CLASSY.読者たちがリアルに出会った「残念…」な男性をこっそり暴露していきます!
私が出会った残念なオトコ図鑑 第16回【SNSで報告しまくる男】
人にしたことは自分に必ず返ってくるようです…
前職の同期男子の話です。学生時代からかなりチャラい遊び人だったようで、彼女がいても何人もの女の子と浮気をするような人でした。それなのに、SNSでは「彼女にサプライズで誕生日祝いをしました。感動して泣いてくれた!」「彼女のために苦手な料理を勉強中です」など、一途さをアピール。しかも同期の飲み会では、真顔で「何人と関係を持とうが、彼女のことを一番愛しているんだ」と言うので、とんだサイコパスだな…と思っていました。
そんな彼がとうとう結婚! 結婚式で初めて見たお相手は、清楚そうな黒髪の美人。「やっと一途になったか~」と同期一同、ひと安心。もちろん彼はSNSで〝ご報告〟という見出しとともに、式までの細かい過程や婚姻届の提出、前撮り写真など、幸せいっぱいの投稿をしていました。挙式後も、新婚生活の幸せな様子を細かくアップ。浮気も一切せず、嘘みたいに素晴らしい夫となったのです。ところが一年後。「年末に男だけで温泉旅行へ行ってきました」という話題とともに、「去年は妻の浮気、離婚、会社の倒産と散々でしたが…」といった内容のかなり悲しい〝ご報告〟を投稿。友達と写っている写真の彼はかなり髪が薄くなり、痩せこけていて、疲れて見えました。気の毒だけど、過去のバチが当たったんだろうなと思いつつ、そこまですべてをSNSで報告しなくてもいいのに…と、同情しながらもさすがにちょっと引きました。(34歳・コンサルタント)
私が出会った残念なオトコ図鑑 第17回【余裕がありそうでなかった男】
オシャレな大人の風格を醸し出していたのに…
仕事関係で知り合ったアラフォー男性。髭を生やし、センターパートヘア、職業はグラフィックデザイナーと、オシャレ男子を体現していました。
ある日、「僕の知り合いと一緒にキャンプに行かない?」と誘われたので、私も友人を誘い、男女3:3の6人で出かけることに。
彼はとても張り切っていて、最新アウトドアコーデで登場。キャンプ知識を得意げに話す様子に、「楽しい日になりそう」と胸が躍ります。
キャンプ場に到着し、彼が中心となって準備開始。オシャレなテントや器具を用意してくれていたのですが…。うまく使いこなせず、進まない作業。結局、隣でテントを張っていた家族に助けてもらいました「意外と頼りないな」と思っていた時、突然「ひゃっ」と叫び声が。振り向くと、蜂から逃げ回る彼の姿。実は虫が大嫌いということを白状した後は常に何かに怯え、夜にランプに寄ってきた虫にも大騒ぎ…。せっかくマスクをせず開放感に浸っていたのに、彼がまき散らす虫よけスプレーで空気も台無し。
気がついていなかったのですが、彼は私に好意があったようで、仲間がわざとらしく「2人で買い出し行ってきて」「○○(彼)の隣座りなよ」と言ってくるのにもうんざり。すっかり冷めた私がアプローチをかわし続けているうち、脈がないと分かったのか、帰りはテンションが低い彼。車内は気まずいムード…。
後日、「振り込みお願いします」とキャンプ代を1円単位できっちり請求されたのにも引きました。(29歳・IT)
私が出会った残念なオトコ図鑑 第18回【家族愛が強すぎる】
家族最優先のシティボーイは理解できませんでした
最近お別れした彼は、中高私立一貫校、有名大学を卒業。塩顔イケメンの弁護士。これだけ聞くと非の打ちどころがないのですが、お付き合いして彼とは合わないと確信したのです…。彼の家族構成は、わがままな妹、気の強い教育ママ、経営者の父、そして彼。生まれも育ちも港区で、一応一人暮らしをしていましたが、実家のタワーマンションにいることがほとんどでした。はじめは「家族思いで素敵♡」と思っていたのですが、会うと家族の話か仕事の話しかされず、私と会うか仕事をしている時間以外は、すべて家族と過ごしている様子に「友達いないのかな…」と次第に心配&不安に。また、「週末にデートしよう」と言うと、「母親と約束が」「妹の付き合いが」と度々断られ、浮気かと思っていたのですが、インスタを見るとしっかり妹さんが写っているので、本当に家族が好きなんだな…と安心しつつもモヤモヤ。また、大学時代に留学していたという彼に理由を聞くと、「母に言われたから」。弁護士になった理由も「父にすすめられたから」。え、それだけ?と思い「他に理由は?」とやんわり聞いても「ん~特にないかな」とあっさり。
他にも、妹さんの就職祝いに高級なレストランでご馳走した話(私は連れて行ってもらったことなし)や、母親に買ったブランドアイテムの話(私にはくれたことなし)が続くのに耐えられず、話し合いを持ち掛けたところ「そんなこと言うなんて性格がキツイ」という理由で振られました。さんざん聞かされたあなたの母親のほうが性格キツそうでしたけどね!(28歳・IT)
私が出会った残念なオトコ図鑑 第19回【筋肉と付き合った方が幸せな男】
突然プロテインについて解説し始めて…
大学時代の同級生に再会した時の話です。彼は大学時代から色黒で筋肉多めのマッチョ体型。卒業後は外資系コンサルに就職し、恋愛する暇もないくらい仕事に没頭しているとの噂でした。教授の昇進祝いのため、久しぶりに何人かで集まったあと、個別でランチのお誘いを受けました。仕事ではいろいろなレストランで会食をしていると言っていたので、少し期待していたのですが…。Tシャツとデニムで現れた彼に連れていかれたのは、かなりアメリカンなハンバーガーショップ。オシャレというよりは、西部劇に出てきそうなストイックな雰囲気のお店。でも「自分では来ないし、楽しいかも」と前向きに考え、大きいハンバーガーに苦戦しながら彼の話を聞いていました。
最初は仕事の話をしていたのですが、話題が彼のアメリカ留学時代になると、「筋トレに目覚めたのはそれからなんだよね」と突然饒舌に。そこからはずっと「プロテインがなぜ素晴らしいか」「鍛えていないスレンダー男とすれ違うとイラつく」「筋肉がいらないなんて信じられない」と、ひたすら筋肉への愛を語られました。後半は聞き流していたので覚えていません。
彼がトイレに立った際、ふと周りを見渡すと、カップルや女性は一人もおらず、ごつめの男性ばかり。検索してみると、どうやら格闘家や米軍御用達の店だったよう…。甘めのワンピースを着ていた私は当然浮いていて「リングにワンピであがっちゃった★」状態。その夜、ジューシーな匂いが染み付いたワンピを洗いながら、彼へのトキメキも綺麗に流しました。(28歳・事務)
私が出会った残念なオトコ図鑑 第20回【すぐバレる嘘をつく男】
見栄っ張りもそこまでいくと笑えませんので
仕事相手の代理店の男性が、まさに残念な人でした。プロジェクトで一緒になってから、頻繁に食事に誘われるようになり、大学の先輩ということもあり断り切れず…。ある時、高級レストランで入店するなり「今日、窓側の席あいてる?」と一言。店員の方は「申し訳ございません、別のご予約が…」と丁寧に答えていましたが、顔が引きつっていたのが気になりました。その後、オーダーをする時も「今日○○ないんだ~あれおいしいのに」と常連客っぽい発言を連発。けれど、やっぱり私は見ていたのです。視界に映る席に、いかにも常連客っぽいご夫婦がいて、店員さんの態度の違いは明らかだったのを。
食事中も「社内コンペで一位をとった」「ヘッドハンティングされている」など、話はとまりません。何が本当か嘘か分かりませんでしたが、聞き流していました。ただ、どう考えても嘘だなと確信したのは「昔、某大手芸能事務所に所属していた」という話。普段から本物の有名人と多く関わる仕事に就いている分、彼にそちら側のオーラがあるとは到底思えなかったのです。長々と話を聞いていた私の頭に、意地悪心が働きました。知り合いに有名人がいるので、カマをかけようと「○○さん知ってます?」と言ってみました。すると「あいつ友達だよ」と秒で返してきたので、ここぞとばかりに「私仲いいんです!今度一緒に飲みましょ う!」と言ったら、突然歯切れが悪くなる彼。…嘘確定。そこからしつこいアプローチは収まりました。(30歳・マスコミ)
私が出会った残念なオトコ図鑑 第21回【人気のインスタグラマー男】
私はもはや彼の専属カメラマン高身長イケメンの美容師彼氏と付き合っていた時の話です。彼はインスタグラムを熱心に使っている人でした。自分がカットした人をアップするアカウントとは別に、個人アカウントを持っていて、そちらでは自分の私服やオシャレなカフェを日々アップ。フォロワーもそれなりにいて、そのほとんどが女子なのが気がかりでした。
職業柄、ほとんどないに等しい彼の休日に合わせてデートをしても、行き先は必ずインスタにアップできるようなオシャレなカフェや喫茶店。そして私は彼の写真をひたすら撮影させられるのです。角度を変えてコーヒーを飲む横顔を何度も撮ったり、下からあおって全身コーデを収めるために地べたに限りなく近づいて撮ったり。…これってデート?と思いながらも、見た目がタイプだったのと、インスタグラムでちやほやされている彼と付き合っているという優越感がありました。
ところがある日、彼の部屋に行ったら明らかに私の髪色ではないハイトーンの髪の毛が落ちているのを発見。問い詰めるも、「きっとサロンでくっついたんだよ」と言われてしまい、撃沈しました。けれど後日、突然私のインスタに「彼と別れてください」と、カットモデルをしているという女子大生からDMが届いて浮気が発覚!私よりも10歳以上年下の女性に突撃されたショックと彼への怒りで、放心状態…。当の本人は地方のサロンに出張していて、あと数日間は留守という時でした。むかついた私は、しばらくして冷静になった後、彼の部屋でスパイスをたんまり入れたカレーをつくり、鍋の蓋をあけたまま部屋の中央にセット。合い鍵を添えて部屋を去りました。(31歳・広告代理店)
イラスト/つぼゆり 再構成/Bravoworks.Inc