「お世話様です」「お世話になります」という表現をビジネスシーンでよく耳にします。また普段の何気ない会話にも使われていますが、あなたはどちらも正しい使い分けができていますか? きちんと知ることであなたの大人マナー度がぐぐっとすることUP間違いなしです。
まずは「お世話」の意味を知りましょう!
国語辞典で調べてみると、(人や生き物に対して)気を配って面倒をみること、手数をかけて援助することが「世話」だそう。つまり、「お世話になる」は面倒をみてもらい、助けてもらったことへの感謝の気持ち「ありがとう」をあらわしています。
「お世話様です」は目上に失礼?
「お世話様です」は感謝の気持ちは伝わりますが、相手を敬う気持ちという点では少し足りない感じに思います。聞く人によっては「お世話になっているよ!」と、上から目線にで受け取られるかもしれません。
「お世話様です」はどう使う?
日常生活においての目上の方、ビジネスでの取引先関係や社外の人には使わないのが無難。どちらかというと広い範囲でフランクな関係で使うのが正解です。
一番わかりやすいのは、宅配や郵便配達員から荷物を受け取るときにかける「お世話様です」。きっと「お世話になります」とは言いませんよね。また、ビジネスシーンのなかでも社内の親しい人とのやり取りで「お世話様です」と使うのは問題ないでしょう。
はじめましては「お世話になります」
初対面でのあいさつと言えば「はじめまして」ですよね。ビジネスシーンでは新規の取引先と関係が始まったときに、「これからよろしくお願いします」というあいさつが「お世話になります」となります。
同じように日常生活でも面識のない方に対して「はじめまして、今後もよろしくお願いします」という意味合いで、この「お世話になります」を使うとよいでしょう。
ちなみに、「お世話になっております」は「はじめまして」ではなく、関係が継続中で「現在もずっとお世話になっています」の意味になりますので、相手や状況の違いを上手に使い分けてくださいね。
文/中山みゆき 画像/Shutterstock(Branislav Nenin、fizkes、El Nariz)
Magazine
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more