【エアコン電気代・節約術】設定温度を1°C下げると、約10%消費電力量が悪化！【無理なく節約する裏技つき】

猛暑が続くこの夏。熱中症も危惧されるので、毎日の生活にエアコンは手放せません。そこで気になるのが「エアコンの電気代」。今年の7月の電気代は比較できる過去5年間で最も高い水準となるなど、大手電力会社で電気代の値上がりが続いています。そこで、三菱電機が実施した試験結果をもとに、エアコンの電気代を抑えるコツをご紹介！実はこれが原因で電気代が悪化しているかも！？いますぐ確認してみて。

「電気代の値上がりが気になる」人は、93.7%も！

フィルター汚れによる「電気代悪化」と「おすすめの掃除方法」

悪臭だけじゃない!フィルター汚れが原因で消費電力が10%以上悪化
エアコンのフィルターが汚れていると、エアコンから排出する空気の清潔性が損なわれたり、風量の低下などの原因になるだけではなく、消費電力の悪化にも繋がります。三菱電機の実験によると、フィルターを約半年間(1日 8時間の使用を想定)お手入れしなかった場合、新品の状態のフィルターを使用している場合と比較して、消費電力が約12%も悪化することが明らかになりました。

たったの2STEP！フィルターの簡単お掃除方法
フィルターのお掃除頻度があがらない理由として、22.9%の方が「専門業者に頼むのはお金がもったいないと感じる」と回答していることをうけ、三菱電機 霧ヶ峰 PR事務局ではご自身でお掃除する際のおすすめの方法をお伝えいたします。
■STEP1:掃除機でフィルターのホコリを取る。
■STEP2:十分にホコリが取れない場合は、フィルターを中性洗剤につけ置きし、洗浄。十分に乾燥させた後エアコンに取り付ける。

【注意事項】
・自動フィルターおそうじ機能搭載機種はフィルターが薄い場合があります。洗浄の際には変形や損傷にご注意ください。
・電気部品を外してのお掃除は故障の原因になるためお控えください。

日常的にできる「エアコンの節電のコツ」を伝授！

設定温度を1°C下げると約10.1%消費電力量が悪化することも。
外気温が35°Cで30分間運転を行うとき、設定温度が 28°Cの場合と 29°Cの場合では、前者は後者より消費電力量が約10.1%高くなることがわかりました。

エアコンの気流をあてることで、設定温度を2°C高めに設定しても、体感温度差わずか0.2°C!
約21.1%消費電力量の削減効果あり
外気温が35°Cで 30分間運転を行うとき、設定温度を2°C高くした場合であっても、エアコンを人に向けてスイング運転することで体感温度をほぼ同じにすることができ、且つ消費電力を約21.1%抑えられることがわかりました。

上記試験結果の通り、設定温度を低くする代わりにスイング運転機能を活用し、エアコンの気流をあてることで体感温度を下げられることがわかりました。消費電力を考え、設定温度を下げる前にスイング運転を活用することをお勧めします。ただし、今回行った試験はあくまで消費電力量を抑えることを目的として行ったものです。実際にエアコンをご使用の際には、体調を考慮し、暑さを感じる場合には適切な設定温度で運転してください。

【調査概要】
■グラフ 1~5
・調査対象者: 東京・大阪在住の30~59歳の男女600名
・調査方法:インターネット
・調査期間:2022年6月17日(金)~6月19日(日)

エアコンを買い替えることで電気代が削減できる場合があります。環境省が提供している Webサイト「省エネ製品買換ナビゲーションしんきゅうさん」ではエアコンやテレビ、冷蔵庫などの家電製品の電気代を比較することができます。現在使用中のエアコンの側面もしくは底面に表記されている型式と、買い替えを検討している エアコンの型式を入力してシミュレーションしてみましょう。使用しているエアコンを最新のモデルに買い替えた場合に削減できる電気代の目安がわかります。

出典:省エネ製品買換ナビゲーションしんきゅうさん
(COOL CHOICE ウェブサイト https://ondankataisaku.env.go.jp/shinkyusan/)