彼氏や気になる男性との食事デート。デートというと、服装やお店選びなどに悩みがちですが、デートで好印象を与えるためには“正しい言葉の使い方”も重要なポイントです。
丁寧な言葉遣いや、ネガティブな表現を多用しすぎないといった点のほか、意外と見落としがちなのが“食べ物の数え方”。正しい食べ物の数え方を知っていると、男性から「きちんとした人だな」と好印象をもたれることでしょう。
そこで今回は、アラサー女子なら知っておきたい“身近な食べ物の数え方”をご紹介します。
1.うどん
飲食店やスーパーなどで日常的に見かける「うどん」。そんなうどんは「一玉、二玉……」といったように数えていきます。
ただし、うどんの状態によっては数え方が変わる場合も。
「玉」は主に、生の状態のうどんや袋に入った冷凍麺などの場合に用いる数え方ですが、たとえば乾麺の場合は「一把(いちわ)」「一束」、ざるうどんの場合は「一枚」、バラバラの麺は「本」、それを茹でて器に盛りつけると「一杯」「一丁」などと数え方が変わるそうです。
2.ざるそば
ざるそばの数え方も、意外と間違えやすいそうです。「一つ」や「一杯」と言いがちですが、これらは正解ではありませんよ。
ざるそばやもりそばは、「一枚、二枚……」と数えていきます。
この「枚」という数え方は、ざるそばの形状からきているそうです。また、注文の際は「一丁」も使えます。食事デートなどでざるそばを頼む際に、自然に「ざるそば一枚」と言えると、ひとりの社会人として、また女性としても好印象を与えることができるでしょう。
3.豆腐
鍋や味噌汁、麻婆豆腐などさまざまな料理に欠かせない食材“豆腐”。つい「一個、二個……」と数えてしまいがちですが、豆腐ならではの数え方があるのです。
豆腐は「一丁、二丁……」というように「丁(ちょう)」と数えます。ちなみに「豆腐一丁」というと、多くの場合、およそ300~400gのことを言うそうですが、地域によっては、一丁が1kgほどの場合もあるようです。
4.海苔
あなたは普段、海苔をどのように数えているでしょうか。海苔というと、薄い紙のような形状のせいか、「一枚、二枚……」と数える人が多いようです。
海苔は原則として「全型」と呼ばれるサイズ(縦21cm×横19cm、メーカーによって多少の差あり)があります。この「全型」を数える時は「一枚、二枚……」というように数えますが、全型は10枚単位で数えられ、全型10枚で「一帖(じょう)」、全型20枚だと「二帖」……という数え方をするそうです。
5.羊かん
私たちが普段目にする羊かんには、主に切り分けられているものとそうでないものがあります。食べ物によっては、形状に応じて数え方が変わる場合もありますが、羊かんの場合は統一して「一棹(さお)、二棹……」と数えるのが正解です。
羊かんを「棹」と数える由来としては、長さのある直方体や円筒系、三角形の和菓子を「棹物(さおもの)菓子」と呼んでいたことからきています。
いかがでしたか? 今回ご紹介した食べ物の中には、何気なく「一つ」「一個」などと数えていたものもあったかもしれません。
もし今回、数え方がわからない食べ物があったとしたら、この機会に正しい数え方を覚えておきましょう。自分の知識が広がるだけでなく、異性からの印象も、これまで以上に良くなるかもしれませんよ。
参考文献
根元 浩『杏仁豆腐はキョウニンドウフが正しい!大人が読み間違うと恥ずかしい漢字』(中央公論新社)
文/大内千明 画像/Shutterstock(lithian、K321、natu、HelloRF Zcool、K321、fuumi901)
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