CLASSY.【名品ジュエリーガイド】Vol3. シャネルの【ココ クラッシュ】
CLASSY.世代にとってブランドを象徴する名品ジュエリーは、いつかは手に入れたい憧れの存在。人生の節目に「とっておきの逸品を自分自身へ贈りたい」という人も多いはず。そこでこの連載では、これから“初めて自分でファインジュエリーを購入する”人へ向けて、アイコンジュエリーの誕生の歴史やデザインの特徴など、その魅力をガイド! 人生の相棒となる、自分らしいプレシャスピースを見つけて。
第3回は……シャネルを代表するアイコン、「ココ クラッシュ」の魅力に迫ります!
いま改めて知りたい、「ココ クラッシュ」の歴史
2015年、シャネルの輝かしい物語に彗星の如く登場した、「ココ クラッシュ」。愛らしい“キルティング”をモチーフにしたジュエリーは、感度の高いファッション好きを虜にし、CLASSY.世代の間でも「憧れのジュエリー」として熱烈な支持を得ることに。
そもそもメゾンを語る上で欠かせない存在のこの“キルティング” は、コルセットから女性を解き放ち、エレガンスと機能性を両立させたスタイルを提案した伝説的デザイナー、ガブリエル・シャネルの感性から生まれたもの。
1900年代初頭、私生活でパートナーだったエティエンヌ・バルサンと馬術競技場を訪れたガブリエルは、騎手のキルティングジャケットやアーガイル柄のセーターに魅せられ、その力強く端正なラインにエレガンスと機能美の共存を見出します。次第に1920年に入ると、自身のデザインに“キルティング”モチーフを取り入れるように。そして1955年に伝説的なバッグ「2.55」を誕生させると、メゾンを代表する、象徴的モチーフのひとつとなりました。
発表から70年が経ついまもタイムレスな名品として支持されるこのバッグは、クラッチやハンドバッグが主流だった時代に、“両手が自由になる”チェーンストラップ付きのバッグとして一躍話題に。美しさと快適さがひとつに結びついたキルティングバッグが、女性たちの生き方そのものをしなやかに変えていったのです。
こうして“キルティング”のコードは、時を重ねるほどにその魅力を深め、2015年にジュエリーとして新たなステージへ……。それこそが、メゾンのDNAを受け継ぐ「ココ クラッシュ」です。
自分の道を切り開く女性たちに寄り添う、「ココ クラッシュ」
“ココ クラッシュ(ココに夢中)”というその名の通り、目にした瞬間に人々の心をとらえるのは、ゴールドに刻まれた美しい“キルティング”パターン。まっすぐでありながらどこか柔らかく、ふっくらと丸みを帯びたフォルムが、光をやさしく受け止め上品に輝きます。しなやかさと繊細さ、そして凛とした気品を秘めたその佇まいは、時に迷いながらも自分らしい道を力強く切り拓く、現代女性の姿とも重なるよう。
また、「ココ クラッシュ」といえば、豊富なラインナップも魅力のひとつ。人気のリングをはじめ、ブレスレット、ネックレス、イヤリング、イヤーカフなど、幅広く展開。ダイヤモンドやカラーストーンをあしらった華やかなデザインから、「C」や「O」をモチーフにした遊び心あふれるアイテム、さらにはプラチナ素材のウエディングリングまで——“キルティング”というコードから、これほどまでに多彩なジュエリーが生まれています。
採用するゴールドの素材にも、シャネルらしいこだわりが。「ココ クラッシュ」を形作るゴールドの色は、クラシカルな華やぎを添えるイエロー、凛とした気品を放つホワイト、そして肌に溶け込むように馴染むベージュの3色。なかでもベージュは、ガブリエルが「安心感を覚える色」と語ったメゾンのオリジナルカラーとして人気を博しています。
また何より他のジュエリーと一線を画すのは、ひとつでも美しいのに、重ねるほどに新しい魅力が生まれるところ。その日の気分や装いに合わせて自由にレイヤードできるのも、愛される理由です。
伝統とモダンが響き合うこのコレクションは、どんな瞬間も自分らしくありたいと願う私たちにそっと勇気を与え、寄り添ってくれるまさに名品。単に装いを彩るだけでなく、自分の生き方を映すアイテムとして、生涯愛したいジュエリーなのです。
あなたの“運命の「ココ クラッシュ」”を探して!
いつかは手に入れたい、憧れのジュエリーとして愛され続ける「ココ クラッシュ」。豊富なラインナップから、とっておきの一品を見つけて。
チームCLASSY.にも愛用者多数! リアルなお気に入りポイントは?
【VOICE1】寺松明日香さん(インフラ関連企業勤務・CLASSY.カップルズ)
「ココ クラッシュ」は“幸運を呼ぶ”お守りジュエリー
個人的にプライベートで今まで頑張ってきた、SNS活動。自分の中の目標として、Instagramのフォロワーが1万人になったら「記念に残る一生モノのジュエリーを自分自身に贈ろう」と決めていました。そして今年の1月、その目標を達成したときに迎えたのが、この「ココ クラッシュ」のリングです。いまでは本当にお守り的存在で、「ココ クラッシュ」を購入してからフォロワーがさらに伸びたので、このリングのパワーなのでは……?と、幸運をもたらすジュエリーのようにも感じています。
特に気に入っているのは、ベージュゴールドというシャネルならではのカラー。また、ラージサイズでかなり存在感がありますが、丸みのあるデザインのおかげで強い印象にならず、エレガントな手もとに見えるところもお気に入りです。
寺松明日香さん

夫・空大さんとCLASSY.カップルズとしても活動。ベーシックカラーで作るキレイめハンサムコーデが人気のインスタグラム(@asuka___wd)フォロワー数は5.9万人。
【VOICE2】青山絵子さん(外資IT企業勤務・CLASSY.リーダーズ)
30歳の記念に自分自身へ贈った、“節目ジュエリー”
30歳の誕生日の記念に、何か思い出に残るものが欲しいと思い手に入れた「ココ クラッシュ」のリング。元々太めのイエローゴールドのリングが欲しいなと思っており、ミディアムサイズを指にはめてみたところ自分の指にしっくりハマったので、運命を感じ購入しました。また、これから先ずっと長く愛せる、タイムレスなデザインであること。そして、ゴールドジュエリーはプレシャスな価値が変わらない、一生モノのアイテムだという点も購入の決め手です。
「ココ クラッシュ」は華やかなシーンだけでなく普段使いもしやすく、私自身もデイリーに愛用しています。例えばデニムやプルオーバーといったカジュアルなアイテムにあわせても、さりげなく気品を添えてコーディネートを格上げしてくれるのも魅力のひとつ。いつか細いホワイトゴールドの「ココ クラッシュ」のリングを足して、重ね付けを楽しみたいです!
青山絵子さん

外資系IT企業で働きながらヨガインストラクターとしても活躍。ファッションはもちろん、美容感度の高さもCLASSY.リーダーズ随一。@ekoaoyama
※文中の素材表記は、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、BG=ベージュゴールドを表します。
※読者が着用しているリングは本人の私物です。シャネル ブティックへのお問い合わせはご遠慮ください。
問合わせ先/シャネル(カスタマー ケア センター)
0120-525-519
https://www.chanel.com/jp/
文/藤本千也乃
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