ここしばらくブーツ離れしていた人も、今季のオシャレはブーツがないと始まりません!定番からトレンドまでブーツのデザインバリエが豊富な今季は、まさに買いどきです。久々のブーツで何を選んだらいいか分からない人、長く使える名品が知りたい人に向けて、全11回のブーツ特集をお届けします。今回はスタイリストの児嶋里美さんに、今季のブーツの傾向から、CLASSY.世代が使いこなしやすいアイテム選びまで取材しました。
教えてくれたのは児嶋里美さん
児嶋里美 スタイリスト
大人がきゅんとする甘さとモード感を組合せたコーディネートが人気のスタイリスト。Sサイズでもスタイルアップして見える方法から、キャッチーなアイテムを取り入れるポイントまで、実践しやすいテクニックが支持を集める。
Point1 甘派やスカート派はカジュアルブーツで今っぽいバランスに
「今季のファッションは、華やかなディテールのアイテムが多いですね。甘めなテイストが好きな人は、足元はカジュアル感のあるものにすることで今っぽいバランスに仕上がりますよ。ブーツならサイドゴアやレースアップなどがあります。ヴィンテージフェミニンな雰囲気が漂って、洒落感を印象付けられるはず」(児嶋さん)
〈左〉細長いシューレースによって、辛口な黒にもどこか女らしいムードが漂います。心が躍るブランドロゴで、ワンランク上の装いに。ブーツ〈H=3㎝〉¥82,500(トリー バーチ/トリー バーチ ジャパン)
〈右〉重量感のあるしっかりした作りでありながら、EVA素材のソールでとにかく軽い!高見えするのに驚きのプライスで、目の肥えたファッションのプロも納得の逸品。ブーツ〈H=4㎝〉¥3,990(GU)
Point 2 色物やシルバーがカラーレス服に効く!
「CLASSY.でも洋服に関してはカラーレスな着こなしを提案することが多いですが、シンプル服やカラーレス服が多い人ほど、今季の色物やシルバー系のブーツはおすすめです。足元に色を効かせることで、手持ちの服が見違えます。たとえば仕事でしか着ていなかったキレイめ服が、ブーツを変えるだけで休日も着られるように化ける可能性がある! とくにシルバーは想像より色合わせが難しくないので、コーディネートしやすいです。ぜひ挑戦してみてください!」(児嶋さん)
〈左〉ブラウンの延長のような感覚で、気軽に取り入れられるテラコッタオレンジ。カジュアルに転びすぎない細身のフォルムもポイントです。ブーツ〈H=7㎝〉¥30,800(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店〉〈右〉ぽってりとした丸みのあるラウンドスクエアトゥで、足元からあか抜ける!秋冬の装いにすっとなじむ、マットな質感が使いやすい。ブーツ〈H=6.5㎝〉¥53,900(ヒューン/エストネーション)
Point 3 とにかく美脚を狙うならロングブーツ一択
「ジョッキー風や筒が太めのブーツまで、やっぱり美脚見えを狙うならロングブーツが間違いないです。パンツをブーツINしてもいいし、中途半端な丈のスカートとも合わせやすく、ボトムスを選ばないのがうれしいポイントです。またトレンドのミニ丈ボトムスに今年こそ挑戦したいという人は、ニーハイブーツもおすすめ。タイツだと脚のラインががっつり出てしまうけれど、ニーハイブーツなら脚を覆ってくれるので! Iライン効果で脚もすっきり細見えします」(児嶋さん)
〈左〉艶やかなカーフレザーと安定感のあるストレートシルエットが端正な佇まい。ふくらはぎ部分の斜めのカッティングもポイント。脚をすっきり見せてくれます。ブーツ〈H=3㎝〉¥148,500(ペリーコ/アマン)〈右〉脚をまっすぐに見せてくれるストレートシルエット。温もりのあるベロア素材でハードになりすぎないのもポイント。グレータイツの感覚で取り入れてみて。ブーツ〈H=4㎝〉¥39,600(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)
※文中のHはヒールの高さです。
【問合せ先】
アマン 03-6418-5889 / エストネーション 0120-503-971 / GU 0120ー856ー452 / ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005 /トリー バーチ ジャパン 0120-705-710
撮影/秋山博紀 スタイリング/児嶋里美 取材/広田香奈 構成/永吉徳子(CLASSY.ONLINE編集室)