少女漫画や恋愛映画に出てくるような“決めゼリフ”や“萌えゼリフ”。うっとりと目をハートにしがちですが、その男性は本当に大丈夫? 言葉の裏側に隠されている男の本音とは? こんな言葉を言う男性には要注意ですよ。
(1)「“運命”って信じる?」
裕子さん(32歳、仮名)は、婚活アプリでマッチングした男性と、湘南で初デート。ビーチ沿いのイタリアンレストラン、夕日でオレンジ色に染まっていく海をながめなからのお食事は、とてもロマンチックだったそうです。ですが、ワインがすすみ、男性が酔うほどにどんどん体を近づけて来て、肩に手を回しながら耳元で言ったそうです。
「運命って、信じる? 俺、裕子ちゃんには運命を感じるんだ」
そこから手を握ったり、腰に手を回したり、“運命”という言葉を連発してはボディタッチを繰り返す。裕子さんは、私に言いました。
「運命ってあるかもしれないけれど、少なくとも隣に座っているエロ男には運命を感じませんでした。だんだん酷くなって来たので、『もう帰りましょう』と私から席を立ちました」
初対面にもかかわらず、“運命”という言葉を、安易に連発する男性は、ヤリモクの可能性大です。
(2)「お前、オレのことを好きになると思うよ」
先日婚活相談に来た由美子さん(28歳、仮名)が言いました。
「『お前さ、オレのことを好きになると思うよ』と言われた男性を、その後本当に好きになったら、すごいモラハラ男だったんです。私、モラハラに引っかかることが多くって」
「どんな男性が理想なんですか?」と聞くと、「グイグイ引っ張っていってくれる人」というのです。由美子さんのように、独裁者男子を“男っぽい”と勘違いしてしまう女性は多いんですね。
少女漫画の世界には不良神話があり、冷たいSキャラ男子が女性を好きになると、優しい部分を垣間見せるようになり、そのギャプに女子は胸キュン。ですが、それは漫画だからありえるお話。
そもそも、「オレのことを好きになると思うよ」とかいう男性は、常に上から目線。こういう男性は、結婚したら女性を従わせるオラオラ系。モラハラ、DV男になりかねませんから、気をつけてくださいね。
(3)「オレだけのものだから」
貴美枝さん(30歳、仮名)は、結婚を真剣に考えていた男性から、このセリフを言われました。
「貴美枝は、オレだけのものだから」
言われたときはとてもうれしかったのですが、付き合っていくうちに、疑問を感じるようになりました。
毎晩11時になると、電話がかかってくる。メールではなく電話なのは、外にいないか外野の音を確認するためです。土日に、「女友達と、食事に出かける」というと、いい顔をしません。会社の飲み会も、「11時までに帰宅」と言う門限つき。
愛という名の束縛。これでは、もし結婚したとしても日々の生活が楽しくありませんね。束縛の強い男性は、恋愛経験が少なかったり、自分に自信がなかったりすることが多い。また、過去に付き合っていた女性に浮気をされたことをトラウマにしている場合もありますね。
そんな彼氏をやさしく大きく包んであげる自信があるなら、結婚してもいいと思いますが、自由にのびのびと結婚生活を送りたいと思っているのなら、お別れした方がよさそうです。
(4)「オレが好きになったんだから、いいじゃん」
由美子さん(28歳、仮名)は、アプリで知り合った彼とカフェで2度目のデートをしているときに、目を見つめられてこう言われたようです。
「オレが好きになったんだから、いいじゃん」
一見女性からの見返りを求めていない、素敵な言葉に思いがちです。
「なんだかドキッとしちゃいました」
このセリフを言える男性は、自信家さん。しかも、女慣れしています。
「もうオレと付き合えばいいよ」「オレのものになれよ」というせりふも同等ですね。自分に自信がないと言えません。
本当に相手を好きになった時って、“嫌われたくない”“自分のことをどう思っているんだろうか”と、手探りの心情になりませんか? お付き合いが始まったばかりの段階で、少女漫画や恋愛映画に出てくるような“決めゼリフ”や“萌えゼリフ”を言われたとしたら、冷静になってその裏の心理を読み取ってくださいね。
文/鎌田れい 画像/Shutterstock(nd3000、Dean Drobot、Ditty_about_summer、4 PM production)
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