大人の「キレイめカジュアル」を上品に見せる８つのコツ【後編】

CLASSY.の王道といえば、リッチ見えするキレイめカジュアル。「ただカジュアルなだけでは素敵に見えない…」なんて声もよく耳にします。しなやかに時代の気分をキャッチしつつ、ありがちコーデに終わらない秘訣は…？理想のカジュアルスタイルを完成させる４つのアプローチを考えます。

ワンツーコーデこそ素材にこだわって

着こなしもアイテムもシンプルなのにサマになってる、キレイめカジュアルの理想はこんなスタイリング。パッと見なんてことないのに印象に残る人が身につけているのは、こだわり素材のアイテムたち。上質さが伝わるニットやリュクスなレザーを取り入れて、メリハリのあるコーディネートに。

スパイシィで女らしい色と素材でリズムをつけたレザーパンツの着こなし
ぴったりシルエットのレザーパンツにターコイズブルーのカシミアニットを重ねて。ゆるっと×ゆるっとな今どきコーデでは成しえない、華やかなカッコよさが際立つワンツーコーデです。レザーパンツ￥210,000（マディソンブルー）ニット￥86,000（デミリー／サザビーリーグ）バッグ￥85,000（コーチ／コーチ・カスタマーサービス・ジャパン）ブーツ￥64,000（ロートレ・ショーズ／アルアバイル）メガネ￥27,000（アイヴァン／アイヴァン PR）ピアス￥8,000（ワンエーアールバイウノアエレ／ウノアエレ ジャパン）

カジュアルなスタイリングこそ華やかなオールホワイトで

清潔感あふれる白は季節を問わず私たちの軸にある色。ポイントで利かせても効果的な白だけど、全身をワンカラーでまとめてみればスペシャル感が際立ちます。厚着をする冬ならば、コットンやウール、ファーｅｔｃ.…異なる素材を重ねていくことで、単調にならないのもいい。それぞれはカジュアルだけど着こなしはリッチ、が理想です。

ホワイトデニムをベースに据えてハンサムリッチに着る冬の白
濁りのないデニムの白、やや黄味がかったニットとコート…素材感はもちろん色味にも変化をもたせて暖かみを意識して、小物は黒を。コート￥75,000（ウィム ガゼット／ウィム ガゼット ルミネ新宿店）ニット￥48,000（J＆M デヴィッドソン／J＆M デヴィッドソン 青山店）パンツ￥27,000（マザー／サザビーリーグ）肩にかけたニット￥26,000（ユナイテッドアローズ／ユナイテッドアローズ 青山 ウィメンズストア）バッグ￥240,000シューズ￥83,000（ともにトッズ／トッズ・ジャパン）ピアス￥25,037ネックレス￥6,382（ともにアビステ）

フラットブームでもヒールパンプスが必要な日がある

シンプルを重ねてつくるベーシックな装いをどう着こなすかのカギは間違いなく足元。佇まいから溢れ出る「キレイな人」や「きちんとした大人」のイメージづくりに欠かせないのはなんといってもヒール靴。スニーカーもフラットも履きこなせる。だけど、ここぞというときにはヒールを選べる自分をキープしていたい。

ミモレ丈のふんわりスカートを絶品パンプスでエレガントに昇華
ツインニットを合わせたスカート派の最愛コーデ。パンプスを合わせれば、背筋もスッと伸びるし、いつもより表情も優しく。無難とは一線を画す、上品な余韻を残して。ニット￥34,000カーディガン￥39,000（ともにスローン）スカート￥29,000（ツル バイ マリコ オイカワ）バッグ￥358,000（ヴァレクストラ／ヴァレクストラ・ジャパン）ピアス￥183,000（ウノアエレ／ウノアエレ ジャパン）バングル￥61,000（シンパシー オブソウル スタイル／フラッパーズ）タイツスタイリスト私物

パンプス￥105,000（マノロ ブラニク／ブルーベル・ジャパン）

ヘアメークはあくまで好感度の高いコンサバ仕上げ

時代に流されすぎない、抜けた女らしさのヘアメークがキレイめカジュアルの完成度を左右します。お手入れの行き届いたツヤのある肌と髪の毛があればそれだけでうまくいったも同然。誰からも愛される、シーンを選ばないヘアスタイルとナチュラルなメークがリッチ見えのポイント。

上品な陰影のある肌と風になびくヘアでヘルシーに
ウエット仕上げのヘアや、トレンドカラーのポイントメークも知っている。そのうえでシーンに合わせた自分を表現するのが、キレイめカジュアルデーのルールです。シャツ￥21,000（エーピー ストゥディオ／エーピー ストゥディオ　ニュウマン シンジュク）ストール￥49,000（ア ソース メレ／フレームワーク ルミネ新宿店）ピアス￥9,000（シャイラ／エリオポール代官山）

撮影／倉本ゴリ（Pygmy Company）モデル／オードリー亜谷香　ヘアメーク／シバタロウ（P-cott）スタイリング／荒木里実　取材／西道倫子