妻子ある男性の不倫が発覚! どういう理由があっても、不倫は許されない行為。けれども、よくよく話を聞いてみると何だか妻に問題があるような……そうしたケースは、意外と少なくないと言います。
そこで今回は、思わず同情してしまった不倫男性の“僕が浮気に走った理由”をご紹介。人それぞれ、不倫に走ってしまう理由にはさまざまなものがありました。
1.奥さんも不倫をしていた…...
「妻に不倫をされて、どうしようもなく悲しくなって。妻との関係を再構築をするとか、離婚するとか色々な選択肢があったのに、何よりも“不倫されたことへの怒り”が勝ってしまい、自分も職場の女性と関係を持ってしまいました」(31歳男性・不動産営業)
妻の不倫への腹いせに、自分も不倫。そもそも妻の不貞行為が原因であり、その点については同情の余地もあるでしょうが……。
それでもやはり、不倫はいけないこと。妻に不倫をされてしまったのなら、なおさら同じことをして“仕返し”するのではなく、正当な手段で報いるのが筋ではないでしょうか。
2.頑張っているのに「給料が安い」と言われ…...
「とにかく家族を養わなきゃって、がむしゃらに働いてきたんです。でも妻には一切そんなこと伝わっていなくて……どれだけ頑張っても『あんな給料安いところでいつまで働くの?』とか『毎月生活費が足りなくて大変』とか言われて、心が折れてしまいました」(32歳男性・貿易関連)
家族のために頑張り続けてきたのに、妻から心ない言葉を浴びせられ、不倫……。仕事でも家でも休まる場所がないと、ついそれ以外のところに癒しを求めてしまうという男性も。
夫も妻も「幸せな家庭を築いていきたい」という気持ちはきっと同じはず。同じ目標に向かって、お互いに思いやりの気持ちを持って接することができると良いですね。
3.出産直後から妻が冷たくなって…...
「少なくとも、子どもが生まれる前までは順調だったと思います。けれども、子どもを産んでから妻の態度が変わって、話しかけても冷たくあしらわれるようになりました。もう男として見られることはないのかなって思ったのですが、色々相談に乗ってくれていた同僚から告白をされて……」(30歳男性・マスコミ関係)
子どもが生まれてから急に妻が冷たくなり、段々と気持ちが離れていって不倫に至るケースも。
出産によるホルモンバランスの影響や心境の変化、子育てのストレスなど、夫に対して冷たくなってしまう原因は多数あるそうです。
夫婦間でじっくりと話し合い、お互いの気持ちや事情を理解しつつ、協力し合って子育てをしていきたいですね。
4.妻の八つ当たりに耐えかねて…...
「妻が『専業主婦になりたい』と言っていたので、その意思を尊重したつもりだったのですが……ずっと家にいてストレスが溜まってしまったのかな。辛く当たられることが多くなりました。それがエスカレートして耐えられなくなった結果、外に癒しを求めるようになり、妻以外の女性と……」(33歳男性・広告関連)
結婚してからも働き続けるか、それとも家庭を支えるために専業主婦に専念するのか。今後のキャリアプランを左右する問題に、悩む女性も多いのでは。どちらを選ぶのが“正解”なのか、その時は分からないものです。
しかし、結婚してからも再就職するなど“新しい選択をする”ことは不可能ではありません。こちらの男性も「リフレッシュになるなら、また働いてみるのも良いのでは」と提案したそうですが、妻に「今さらそんなことできない」と一蹴されてしまったそうです。
最終的にどういった判断をするかはその人自身が決めることですが、周囲の人に八つ当たりをしたり、暴言を吐いたりするのはNG。次第に、相手の気持ちも離れていってしまう可能性がありますよ。
いかがでしたか? 既婚男性が不倫に至った経緯を聞いてみると、必ずしも「不倫した側だけが一方的に悪いとは思えないな」というものもありました。もちろん、明らかに不倫した側に過失があり、不倫された側には何の落ち度もないケースもありますが……。“不倫”という行為だけで善悪を決めつけてしまうのではなく、当事者双方の事情を聞いたうえで、いったい何が原因だったのかを慎重に判断できるようになりたいものです。
文/大内千明 画像/Shutterstock(Dean Drobot、Photographee.eu、fizkes、New Africa)