『スッキリ』などテレビ出演でも話題、著書も大ヒット中の美容家・石井美保さん。連載「アラサー女子の巻き返し美容」にも大きな反響をいただいています。44歳とは信じられない(というか年齢関係なく美しすぎる!)石井さんはなぜいつも潤っているのか…その秘密を聞いてきました。
「クリームを塗らずに外出すると、その瞬間から乾燥します!」
「クリームは必要ですか?」という質問を度々耳にしますが、クリームは絶対に必要です! クリーム=蓋、の認識は定着しているけれど、その必要性をきちんと理解している人は意外と少ないですよね。化粧水をたっぷり塗ったからと言って潤い満タンとは言わないし、化粧水と乳液だけのケアでメークして外出したら、その瞬間から乾き始めます!
潤いが保たれたみずみずしい肌のバランスは、水分70:油分30。こっくりとしたテクスチャーのクリームで蓋をすることで、この肌内部の理想のバランスを保つことができるのです。アラサー世代の間ではオールインワンを愛用している人も多いと思います。あれこれ忙しいときにオールインワンで完結させるのはいいけれど、欲を言えばオールインワンの仕上げにクリームを投入してほしいです。
特にジェル系のオールインワンは、化粧水・乳液・美容液代わりに水分は与えられるものの、その潤いに蓋をするクリームの役割を備えているものは少ないので、「とにかくオールインワンひとつでなんとかしよう」という考えは捨てましょう!
「スキンケアのコツは乾く隙を与えないこと。一日中潤いをキープするケアが大切」
アラサーになると、潤いを逃さず、常に潤った状態を継続することが大事。スキンケア直後は保湿されているけれど、その状態が一日中保たれていないと、肌はどんどん乾き、紫外線の影響を受けてシミも出来やすく、年齢を重ねるとハリのないシワシワの肌になってしまう可能性も。ほうれい線が深くなったり、笑ったときの目のシワが目立つ…なんてことも引き起こします。
私は朝、クリームを必ず塗りますが、逆に夜は塗らないこともあります。日中の方が湿度や気温、紫外線によって潤いが飛んでいく可能性が断然高く、夜はその可能性が低いので、睡眠中は加湿器をつけて湿度を保ち、乾燥を防ぐようにしています。朝、きちんとクリームをつけていれば日中、あらゆる環境に晒されても乾燥から肌を守ることができ、帰宅後の肌もトラブル知らず。
私自身、隠せないシワが急増することなく、未だに肌を褒めていただけるのは、ずっと朝のクリームを省かずにやってきたからこそだと思っています。10年後の美肌を作るスキンケアのコツは、乾く隙を与えないこと。日々生活していると肌は乾く一方なので、一日中潤いをキープするケアを心掛けてください。
石井美保さんおすすめクリーム3選
右、オルビス
肌の上でバームのようにとろけてピタッと密着。潤いを逃さず閉じ込め、ふっくらとした弾力のある肌を長時間キープ。オルビス ユードット モイスチャー 50g ¥3,600(オルビス)
中、ローラ メルシエ
しっかりと保湿する濃厚な質感ながら、さらっと仕上がり、メイクアップしやすい肌に整える優秀クリーム。ザ パーフェクト クリーム マルチタスキング モイスチャライザー 50g ¥7,500(ローラ メルシエ ジャパン)
左、BOBBI BROWN
海藻エキスやビタミンを豊富に含んだククイナッツオイルなどをバランスよく配合し、水分とともに美容成分も補給できるクリーム。ベタつかないから朝用クリームにも最適。ハイドレイティング フェイスクリーム 50mL ¥6,900(ボビイ ブラウン)
PROFILE
【石井美保】1976年生まれ。美容家、美肌サロン主宰、Riche代表。「こすらない洗顔」や「肌アイロン」の美容法を提唱し、レタッチ要らずの美肌の持ち主。確かな技術と知識、説得力のある言葉で、幅広い世代からの支持を集め、多くのメディアに出演。近著に『一週間であなたの肌は変わります』(講談社)はアマゾン実用書売り上げNo.1を記録する大ヒット!
お問合せ先:オルビス0120-010-010 ローラ メルシエ ジャパン0120-343-432 ボビイ ブラウン0570-003-770
次回12月1日配信予定!おたのしみに!
撮影/中島 洸(まきうらオフィス) ヘア・メーク/輝・ナディア<Three PEACE> スタイリング:青木宏予 取材/坂本結香 構成/CLASSY.編集部