バチェロレッテ ・福田萌子さん特別インタビュー「私の決断にネガティヴな感情を持つ人は…」

番組内で印象的だった名言たち。どれも福田萌子さんの知性と品のよさが表れていました。私たちが恋愛や人生の選択で悩んだとき、そっと背中を押してくれる温かくて前向きな言葉を集めてみました。

福田萌子さんに改めてインタビュー

自分とも相手ともしっかり向き合うこと

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―――萌子さんの男性との向き合い方、見抜く力が話題になりました。
「私ってわかりやすく言うと人に対し加点法。17人と話せるのは本当に短い時間だったので、合わない部分もあるけど〝歩み寄れるかもしれない〞という目線で、相手のプラスな面をディスカバーできるようにしているの。それに言い方は少しおこがましいけれど、相手が自信を持てるように認めてあげることが大切だと思っていて。だから17人それぞれのスペシャルな部分を見つけて伝えただけなんです」

―――逆に会話中に萌子さんの表情が曇ることもありましたよね。
「ネットでは引いてるって言われてるみたいですが(笑)ただ真剣になっていただけです!お話の辻褄が合わないとついその理由が知りたくなってしまう。それに芯がしっかりないと見栄を張ったり誤魔化して、さらに矛盾が生じてしまいますよね。でも私がその扉を開いていいのかも相手次第。藤井達也さんは素直で気付きたかった人だと思ったので、あえてこじ開けて一緒に自分自身と向き合ってもらったんです」

―――そういった矛盾にどうやって気付くんですか?
「目の配り方とか、相手の表情でわかるんです。空気や感情を読むことに私は長けていると思う。でも逆に悪い部分でもあるんです。過去には気を使って疲れてしまったこともありました。でも繊細な自分の性格もしっかり受け入れて、ポジティブに捉えられるよう変換しています」

見本にも反面教師にもしてほしい

―――すごく対等な関係が印象的でしたが意識していたことは?
「もちろん番組上、私対17人という構図ですが、参加者の人間同士の心の在り方は対等です。だから一方的に『私をチヤホヤして』じゃない。私の中では一方的に誰かを選ぶことはありえない。私がローズを受け取ってもらえない可能性もあって私も男性側から選ばれているんです。人間はみんな対等。人対人だと思ってやってきました」

―――最後の選ばないという決断は勇気がいったと思うんですが…?
「いや、私の場合はこんな中途半端な気持ちでローズを渡すことのほうが2人に失礼でできなかった。2人とも本気で好きでいてくれたと思う。彼らの気持ちに誠実でいたいというのが私の決断。迷いはありません。もちろん視聴者のみなさんもいろんな見方があると思います。私を好いてくれる人がいる一方、不快な気持ちになった方もいると思う。私にネガティブな感情を持つということはきっと自分の中に正解があるんだと思う。ぜひその正解にフォーカスしてほしいな。私は自分で決めたことに周りから何を言われようと、大丈夫!」

―――幸せな恋愛と結婚のために大切なことは何だと思いますか?
「幸せは自分が決めることなのでひとつ言えるのは、自分が何を欲しいのか、自分自身を知ることだと思います。それを知らないで選択できることってあまりない。恋愛や結婚、仕事もそうだと思う。自分の得意・不得意・興味を知っていたら、その瞬間その瞬間で自分のベストな選択ができると思うんです。恋愛や結婚もその選択のひとつだから。そのベストの選択ができたときが幸せに繋がると思うんです」

撮影/中田陽子(MAETTICO) ヘアメーク/石沢結希  スタイリング/濱口沙世子 取材/佐藤かな子

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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