「長く続くトレンドには投資!」34歳スタイリストのリアルすぎる“ジャケット選び”

同世代スタイリストたちが実際に購入したアイテムを起点に、トレンドとの向き合い方や判断基準を紐解く連載「スタイリストのトレンド見極め術」。今回は会社員経験を持つスタイリスト・石橋蘭子さんが登場。CLASSY.読者からも支持の高い定番アイテム「ジャケット」にフォーカスし、蘭子さんが購入した「thehighlightsのブラウンジャケット」を通して、王道のベーシック服でありながら、あえてトレンド感のあるデザインを選んだ理由を伺いました。

超ビッグシルエットが目を引く 「thehighlightsのブラウンジャケット」

ビッグシルエットのジャケットといえば、ここ数年ずっと続くトレンド。(もはやベーシックアイテムの仲間入り?)そんな中、蘭子さんがこの冬選んだのは、これまでのビッグジャケットよりさらに一回り大きいシルエット。トレンド感たっぷりのアイテムながら、長く着られる確信があったのだそう。

そんな運命の一着に出合ったのが、「thehighlights」。ロサンゼルスと東京を拠点に、クワイエットラグジュアリーなアイテムを展開するMade in Japanのレディースブランドです。

「昨年購入した水色のスウェットパンツに合うジャケットを探していて、最初はベージュかグレーを検討していました。ただ、実際にショールームで試着してみると、ブラウン×色物の組み合わせが新鮮で可愛くて。結果、ノーマークだった一着を迎えることになりました。このジャケット、写真でも分かる通り、とにかくビッグシルエット!大きすぎてハンガーから肩がガッツリはみ出ているくらい(笑)。でも実は、ブランドで数年間販売され続けている“定番”アイテムで、カラーバリエーションも6色とかなり豊富。それをプレスの方に聞いた瞬間、これは長く着られるに違いないと思ったんです」(蘭子さん、以下同)

トレンドとベーシックのいいとこ取りが叶う!

「ゆったりとしたボックスシルエットが特徴のテーラードジャケット。分厚すぎない生地感でほどよい落ち感があり、細身パンツはもちろん、ワイドパンツとも好バランスで着られます。袖をロールアップしたり、衿を抜いてラフに着崩したりと、マニッシュな見た目ながらも女性らしい雰囲気を醸し出せるのがポイント」(蘭子さん)

「thehighlightsのブラウンジャケット」を使った蘭子さんのリアルコーデを拝見!

蘭子さん的「長く愛せるアイテムの見分け方」とは?

蘭子さんといえば、物持ちの良さでも有名。長く着られるイメージがあまりないニットでさえ、ワードローブには10年選手がずらり。

「ジャケットやシャツなど、ベーシックを基盤としたトレンド服は、すぐに着られなくなる心配が少ないので、気になるものがあれば惜しみなく投資します。実際、10年前に購入した当時のトレンドカラーのニットがあるのですが、1周回って今の気分と重なり、むしろ以前より出番が増えました。デニムだけは少しのディテールが時代を反映するのでこまめに更新しますが、自分の“好き”やスタイリングの軸からブレないと確信できたものは、トレンドアイテムであっても長く大切に着続けられる気がします

スタイリスト・石橋蘭子さん

2024年にスタイリスト金子 綾氏から独立。現在34歳。女性誌を中心に活躍中。大手金融機関で6年間勤務したのち、ファッションの世界へ転身。会社員としての視点を生かし、等身大でリアリティのあるスタイリングに定評がある。
Instagram:@rankois

取材/岸本真由子 編集/越知恭子

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表紙モデル:堀田 茜