暑さとマスクによる蒸れで、例年以上に、メークが崩れる今年の秋。そこで、過酷な舞台環境の中でも、いつだってベストをキープしている宝塚の元娘役トップスターに取材!去年の10月、惜しまれつつ退団した綺咲愛里さんに、そのテクニックを教えてもらいました。第1回目は、崩れないベースメークを紹介します。
ナチュラルで、ほんのり艶めく素肌のような肌に
使用アイテムはこちら
㊨「憧れの商品で何年も愛用。粉っぽくならないのに、さらさらする唯一無二の質感です。」ミラノコレクション フェースアップパウダー2021\9,000(編集部調べ)(カネボウ化粧品)12月1日発売予定。㊥「ファンデーションのノリが格段に良くなる魔法の下地。自然にトーンアップしてくれるので欠かせません。」プロテクティング ファンデーション プライマー 01 SPF50+・PA++++¥3,500(ポール & ジョー ボーテ)㊧「伸びがよく、肌に密着してなじむので、素肌がキレイになったかのようなナチュラルな仕上がりに。」タン アンクル ド ポー B20 SPF18・PA+++¥6,600(イヴ・サンローラン・ボーテ)
how to make up
宝塚時代で培った、指を使ったベースメーク
「ベースは、メークの中で土台となるので1番大事な部分。アイメークよりも時間をかけて仕上げています。大事にしていることは、素肌感を感じる自然な肌に仕上げること。下地は薄くのばし、ファンデーションは部分的に使うことで肌に素肌感と透明感がでるようにしています。マスクについても目立ちませんし、もし崩れてしまっても目立ちにくいので、今の環境にも合っていると思います。また、全ての工程を指で仕上げることもこだわり。宝塚時代からベースメークはすべて指で。より肌に密着し崩れにくくなりますし、肌のコンディションもわかり、細かいところまで繊細にケアできるので、指を信頼しています。宝塚を引退し、仕事でヘアメークをしていただくことが増えた今は、毎回が情報リサーチの場! 宝塚時代は先輩にリサーチしていましたが、今はヘアメークさんに質問をし、日々テクを更新するのが楽しいんです♪」
他にこんなアイテムも使用しています!
「ワンマイルなど、ちょっとしたお出かけには、これ1本で肌作りを。UV下地もファンデーションも兼ね、トーンアップしてくれるので信頼の1本です。」UVイデア XL ティント SPF50・PA++++¥3,400(ラ ロッシュ ポゼ)
「まるで化粧水のようにすっとなじむ、みずみずしい使い心地が気に入っています。透明感が増し、品のあるキラキラした肌になるので、ツヤが欲しい時は下地をこちらに。」ラディアント タッチ ブラー プライマー¥6,300(イヴ・サンローラン・ボーテ)
Profile
綺咲愛里(きさき あいり)さん・2010年宝塚歌劇団に入団。愛らしいビジュアルで早くから注目を集め、新人公演のヒロインなどを経験後、2016年に星組トップ娘役に就任。『スカーレット・ピンパーネル』のマルグリット・サン・ジュストや『うたかたの恋』のマリー・ヴェッツェラ、『霧深きエルベのほとり』のマルギット・シュラックなど、様々なタイプのヒロイン像を華やかに演じ分けた。2019年退団。現在は女優として活躍。
ピアス¥1,800 イヤカフセット¥2,163 リングセット¥1,800(すべてROOM/サードオフィス) その他、スタイリスト私物
AKTE 03-4400-6195、サードオフィス 03-6825-8508、サンポークリエイト 082-248-6226、バロックジャパンリミテッド 03-6730-9191、BONUN OMOTESANDO 03-5464-3056、マリハ 伊勢丹新宿店 03-6457-7128、RANDA 06-6451-1248、Room403 表参道本店 03-6452-6707
撮影/寺田茉布(LOVABLE)〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 モデル/綺咲愛里 ヘアメーク/室橋佑紀(ROI) スタイリング/鳥山悦代 取材/味澤彩子 構成/CLASSY.ONLINE編集室