美容コラムニスト・福本敦子さんの「ナチュラルエレクトロ美容」vol.2

令和版・大リーグボール養成ギプス風“辛くない”小顔ギア

このアイテムのビジュアルを最初に見た時に「おぉ」とインパクトを受けた方も多かったのではないでしょうか。顔の下半身をそのまま覆うようなマスク型の表情筋ケア・メディリフト。

私も初めて見た時から「本気系だな…」と思っていたのですが、ついに試す日がやってきました。その感想、というか電源を入れる前から結構なインパクト。顔を覆うタイプのマスクなので伸縮性のある本体を顔にフィットさせ、バンドの部分を留めます。
これだけでももう気持ちは小顔道を突き進んでいる感じが…。鏡で見てみると　ビジュアル的には伝説の野球漫画・「巨人の星」の大リーグボール養成ギプスを彷彿とさせる仕上がり。
「これから小顔になるぞ！」というモチベーションも上がります。

あのアニメでの養成ギプスはめちゃくちゃしんどそうで、その時代の「苦労こそが美徳」的な思想を表しているよな…という印象を受けましたが、同じ筋肉を鍛えるものでも令和版の小顔ギアはもっと気楽で軽くてスムース。もっと簡単に言ってしまえば、「装着して、ピッと電源を押すだけ」でした。これも「風の時代」と言われる簡単・軽やか・楽しい、というムードをまとっているような気がします。

実は私は噛み合わせの歯医者さんに通っているほど「食いしばる女」。奥歯が痛い、虫歯かな…と思って歯医者さんに行ったら、夜中に食いしばっていたことが痛みの原因だったという経験があります。

そこから歯痛や肩凝り、首回りの緊張を引き起こすこともあると知っていたので、咬筋をほぐすことにはかねてから注目していました。
いざ電源を押し、最初のインプレッションはピリピリ…という電気が顔を走る感じに多少の刺激と、上記の養成ギプスを思わせる「効いてるよ」感を感じますが数日すると慣れてきます。というか、だんだん気持ちよくなってくる感じ。マッサージで、最初は筋肉が硬くて痛いけれど、しばらくするとほぐれて気持ちがよくなってくる、あの感じです。頬の上のほうにある大小頬骨筋もケアできて、ピリリとした刺激が気持ちいい。
使い終わると顔の横幅が狭くなったような気が。目には見えませんが、やっぱり顔も凝っているんですよね。一回でどうこうというよりも、使えば使うほどやわらかい表情筋をキープできる、継続してこそ力を発揮してくれる、そんなアイテムのように思いました。

肌の体力を高める巡らせ化粧水

EMSでお顔の筋肉をケアしたあとは、血行つながりで「肌の毛細血管の巡り」に着目。そう言われると大層な感じがしますが、さすがはマツキヨ専売オーガニックコスメのアルジェラン 、エイジングケアに効果的なアイテムも手頃に取り入れることができます。

この秋新たに生まれ変わるアルジェランのテーマは、「毛細血管の再活性化」。くすみやたるみにつながる、と言われる「血管の血行不良」を、植物の力で活性化し、巡らせるというものです。
植物の生命力をそのまま肌に取り入れられそうですよね。化粧水にも血行促進のために選び抜かれた植物（アシタバ葉/茎エキス、ウンシュウミカン果皮エキスなど）が入っており、夏の肌疲れにも良さそう。使ってみると保湿力はもちろん、なんというか一滴に対するポテンシャルが非常に高い感じです。化粧水はバシャバシャ使ってコットンパック！みたいな概念が昔流行りましたが、「え、それってもう古いんだな」と新たな気づきをくれるくらい、一滴一滴が濃い感じ。少量で肌の内側からもっちりさせてくれます。こちらもメディリフトと同じく、毎日コツコツ使ってほしい一品です。

著者紹介
フリーPR /コラムニスト　福本敦子さん
@uoza_26
コスメキッチンPRとして活動後、独立。独自の視点で発信する「#敦子スメ」は完売続出。今までの知識や経験を出し惜しみなく詰め込んだ著書『今より全部良くなりたい　運まで良くするオーガニック美容本』（光文社）が大好評発売中！