ファッション業界人が語る！「まだ暑い時期のうちに、急いで買った冬物コートがある」その理由は…

突然ですが、今年のコートはもう決めましたか？まだ早い、と思っているあなたへ贈るこの企画。オシャレな人の頭の中は、夏服に飽きる頃からアウターにシフト。冬のスタイルを決める最重要項目だから、クラッシィを見て「これ可愛い♡」と思ったら、即行動！が鉄則です！

新人ライター岸本が緊急取材！オシャレな人はなぜこんなに早くコートを買うのか？

夏の終わり、まだ暑い時季からコートを手に入れている３人。早く流行に触れることもあり、衝動的に買っているかと思いきや…そこにはファッション好き勢ならではの理由がありました。

岸本（以下、岸）：ちなみに乾さんが今年選んだ2着についてポイントを教えてください！
乾さん（以下、乾）：着回しの効くベーシックシルエットかつ、素材感のあるものを欲していて。ボアだったりシャギーのものを選びました。今までシンプルなウールコートばかり着ていたからちょっと飽きてしまったのかな。あと今年の冬は黒がキテる分、中を黒コーデにするとどうしても暗くなってしまうので、質感のあるコートで柔らかな雰囲気を出したいなと。
鈴木詩織さん（以下、詩）：サードマガジンのボアコートは、金ボタンが特徴的でオシャレですね！
佐藤かな子（以下、か）：たしかに今季はジャケット風のコートが多いかも。
乾：あと、コートの着丈もマキシではなくなってきてるよね。膝上くらいのミドル丈だったり、ショート丈のコートもよく見る。
岸：かな子さんのボアコートもショート丈ですね。
か：そう！すごく久しぶりにショートコートを買いました。ボアコートってボリューミィだけど、これくらいの丈ならスタイリッシュに着られるかなと思って。キレイめにもスポーティにも振れるから、コーデの幅が広がりそうです。
詩：いろんなコーデに合わせやすいっていうのも、アウター選びでは重要ですよね！私は去年初めて黒のコートを買ったら思いの外使いやすくて、今年も絶対に買おうと決めていたんです。
乾：私も去年初めて黒のコートを買った！今までは黒よりネイビー派だったんだけど、意外と黒って使えるんだなって思いました。
か：たしかに私の周りでも、黒コートを避けてきたけど今年は欲しい！っていう声をよく聞きます。
詩：モノトーンが流行っているからでしょうか？
乾：今年は黒がトレンドカラーなんだと思う。最近スタイリングしていると、気づかないうちに全身真っ黒になっていたりするから（笑）。
岸：ニュアンスカラーの達人と呼ばれている乾さんでも!?
乾：そう（笑）。丈や素材、ボタンのデザインに気をつければ重たく見える問題も回避できると思います。
岸：みなさんのお話を伺っていたら、私も早くコートを買いたくなってきました…。早速お店に行って試着してきます！（笑）

3人が買ったコートは…

＼冬のオシャレの方向性を決めるのがアウターだから早く買うのが正解！／
【乾さんのイチオシコート】
「シャギーの風合いが気に入ったハイクのコートは￥82,500で購入。10万円以内とは思えないクオリティの高さに脱帽です。軽量でストレスフリーなのも◎。サードマガジンのボアコートは￥110,000。まるでジャケットのようなゴールドボタンやテーラードカラーが珍しく、着膨れせず上品に着られそう！」（左・HYKE、右・THIRD MAGAZINE）

＼ベーシックな黒、ロングシーズン着られる素材…間違いない一着は即決／
【鈴木さんのイチオシコート】
「ル フィルの薄手アウターは￥69,300。黒なのに重たく見えないのは軽やかなシャカシャカ素材のおかげ。スキニーデニム×ロングブーツと合わせたいです」

＼狙ってる憧れコートがあるなら、悩む時間がもったいない！名品は早く買うべし／
【佐藤さんのイチオシコート】
「憧れていたウィークエンドマックスマーラのボアコートは約￥160,000。ちょっとお値段はしますが、ショート丈なら着回しも利くと思い購入を決めました」

撮影／魚地武大（TENT）スタイリング／乾 千恵　取材／岸本真由子　再構成／Bravoworks.Inc