SNSで注目を集めるオシャレなあの人は、どのように“My style”を確立していったのか? 今回はCLASSY.世代の一人であり、伊勢丹新宿店を凝縮させたセレクトストア「イセタンサローネ六本木」で、この春から店長を務める小野澤亜南(おのざわあなん)さんに取材。自分らしいファッションを見つけていきたいCLASSY.世代にとって、たくさんのヒントが詰まっているはず。
[@仕事]ジャケットを軸にした、知性を感じるモノトーンスタイル
“My style”について
「モノトーンが大きなテーマです。モノトーンという色軸の中で、テイストとしては知的に見えることを意識しています。私が百貨店に入社した当時は、フィービー・ファイロのセリーヌが全盛期でした。初任給で少しずつセリーヌのアイテムを集めていく中で、シンプルで上質なものにこそ本質が宿り、そこに知的な印象を受けました。私のルーツはここにあるのかなと思っています」
“仕事の装い”について
「もちろん仕事服でも自分らしさを追求していきたいですが、百貨店にいるからこそ、あくまでも主役はお客様。お客様よりも目立ってはいけないという、暗黙のルールがあります。その環境の中で“ちょうどいいセンス”を表現できるように、バランスを意識しています。基本のパンツスタイルをスタイリッシュに、そして知的な印象を与えられるように、すとんとしたIラインシルエットを重視。特に仕事のシーンでは、Iラインシルエットが理想の印象作りに貢献しているなと感じます」
Item▷▷▷
Jacket:The Row
Shirt:MM6 Maison Margiela
Pants:HYKE
Eyewear:CELINE
Shoes:Maison Margiela
着心地のいい“先行投資”ジャケットを主役に
リラックスとエレガンスを両立したザ ロウのジャケット
「仕事柄ジャケットがマストなので、ジャケットが主役になるスタイリングを心がけています。この春、新たに迎えたのがザ ロウのテーラードジャケット。毎日着るものだからこそ、肩の力を抜いてリラックスして着られるものを探していました。“リラックスした状態で着られて、それをどうエレガントに見せるか”というのが、The Rowの哲学。そんなブランド哲学と自分の求めるものが一致して、購入を決めました。30代のうちに週7日袖を通したくなるような、“先行投資”ジャケットです」
小野澤亜南(おのざわあなん)さん
1989年生まれ。ラグジュアリー誌でのアシスタントを経て、2016年に株式会社三越伊勢丹に入社。アシスタントバイヤーとしてコンテンツ開発などを担当し、シンガポール駐在を経て、今年4月よりイセタンサローネ六本木の店長に就任。企画したスタイリングイベントやブランドとのコラボイベントには、毎回日本各地からファンが集まる。
Instagram▷▷▷(@anaaaaaaan)
撮影/杉本大希 取材/広田香奈 編集/前田章子
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