私たちの永遠のテーマである「小顔」。今や、顔を小さく見せる方法はシェーディングやパーツ盛りだけじゃありません。時代に合わせてテクニックも変化するから、古臭い顔にならないために最もアップデートが必要なジャンルです。「顔を〝新幹線〟のように作るのがコツ」と語るのは、大人気ヘアメーク岡田知子さん。その真意とは?劇的ビフォーアフターをお見逃しなく!
カギは自然な立体感!顔をデザインする方法、教えます
ジャケット¥30,000キャミソール¥8,000(ともにバナナ・リパブリック)ピアス¥58,300(ウノアエレ/ウノアエレ ジャパン)ネックレス¥49,500〈アナプノエ〉リング¥9,900〈シズクイロ〉(ともにフォーティーン ショールーム)
岡田流「小顔メーク」のポイントは〝新幹線みたいな〟顔を作ること
CLASSY.モデル鹿ちゃんも劇的変身!
小顔に欠かせない「立体感」。新幹線のように前に突き出た顔をイメージしながら光と影、血色感を仕込む…というのが岡田理論。洗練された仕上がりなのに、実は大きく変化する小顔メークが叶うんです!
Afterだけを見るとベーシックな上品メークなのに、Beforeと比べると歴然とした差が!各パーツが自然と大きくなり存在感が増しているので、顔の余白が減少。Tシャツ¥6,000(バナナ・リパブリック)
\小顔メークのPOINT!/
☑︎郭とパーツに細かく光と影を仕込む
☑︎新幹線のように前方向へ立体感を演出
☑︎寄り・引きで鏡を見て、余白のデザインをチェック
ちょっとした仕込みの重ね技で“大きな変化”をつける!
その人らしい「小顔メーク」を提案
小顔メークとは、「どんな方法で顔の余白をデザインするか?」だと思っています。そのために私が大事にしているのが、フェイスラインやパーツの存在感を〝掘り起こす〞こと。そのイメージの1つが、〝新幹線〞なんです(笑)。あるときふと、平坦な顔を立体的に見せるには、新幹線のように前に突き出ているように見えるメークをすればいいんだ!と思いついて。それ以来、顔全体はもちろん、まぶたや涙袋、鼻、唇に至るまで、色のグラデや質感で細かくメリハリを仕込んで奥行きをつけるメークを考えてきました。
小顔って、パーツの形を激変させるような整形メークの方向に行くとトゥーマッチになってしまうことが。仕上がりはちゃんと自分らしい、でもビフォーと比べると大きな変化がついている、というのが理想です。寄りと引き、2つの鏡でチェックすることも大切!例えばエラが気になる人の場合、エラばかり部分的に見てどうにか削ろうとシェーディングを頑張ってしまいがち。でも、実際は引きで見たときに顔全体の印象がバランスよく見えればOKなので、下半顔を目立たなくしたいときは上半顔に目立つポイントを作れば、人から見られたときの印象を変えられます。他にも、「アイメークしても目が小さい」と思うなら、チークを広めに入れて顔の余白を埋めるという技も。引きでも自分の顔をチェックして余白バランスをデザインしたり、顔全体の印象を操作してみてください。
今回は細かくテクニックをご紹介しますが、〝全部やらなきゃ〞と気負わなくてOK。「今日は涙袋を新幹線っぽくしてみようかな」といった感じで、気になった部分を楽しみながら取り入れてみてください。
ヘアメーク・岡田知子さん
NYで活動後、日本に活動拠点を移し現在は幅広いメディアで活躍。技術はもちろん、そのセンスに惚れ込む著名人多数!(Instagram:@tomokookada)
撮影/神戸健太郎〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 モデル/鹿沼憂妃 ヘアメーク/岡田知子(TRON) スタイリング/村瀬萌子 取材/亀井友里子 再構成/Bravoworks.Inc