注目!4誌のミューズが世代を超えて「美しさ」座談会
CLASSY.、VERY、STORY、美STの4誌を代表するみなさんで「美しさ」についての座談会を開催! 世代を問わない永遠のテーマに話題が尽きず、質問大会にも⁉
\世代を超えたシスターフッド会議/
「美しさ」って、 人生を楽しんでいるか
稲
「美しさ」って時代とともに少し変わってきたかな?と感じますが、みなさんどう考えていますか?
申
私は「美しさ」=「生活」 かなって。肌・メーク・髪の毛・佇まい……、すべてにどんな暮らしをしているのか、が出てくるものだなって。
神
わかります。外見よりもどうやって生きているか 、ですよね。自信を持って生きていると肌も自然と輝いていたりするし。
愛
そういう意味でも、「美しい人」って、自分の楽しませ方がわかっている人 かなって。いっぱい笑ってるんだな、っていう人は絶対的に「美しい!」って思いますし。
申
間違いないですね! 笑顔が素敵な人 にはすごく魅力を感じます。
稲
充実してるんだろうな、ってわかるから惹かれますよね。幸せなんだろうなって。
愛
そうは言っても、30代に入って少しずつ肌悩みも出てきて、スキンケアも頑張らなくちゃってなっています。
神
「美しい肌」となると、透明感とかハリツヤとかあれこれ出てくるもの。ただ、どこまでも突き詰められちゃうから、自分なりのバランスを取ることも必要 ですよ。変化がある中でも、自分らしい肌を更新する感覚 ですね。
エイジングも 前向きに受け入れよう!
稲
エイジングケアって今からはじめるとしたら何ができますか?
神
まずは受け止めること! そして、巻き戻そうとするのではなく、ほどよいメンテナンス。たとえば、悩みをクリアにするのではなく、好きなところを磨く と平均的に全体の状態が上がりますよ。
申
悩みはもちろんあったとしても、凝視するより俯瞰で 見たほうがいいんだろうなって私も感じます。私世代だと美容医療をはじめている人も多くて、賢く味方にするのはいいけど、「シミひとつ許さない!」ってなると……。
神
現実と理想のバランスが崩れるとひずみが出て苦しくなりますからね。肌も人と同じで、自己肯定したり、納得しながら育てていくもの だと思いますよ。
美容は生命力があるときしか 楽しめない
愛
それこそ神崎さんは毎日忙しい中、どう美しさをキープされていますか?
神
タフでいることと、気合い(笑)。そして、余裕作りですね。余力がないと美容は楽しめない んですよ。だから、朝の時間短縮のため前日にコーデを決めておくとか、夜は全身保湿できる入浴剤を使うとか。あと、トイレにボディクリームを常備して、忘れがちなケアも動線でするように。
申
そんな神崎さんが「これだけしておけば!」ということはありますか?
神
高機能クリーム! 美容成分もたっぷり入ってるし、うるおいもきちんとめぐらせて留まらせてくれるし。クリームには投資しておいていい と思います。
稲
うれしい情報! 神崎さんにもうひとつ、「大人の色気 」について伺いたい!
神
そうですね。たとえば、肌を少しツヤっぽくしてみたり、香りを味方にするのもいいかも。あと温もりのある声も大事かなと思って、私も先日からボイストレーニングをはじめました。
申
やっぱりこうやってお話しすると、勉強になるし、話題が尽きませんね!
健やかであることが美しさの根幹
稲
年齢や状況によって求めるものは変わるけど、ポジティブに探究していく気持ち だけは持っておきたいな。
申
情報も多い時代だし、合う合わないもあるから、柔軟に気楽に! よく食べて、寝て、健康がまずは第一!
神
そうそう。心を曇らすくらいなら、笑い飛ばすくらいの、ね。 健やかな体と心あっての美しさ 。
愛
今日、みなさんとお話しして、未来がどんどん楽しみに なってきました。
\齋藤 薫さん 特別寄稿/
世代を超えたシスターフッド!
力を合わせてキレイになり続けてきた女性たちを見つめ続けた 資生堂の150年
人を育てるのは人。女性を美しくするのは女性……まさに〝美のシスターフッド〞とも言える不思議な力に突き動かされたのは、まだ少女の頃に見て衝撃を受けた「太陽に愛されよう」という真夏のキャンペーンだった。日焼けした肌に純白の水着、当時18歳の前田美波里さんが放つ強烈な美しさは、今思えば「圧倒的な洗練」であったことが、その後の自分に少なからず影響をもたらした。子供心に美意識の目覚めを感じたのを何故かハッキリと覚えている。
だから改めて思う。重要なのは、美とともに「洗練」を学ぶこと。美しさにもセンスが伴わないと、人は人を魅了できない。
そう、だからこそ女性誌はファッションと美容を同時に教え、時代のニーズと年齢なりの美しさを教えてきた。美にもマナーが必要なことをも粛々と。そこに読者が年代を一つ一つ丁寧に進級するように、女性として進化していく仕組みまでが出来上がっていたのだ。まさしくCLASSY.VERY STORY 美STの連携の如く。ある意味それは、人を魅了するための知性と教養を養うカリキュラムだったとも言える。美しくなる方法は無限にあっても、他者をも幸せにする美でなければ意味がないからこそ、それが独りよがりにならないよう、等身大のお手本と正解の答え合わせをする。それこそが女性誌の奥義。ページをめくるたび、人は1人ではキレイになれないと思い知る。
じつは、そこにいつも寄り添ってきたのが化粧品メーカーが発信する提言であり女性像であった。とりわけ資生堂はその時代時代で最も輝いている人たちをミューズとして、確かな規範を示してくれた。生き方にまでセンスを宿した人たちを。じつは18歳の前田美波里さんを通じて日本女性に洗練を教えたのも、資生堂なのである。創業150周年を迎える資生堂、最初の化粧水オイデルミンの優艶さを見ただろうか。多少とも姿を変えながら未だこの世に存在し、魅惑的であり続けること自体に胸が熱くなる。そのDNAに息づく耽美主義が日本にもたらしたものは計り知れないのだ。
女性美をまるでアートのように慈しみ、美容文化を丁寧に編み上げていく、その一方で日本の年齢観を塗り替えた。150周年の記念CMになんと現在の前田美波里さんが登場、56年前と同じ砂浜で変わらぬ美しさを見せて私たちを驚かせたのだ。それは56年の時を幻にする奇跡! 資生堂の先進性と肌研究への全身全霊をあぶり出す。何しろ世界規模の化粧品研究オリンピックではほぼ毎年、最優秀賞を取る異次元の研究開発力を誇っているのだ。人はどこまで美しくなれるのか? それを立ち止まることなく追求し、その実現にあらん限りの力を注いできた結果だろう。
そこに、女性への深いリスペクトを感じる。だからそこまで献身的になれるのだ。いつも思うのは、もし資生堂がなかったら私たちはどうなっていたのだろうということ。世界が礼賛する美しさを養えただろうか。人を魅了する洗練と知性が育っていただろうかと。
150周年に寄せ資生堂は「美しさとは、人の幸せを願うこと」と定義している。まさにそれ。渾身の化粧品提案と、女性誌のシスターフッド、その親密なコラボレーションが日本女性に教えてくれたのは、それなのだということに今、静かな感動を覚えているのである。
齋藤 薫
雑誌編集者を経て美容ジャーナリストに。女性誌を中心に連載を多く持ち、企画や化粧品開発、アドバイザーなど幅広く活躍する。『大人の女よ!清潔感を纏いなさい』(集英社文庫)など、著書多数。
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毎日いろいろあるけれど、私たち「ポジティブ肌でいこう!」Vol.1
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【モデル着用】[愛甲さん]トップス¥18,700(ハイク/ボウルズ)デニム¥26,400(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)イヤリング¥5,670(アビステ)ネックレス¥14,850バングル¥6,330(ともにエイチアッシュ/フォーティーン ショールーム)インナー/スタイリスト私物 [申さん]Tシャツ¥15,400(ATON/エイトン青山)ショートパンツ¥25,300(ダブルスタンダードクロージング/フィルム)ピアス¥30,800(レム)バングル¥12,650(ファシアータ/フォーティーン ショールーム) [稲沢さん]Tシャツ¥9,680肩がけしたカーディガン¥27,500(ともにスローン)タックパンツ¥36,300(ATON/エイトン青山)ピアス¥6,300(アビステ)バングル¥35,750(プラウ)[神崎さん]ジレ¥49,500(Sov./フィルム)タンクトップ¥14,300(ハイク/ボウルズ)パンツ¥20,900(カレンソロジー/カレンソロジー二子玉川)ピアス¥15,400(メラキ/フラッパーズ)
撮影/YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉(人物)、西原秀岳〈TENT〉(静物) ヘア・メーク/森 ユキオ(稲沢さん)、林 由香里(愛甲さん、申さん)〈ともにROI〉、犬木 愛〈AGEE〉(神崎さん) スタイリング/石関靖子 取材・文/矢﨑 彩 デザイン/安藤恵美