【CLASSY.世代のヘアカタログ】空前の『ミニボブ』ブームを徹底解説!

いま“ミニボブ”にヘアチェンジするCLASSY.世代が増加中!ロングからミニボブに大胆チェンジした井桁弘恵さんもその一人。「切ってよかった」と語る彼女のヘアには、CLASSY.読者も参考にしたいヒントがたくさん! 読者のSNAPとともに、今旬のミニボブヘアに迫ります♡

ナチュラルにも女っぽくもなれる
「いげちゃんボブ」が気になる!

ロングヘアがチャームポイントだと思っていた私にとって、ボブにするのは勇気がいることでした。でも、「このタイミングを逃したら一生切れないかも」と思い、思い切って挑戦してみることに。切ってみると、自分が想像していた以上に周りの反応が好評で「ショートの方がいい!」と言っていただくことも多くて驚きました(笑)。「ロングでいるべきだ」と思っていた自分の中の固定観念からも解放されました。

また、普段着るファッションの雰囲気もマニッシュに変わりました。 パンツスタイルや、ジャケット、メンズライクなアイテムが一層好きに。もともとよく着ているカジュアルなテイストも、髪をストレートで下ろすだけでも大人っぽくサマになるのが嬉しい!

また、ロングのときはお団子ばかりでほとんどアレンジをしていなかったのですが、ボブにしてから自分でもトライするようになりました。雰囲気を変えたいときは、ウェットな質感のヘアスタイルに。オイルでツヤを出したり、前髪に束感を作ったり…メイクもリップをワンポイント効かせてハンサムに仕上げます。以前はつけなかったような強めの赤リップもうまく馴染むように。今、挑戦したい服やメイクが増えて、以前よりも一層ファッションを楽しめている実感がありますね。

大人になって保守的になっていた
自分にハッとした――
思い切って新しい髪型に挑戦してよかった!

外見だけでなく気持ちにも変化が。ふんわりやわらかい女性像というより、今の髪型に似合うような芯のある大人の女性になりたいという思いが強くなりました。少しずつですが、新しいことに挑戦するハードルが低くなったのも大きな変化。今までまったくヘアカラーをしたことがなかったけれど、ハイトーンにしたい欲も出てきました!(笑)

CLASSY.世代になって、意外と保守的になってしまっていた自分にハッとしました。まだまだ若いんだから、トライアンドエラーを繰り返して自分の殻を破っていきたいです!

いげちゃんの大好きな
「ジャケット×デニム」スタイル

ジャケット×白デニムのコーデ

メンズライクなアイテムが大好き!ジャケット×デニムは私服でもよく着ていますが、ボブにしたことで自然とこなれ感が出た気がします。
ジャケット¥89,100(アロー)シャツ[タイ付き]¥19,800(ルージュ・ヴィフ/アバハウスインターナショナル オンラインストア)タンクトップ¥12,100(FRAY I.D/FRAY I.D ルミネ新宿2 店)パンツ¥30,800(ボニーウーブン/クローバーズ)シューズ¥39,600(ジャランスリウァヤ/ジャランスリウァヤ 日本橋店)バングル¥79,200リング¥40,700(ともにリューク)

\Arrange!/
ふんわりボブから一転、
タイトに仕上げて凛とした女性に

アレンジしやすいようにヘアカットにもこだわりが!
レディな雰囲気にしたいときは、顔周りに仕 込んであるレイヤーを引き出してニュアンス をつけて。オイルでウェットな質感にするだ けで、印象がガラッと変わります!

ニット¥37,400(styling//styling/ ルミネ新宿1 店)イヤリング¥33,000(ヴァンドームブティック/ヴァンドームブティック 大丸東京店)イヤカフ¥14,300ネックレス¥59,400(ともにエルエーエイチ/ヴァンドームヤマダ)リング¥46,200(ヴァーミリオン)

HIROE IGETA

1997年生まれ。福岡県出身。身長170cm。早稲田大学在学中より本格的に芸能活動を始め、現在は俳優、モデル、MCと多岐にわたって活躍。スタッフからは「いげちゃん」の愛称で親しまれる。

おしゃれ感度の高い読者に増加中!クールな切っぱなしボブ6選

タイトなボックスシルエットがボリュームある冬アウターとも好相性
中瀬古ゆきなさん(32歳・フリーランスPR)

大好きなモノトーンコーデがより一層楽しくなりました!
3年くらいボブ継続中ですが、今が一番短いです!以前はふんわり丸みのあるシルエットが好みでしたが、最近は外側を長めに、内側を短くしたボックスシルエットに。コンサバ顔なので甘めのブラウスを着るときれいにまとまりがちだったのが、モード感が出ておしゃれの幅が広がりました。なによりも、今の髪型にしたことでモノトーン好きが加速!ボリュームアウターもミニボブだとバランスがとりやすいので、冬のおしゃれも楽しくなりそうです♡(中瀬古さん)

\中瀬古さんのお気に入りアイテム/

清潔感と女っぽさを両立!肩パッドJKも似合うきれいめスタイル
植田 舞さん(29歳・商社)

初のミニボブは前髪なしで大人っぽく彼からも褒められました♡
ずっと憧れていた東原亜希さんのような、余裕のある大人のボブに惹かれて、思い切ってカットしました。大人になってから初めてのショートでしたが、毛先を重めに直毛を活かした前髪なしのスタイルで、大人っぽく仕上げています。ファッションはカジュアルも辛口も甘めも、すべてバランスよく着こなせるように。最近はZARAで購入した肩パッド入りのジャケットを羽織って、ハンサムなジャケットスタイルを楽しんでいます。(植田さん)

\植田さんのお気に入りアイテム/

重め×ツヤのバランスが大事!韓国ファッションにも相性抜群
Ayumiさん(25歳・アパレルPR)

ロングのときよりカジュアルコーデが女っぽく決まります!
アパレルプレスになって2年。そろそろ気分を変えたくて、今年ミニボブに初挑戦しました。毛先を重めにして韓国っぽいスタイルに似合うように。首周りに抜け感が出たことで、ロングのときよりカジュアルコーデがバランスよく決まるようになりました!(Ayumiさん)

\Ayumiさんのお気に入りアイテム/

2WAYのスクエアボブはヘアカラーで手軽にイメチェン♡
諌山桜花さん(25歳・会社員)

夏のハイトーンから一転、秋冬は暗めカラーにしてガーリーが気分
秋冬に向けて暗髪×重め前髪にチェンジ。耳にかけるだけで雰囲気がガラッと変わるので気に入っています。暗めカラーは肌の色がきれいに見えるのもポイント。メイクは赤リップやアイラインを強めにして女っぽく。ビッグカラーなど、首元のおしゃれにも挑戦したい!

\諌山さんのお気に入りアイテム/

甘めテイストからシンプルまで丸みボブでおしゃれ上級者
Sanaさん(28歳・アパレル関係)

腰丈まであったロングヘアは転職をきっかけに30cm以上カット
ロングヘアしか似合わないと思っていたので、ずっと腰まで髪を伸ばしていました。アパレル業界への転職をきっかけに、思い切って30cm以上カット。耳かけや外ハネで印象を変えられるので、意外とロングよりアレンジが利いて楽しいです!(Sanaさん)

\Sanaさんのお気に入りアイテム/

ハイトーン歴4年目!ミニボブならほっこり見え回避
中野 藍衣さん(25歳・レイビームススタッフ)

ハイトーンで一気に垢抜け!毛量の多さも味方にしています
2年ほど胸元までのロングにしていましたが、ハイトーンにしていた影響で、髪の傷みが気になっていたので5月にミニボブへ。毛量が多いので、軽さを出すためにあえてハイトーンをキープ。冬はどうしても服が暗くなりがちですが、明るい髪色なら全体的に軽やかに見えます。(中野さん)

\中野さんのお気に入りアイテム/

ダヴィネスのオイル

ダヴィネスのオイルは、重めの質感で髪をしっかり保湿してくれます。一時期、手頃な価格帯のオイルを使ったときもありましたが、キープ力の差にびっくりしました。ハイトーンで傷みやすいので投資するようにしています。

きれいめ・甘派はゆる巻き&外ハネのクセ毛風ボブ4選

トレードマークのボブは甘めフェイスに合うふんわり感をキープ
湯本雛子さん(26歳・アパレルディレクター)

顔まわりにボリュームを持たせると小顔効果も抜群です!
基本的にはずっとボブくらいの長さで、前髪はそのときの気分で作ったり作らなかったりしています。今は少し長めの前髪にして、スタイリングで日によって変えるのを楽しんでいます。以前はメッシュを入れたりしていましたが、今はナチュラルなスタイルが気分。猫っ毛なので、何もしなくてもふんわりして朝のセットも簡単。甘めの顔立ちなので、自然としっくりきます。カジュアルな服が多いので、髪でバランスをとるのも意識しています。(湯本さん)

\湯本さんのお気に入りアイテム/

もともとのクセ毛を活かしたふんわりウェーブがお気に入り
上枝みどりさん(38歳・フリーランスPR)

ずっとショート派でしたがミニボブで女っぽいコーデも得意に
長年ショートカット派でしたが、今は自分的に長めなミニボブに。衿足があるかないかで印象がガラッと変わります。髪にニュアンスがあると同じ服でもどこか女っぽく見えるのが新鮮。もともとクセ毛なので、前髪をなくしておでこを出すのには少し抵抗があったけれど、今ではその抜け感も楽しめるように。以前よりメンズライクな服を着ることが増えた分、髪でやわらかさを足すようにしています。ジャケットを着ても辛口になりすぎない、ちょうどいいバランスが好きです。(上枝さん)

\上枝さんのお気に入りアイテム/

ステイニのオイル(右)とバーム(左)は混ぜて揉み込むようにつけるのが定番。程よいツヤ感が出るのと、キープ力もアップします。日中のリタッチにはバームを持ち歩いて、ウェットな質感を足しています!

子どもっぽいイメージがあったミニボブはスタイリング次第でアレンジ無限!
SAKIさん(31歳・会社員)

ネガティブだったクセ毛がミニボブならチャームポイントに♡
SNSで見かけたスタイルに惹かれて、ボブにしたい!と思ったのがきっかけ。子どもっぽく見えるかも…と不安もありましたが、ロングのときより印象に幅が出ました。クセ毛を活かしたナチュラルなスタイリングで、自然体な仕上がりが気に入っています。(SAKIさん)

\SAKIさんのお気に入りアイテム/

外ハネボブはシースルー前髪で気分に合わせて印象をチェンジ!
柳沢 遥さん(30歳・アパレルプレス)

結婚式後にバッサリ!2WAY前髪でアレンジの幅が広がりました♡
3年前の結婚式が終わったタイミングで、初めてバッサリ切りました。その後ロングヘアに戻すこともありましたがやっぱり扱いやすいボブ欲が再燃!外ハネだと雨の日でも楽で、軽くアイロンを通すだけでセットが完成。最近は前髪を薄めに作って、かき上げたり下ろしたりして楽しんでいます。首回りが出るようになり、ボリュームアクセも似合うようになりました!(柳沢さん)

\柳沢さんのお気に入りアイテム/

ロング派だった3名もボブに挑戦しました

フェミニンな顔立ちにはウェットなパーマ風ボブで今っぽく
下田かりんさん(27歳・医療事務)

パーマ風ボブ

大好きなきれいめファッションも鮮度がグッとあがりました!
ずっとロングヘアだったので、そろそろイメチェンしたい気持ちに。とはいえ、切る前は不安で生成AIでイメージ写真を作ったりして想像を膨らませていました(笑)。きれいめファッションが好きなこともありロングが安心かなと思っていましたが、切ったことで鮮度がアップ。自分に似合うヘアアレンジも模索中ですが、これからの季節はタートルやシャツなどハイネックを楽しみたい!結婚式などライフイベントを終えた今だからこそ挑戦できたと思います。固定化していた自分のイメージに新たな可能性を広げられた気がします。

下田さんボブのポイント

後ろには生えグセがあるので、インナーを短くして上の髪をかぶせるボックスシルエットにすることで手入れも簡単になります。ばさっとおろしていてもサマになるボリューム感を作りました。顔まわりはオイルでウェット感をプラスすると、大人っぽくこなれた印象になります。

\ボブにしてこう変わった/

長年悩みだったクセ毛を活かしたニュアンスボブ
前林美里さん(26歳・金融系)

ニュアンスボブ

見飽きたロングミディアムから一転大人っぽく!似合うメイクも変わりました
うねりやすいクセがあって扱いづらいこともあり、ショートにするのは敬遠していました。でも思い切ってミニボブにしてみたら、クセを活かせるヘアスタイルがあることに感動。朝はバサッとナチュラルのままでも、巻いてもサマになるから楽ちん。ただ夜のドライヤーはロングのときより丁寧にするのがポイントです(笑)。ずっと同じメイクでしたが、赤リップなど口元にワンポイントを加えるのも挑戦してみたい!

前林さんボブのポイント

短くすることでクセが出やすくなりますが、毛先にクセが出る長さまでカットすることで動きが出ます。毛量が少ないタイプなので巻いてボリュームを出したり、パーマもおすすめ。バームを揉み込むようにつけると、ふんわり自然なニュアンスが完成します。

\ボブにしてこう変わった/

辛口モノトーン派はタイトな外ハネボブで大人顔に
田原奈津妃さん(30歳・会社員)

顔回りに洒落感が出てブラックコーデも軽やかに!
学生時代以来ずっとロング派。ほとんどアレンジせず、下ろしっぱなしのスタイルが定番になっていました。明るい色の服を着るとコンサバになりすぎるので、基本はオール黒コーデに。どこか重たい印象になるのが悩みでした。今回ミニボブにしたことで、きれいめなファッションをしても抜け感が出るようになり、白も似合うように。薄めの前髪のおかげでハンサムな印象になって、ファッションの幅が一気に広がりました!

田原さんボブのポイント

肌が白く、髪が細いので、タイトに見えるボブにカット。毛先はぱつっと揃いますが重くならないように、顔まわりの産毛を活かしてレイヤードを入れます。外ハネが出るように切りっぱなし気味に仕上げました。

\ボブにしてこう変わった/

今回切ってくれたのは...

塩澤延之さん
mod’s hair所属。ファッション雑誌を中心に、広告、CF、アーティストジャケットなど幅広く活動中。2018年に美容室HAIR.4038を設立。

撮影/嶌村吉祥丸、堺 優史(MOUSTACHE) モデル/井桁弘恵 ヘア/塩澤延之(mod’s hair)、メイク/鈴木海希子、ヘアメイク/日高 咲(ilumini)、本多遥香 スタイリング/児嶋里美 取材/小森香沙音 編集/鈴木日向 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2025年12月号『CLASSY.世代はミニボブが気分』より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。

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最新号 202602月号

12月26日発売/
表紙モデル:宮本 茉由