方しか完成させられなかったものの(笑)、北欧ファッションの学びを深められるいい機会になりました。
「ROTATE」のミニバッグ
今注目しているコペンハーゲンブランドのひとつ、「ROTATE」のミニバッグ。よく見ると、繊細なタッチワークで細いテープリボンが花のように縫い付けられています。このバッグをきっかけに、私の花モチーフ熱が高まり、CARO EDITIONSでデニム地のヘアクリップも購入。もともとテーブルクロスとして売られていた白いコットンレースは、スカーフ感覚で腰に巻いて使っています。頭にかぶるヘッドスカーフにも憧れているものの、まだ日本ではトライできず…。
- BAG / ROTATE × CAIA COSMETICS
- HAIR ACCESSORIES / CARO EDITIONS
- HAIR COMB / LES THÉME
- SKNIT / MARNO
3.ヴィンテージライクなレースの甘さが
シンプル服のアクセント。
テイストは少しずつ変わっても、私の中でずっと貫かれているシンプルベーシック軸。Tシャツにデニム、シャツにスラックスといった、流行り廃りのない組合せが多いからこそ、旬の素材で少しだけ更新感をプラスします。コペンハーゲンを訪れる前から気になっていたレースは、旅を経てさらに好きなものに。あくまで脇役として取り入れたいから、ヴィンテージ感漂うデザインで甘さを抑えるのがマイルールです。
流行中のZARAのレースキャミは、私も早速取り入れました。大胆に見せるのではなく、ビッグシルエットのトレンチやワイドデニムと合わせて、さりげないアクセントに。春先は細身のストールをラフに巻きつけるスタイリングも気になっています。
- COAT / SKALL STUDIO
- INNER / ZARA
- DENIM / MARNO
- BAG / SAINT LAURENT
- SHOES / MARNO
- STOLE / MARNO
4.この春は薄ピンク&薄イエロー。
ブラック多めのワードローブの差し色に。
コペンハーゲンのファッションウィークで多くのブランドが取り入れていたのは、淡いピンクやイエローを差し色にしたスタイリング。その明るく柔らかなムードに背中を押され、これまでベーシックカラー一辺倒だったクローゼットに、少しずつ色ものが増え始めています。いつもの装いにさりげなく色を差す程度のバランスが私にとってちょうどよく、北欧らしい洗練された雰囲気を楽しむポイントになっています。
MARNOでも初めてピンクのシャツを作ることに。色をかっこよく着たい今の気分を反映したくて、抜け感のあるシアー素材を採用。裾はアウトして着た時もバランスよく見えるように、背中の華奢なリボンでウエストシェイプできる仕様にしました。
- SHIRT / MARNO
- TROUSERS / MARNO
- BAG / SAINT LAURENT
HIRONA MARUBAYASHI
“まるちゃん”の愛称で親しまれる、1992年生まれの同世代スタイリスト。フェミニンに着こなすシンプルモードスタイルに定評あり。2022年にはアパレルブランド「MARNO」をローンチし、CLASSY.読者にもファン多数。
撮影/三吉杏奈(TRON) モデル、スタイリング/丸林広奈 ヘアメイク/あきやまひとみ 取材/岸本真由子 編集/藤田摩吏子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年3月号「丸林広奈さん、北欧シンプル加速中」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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