『ボクの妻と結婚してください。』で泣いてきた

こんにちは。副編の中村です。突

こんにちは。副編の中村です。突然ですが『ボクの妻と結婚してください。』を観てきました。マニア垂涎の特撮でもなければ、話題のアニメでもない邦画をスクリーンで観ることはほとんどないのですが、『シン・ゴジラ』を観たとき、『君の名は。』を観たとき、どうにもその予告が気になっていまして。

「余命数カ月の放送作家が、遺された家族を幸せにしてくれる(であろう)妻の再婚相手を探す“婚活”に奔走する」という、わずか1分半の予告編でウルウルしてしまうあらすじもさることながら、気になったのは主人公の放送作家を演じる織田ちゃんです。デビュー作『湘南爆走族』から見守る織田ちゃん世代の我々にとっては、肌も腹も真っ黒なドクター司馬や、モッズコート好きな青島刑事が彼のイメージであって、決して変な犬や、変なしゃべり方の名探偵(?)ではないのです(個人的感想です)。「放送作家って、また“これじゃない感”ありありで…」と心配しながら、鑑賞しました。

感想はというと…見事に放送作家でした!予想を覆すはまり役で、ちゃんと妻を愛す夫であり、息子を見守る父親でした。織田ちゃん、“これじゃない”なんて言って申し訳ありませんでした!そして、織田ちゃんはじめ、器の大きな妻を演じる吉田羊さん、とにかくいい人な再婚相手を演じる原田泰造さん、息子役の将来楽しみな込江海翔くんたちの素晴らしい演技に、すっかり泣かされてしまいました。恥ずかしいことに鼻水ダラダラで、ハンカチぐしょぐしょ。このときほど「映画館が暗くてよかった」と思ったことはありません。

織田ちゃん世代の方にはもちろん、「デートにもおすすめ!」と言いたいところですが、メークがぐちゃぐちゃになる可能性があるので、一人での鑑賞をおすすめします。

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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