ブシュロンの「キャトル」リングとイヤリングが横に並んでいる様子。

CLASSY.世代にとってブランドを象徴する名品ジュエリーは、いつかは手に入れたい憧れの存在。人生の節目に「とっておきの逸品を自分自身へ贈りたい」という人も多いはず。そこでこの連載では、これから“初めて自分でファインジュエリーを購入する”人へ向けて、アイコンジュエリーの誕生の歴史やデザインの特徴など、その魅力をガイド! 人生の相棒となる、自分らしいプレシャスピースを見つけて。

第4回は……ブシュロンを代表するアイコン、「キャトル」の魅力に迫ります!

いま改めて知りたい、「キャトル」の歴史

ブシュロンの「キャトル」リングの物画像。

長い歴史を歩んできたブランドの中には、時代を超えて受け継がれる“デザインコード”を持つブランドが多く存在します。それは特定のモチーフや素材の使い方など、一目でそのブランドらしさを感じさせる象徴的な要素とも言えます。そうしたコードは、時に再解釈されながら新たなクリエイションの礎となり、ブランドの物語に奥行きをもたらしてきました。

しかしながら、そのデザインコードを4つも組合せ、互いの個性を美しく調和させながら、1つのジュエリーへと昇華させた例はそう多くありません。その稀有なクリエイションこそが、2004年に誕生したブシュロンの「キャトル」コレクション。高度な職人技と最先端のテクノロジーを融合させることで生まれた唯一無二のデザインは、初めて目にした瞬間から“心に残るジュエリー”として人々を惹きつけ、メゾンを象徴するアイコンとして支持され続けています。

ブシュロンの「キャトル」リングの寄り画像。

そんな「キャトル」を形作るコードは、「グログラン」「ダイヤモンド ライン」「クル ド パリ」「ダブルゴドロン」の4つ。ここからは、そんな4つのコードの特徴を詳しく解説。その1つずつを紐解いていくと、「キャトル」がメゾンの歩みと精神を宿した特別な存在であることがよく分かるはずです。

【グログラン(一番上)】
1860年代からブシュロンの作品に使用されているコード。オートクチュールの世界でリボンに用いられるシルク地である「グログラン」を表現したもので、創業者フレデリック・ブシュロンの父親が織物商だったというルーツへのオマージュでもあります。

【ダイヤモンド ライン(上から2番目)】
1892年に誕生した「ダイヤモンド ライン」は、ブシュロンの卓越したクラフトマンシップを象徴するコード。最も硬度の高い宝石であるダイヤモンドになぞらえ、“永遠”を意味します。

【クル ド パリ(上から3番目)】
1893年、ブシュロンがハイジュエラーとして初めて店舗を構えたパリ・ヴァンドーム広場の石畳から着想を得たモチーフ。1912年から用いられ、今ではメゾンに欠かせない意匠に。

【ダブルゴドロン(一番下)】
建築から着想を得て1860年代に誕生したコード。“愛し合うふたりの絆”を表す、寄り添う2本のラインが印象的。

7つのカラーが紡ぐ唯一無二の世界

TWICEのMINAさんがブシュロンの「キャトル」ネックレスやリング、ブレスレットをつけている様子。
12月9日(火)現在展開中の、2025年ホリデーキャンペーンビジュアル

4つのコードを重ねた1本のリングからはじまり、独自の世界を築き上げてきた「キャトル」コレクション。2004年の誕生以降、絶えず進化し続け、ますます魅力的な広がりを見せています。

キャトル クラシック、キャトル ブルー、キャトル ホワイト、キャトル レッド、キャトル ブラック、キャトル ラディアント、キャトル ダブルホワイトのリングの集合写真
左上から時計回りに キャトル クラシック、キャトル ブルー、キャトル ホワイト、キャトル レッド、キャトル ブラック、キャトル ラディアント、キャトル ダブルホワイト

中でもその進化を象徴するのが、豊かなカラーバリエーション。現在展開されているカラーは、全7種類。最初に誕生した「キャトル クラシック」をはじめ、デニムのニュアンスから着想を得た「キャトル ブルー」、ホワイトセラミックと3色のゴールドが調和する「キャトル ホワイト」、幸福・情熱・生命力を表す鮮やかな「キャトル レッド」、モードなモノトーンが際立つ「キャトル ブラック」、ゴールドとダイヤモンドの純粋な輝きを追求した「キャトル ラディアント」、ホワイトゴールド×ホワイトセラミックの透明感が美しい「キャトル ダブルホワイト」が揃います。

“マイキャトル”を育てる楽しみも

梯子や雪が積もった木にブシュロンの「キャトル」ブレスレットやリング、イヤリング、ネックレスがかかっている様子。
12月9日(火)現在展開中の、2025年ホリデーキャンペーンビジュアル

そして、リング、ネックレス、イヤリング、ブレスレット、ヘアジュエリーと、アイテムのバリエーションも実に豊富。特に“ファースト・キャトル”として高い人気を誇るのがリングです。4つのコードすべてを堪能できる王道の4連デザインはもちろん、「グログラン」や「クル ド パリ」など1つのコードを主役にしたミニマルなモデルまで揃い、その幅広さは想像以上。だからこそ、“マイキャトル”を育てていく楽しみも。昇進、転職、結婚、出産、記念日など、人生の大切な節目に迎え入れ、重ねていくことで自分だけの物語がリングに宿っていく──。そんな特別な体験を叶えてくれるのも、「キャトル」ならではの魅力です。

あなたの“運命の「キャトル」コレクションを探して!

“いつかは迎えたい憧れのジュエリー”として、CLASSY.世代から絶大な人気を誇る「キャトル」コレクション。自分らしさを託せるジュエリーを、これからの人生に寄り添う存在として選んで。

チームCLASSY.にも愛用者多数! リアルなお気に入りポイントは?

【VOICE1】小森香沙音さん(ライター)

独立記念に自分自身へ贈った、思い出の一品

昨年、ライターアシスタントとしての2年半の下積み期間を終え、晴れて独立した記念に自分自身へ「キャトル クル ド パリ」のリングを購入しました。また同じタイミングで、仕事でパリ五輪に携わる機会があり、パリの石畳をモチーフにした「クル ド パリ」のデザインに運命を感じたのも、選んだ理由のひとつです。

さり気ない個性を宿したミニマルなデザインで、主役にも脇役にもなる万能さが、何よりも魅力。他のジュエリーともコーディネートしやすく、気分によってつけ方を自在に変えられるところがお気に入りです。これから「キャトル」の他のリングを買い足して、重ねづけを楽しみたいと思っているので、人生の節目ごとに少しずつ集めていきたいです。

【VOICE2】岸本真由子さん(ライター)

人生の節目を彩る、“一生もの”リング

婚約兼結婚指輪として昨年9月に夫にプレゼントしてもらったのが、こちらの「キャトル ラディアント リング ハーフ フルパヴェ」。大きなダイヤモンドの婚約指輪にシンプルな結婚指輪を重ねづけする王道のスタイルに憧れつつも、ズボラな私は「洋服にダイヤを引っかけてしまうかも」と不安があり……。そんな中、エタニティデザインのダイヤと地金を連ねたこちらのリングなら、引っかかりの心配もなく、一つの指輪で華やかになると思い、ブティックで即決しました。

地金の色は、試着した際に一番肌なじみが良かったピンクゴールドをチョイス。「キャトル」のリングは何連も重ねていくことに憧れがあったので、このマリッジリングをベースに、これからまずは仕事の目標を達成した際に、一連リングを。そして結婚10周年には、白や黒といった今のリングとは異なる色味の二連リングを迎えて、自分らしい「キャトル」を完成させるのが密かな目標です。

※文中の素材表記は、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、D=ダイヤモンド、Pt=プラチナを表します。

問合わせ先/ブシュロン クライアントサービス
0120-230-441
https://www.boucheron.com

文/藤本千也乃

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表紙モデル:山本 美月