宮沢りえ&妻夫木聡の舞台=「〇〇〇へのラブレター」でした!

今まで生きてきて、誰かのラブレターを読んだことってありますか?
それも、ものっすごい長文のやつ。
しかも、男から男へ向けられた、熱いやつ。

先日、野田秀樹さん作・演出の舞台『足跡姫』を観てきました。

(芸術劇場ってめっちゃ気持ちい

(芸術劇場ってめっちゃ気持ちいい空間ですよね、という写真)

ホームページ上でも「これは中村勘三郎へのオマージュです」と謳っているように、この作品のベースは今日的な歌舞伎の誕生。
そこに出雲阿国やら、由井正雪の乱やら、日本刀を作るたたら製鉄やら、さまざまな歴史的要素をMIXした、言葉遊びと伏線を駆使したストーリーになっています。(注:私の能力ではぜんぜん説明しきれません)

 

宮沢りえさん演じる出雲阿国の可愛さと色っぽさ!
そして妻夫木聡さん演じるサルワカの愛らしさ!
脇を固める古田新太さん、鈴木杏さんの安定感もすごくって。
はー、このお芝居、永遠に観ていられそう。

ワイワイドタバタな前半が終わり、後半の幕が上がると、舞台がまったく違う空気に包まれはじめます。

そこにあるのは、演劇であり、歌舞伎であり、中村勘三郎さんへの溢れる愛情。
最後の宮沢りえさんと妻夫木聡さんの二人芝居は、野田さんにしか書けない芸術的な公開ラブレター!!
あまりの余韻に、帰り道「(私)こんなに愛されるっていいね…」「(友人)恋愛とは違う愛のカタチを見たね…」の無限ループでした。

 

チケットはソールドアウトしてい

チケットはソールドアウトしていますが、全公演当日券があるらしいのでぜひ!(羽城)

NODA・MAP 21回公演 『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』
1/18(水)~3/12(日) 東京芸術劇場プレイハウス

http://www.nodamap.com/ashiatohime/

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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