駅から距離があって、徒歩ではなかなかたどり着けない立地の店。
不便だけれど実はそういうお店こそ美味しい名店だったりするんです。
今回は、タクシーに乗ってでも 行く価値があるレストランを厳選。
後編の今回は、女子会にぴったり、コスパ◎な隠れ名店を紹介します。
イタリアの空気が流れる一軒で 食べて、飲んで、楽しんで
【戸越】pizzeria 恭子 passione e amore(ピッツェリア キョウコ パッシオーネ エ アモーレ)
ピッツァ職人の恭子さんと、ピッツァ以外の料理を手掛ける陽平さんという立野ご夫妻。二人が出合った郷土料理をアレンジせずに作り上げたメニューは、ストレートに「美味しい!」、そして食べ飽きないものばかり。「ピッツァだけでなく前菜からメインまでしっかり食べて、たっぷり飲んで」という陽平さんのリクエスト通り、お腹を空かせて訪れるべき!
ナポリ風イイダコの煮込みは看板メニューの一つ。自家製トマトペーストとオリーブオイルのみでイイダコを煮た、ナポリのマンマ仕込みの味。¥1,680
国産小麦粉を使い、薪窯で焼き上げたピッツァはもっちり歯切れがいい。マルゲリータ¥1,100
生産頭数が限られた希少なフランス産牛〝フルール・ド・オーブラック〟のオーブン焼き(200g/¥6,000~)。
[DATA]
品川区戸越1- 19-24
☎03-6451-3529
11:30~14:30 18:00~22:00
不定休
?五反田駅から¥970
深夜になっても賑わう ディープな下町エスニック
【浅草】田舎風タイレストラン ソンポーン
カウンターわずか5席ゆえに予約困難だったこちらが、席数45に拡大してほど近くへ移転という嬉しいニュースが流れたのは昨年8月のこと。お客さんから「ママ」と慕われる店主ソンポーンさんの生まれ故郷、タイ東北部のイサーン料理を中心とした辛くて旨いメニューの数々と、以前と変わらぬアットホームさを求めて、毎夜賑わっています。
イサーン地方を代表する一品は、甘辛いタレに漬けて香ばしく焼き上げた鶏肉のガイヤーン¥1,200。
殻ごと食べられるソフトシェルクラブのカレーソース炒め。蟹のコクと卵のまろやかさの後にじわりと辛さがやってくる。プーパッポンカリー¥1,300
自家製の生ソーセージ〝ネーム〟をピーナッツや生姜などと和えた香り高いサラダ。ヤムネーム¥1,200
[DATA]
台東区浅草5- 30-11
☎03-3876-72 57
18:00~翌2:00
休:月曜
?浅草駅から¥650
肩ひじ張らずに訪れたい 遊び心あるカジュアル割烹
【東神田】あそび割烹 さん葉か
長崎から届く鮮魚の端正なお造りもあれば、ジビエを焼き上げた力強い一皿もあり、素材にも仕立てにもひねりが利いた酒肴もある。〝あそび割烹〟の言葉通り「次は何が?」という期待とともに、滋味深くも楽しい料理が登場します。コースは¥3,000から4種類あり、お酒を飲みつつゆるりでも、 食事をしっかりでも対応してくれるのが嬉しい。
日本三大秘境の一つとされる宮崎県椎葉村産の蕎麦の実となめこの餡をかけたハマグリのお椀。
雪の下から掘り出したあさつきの新芽〝ひろっこ〟は火を入れて甘さを引き出す。
鹿児島で無農薬栽培を行うマルマメン工房の大豆を自家製納豆にしてコクを出し、マスカルポーネとりんごを合わせて。料理はすべて¥5,500~のおまかせコースより。
[DATA]
千代田区東神 田2-6-2 タカラビル2F ☎03-3865-7575
11:30~13:30 17:30~ 24:00
休:日曜
?秋葉原駅から¥410
まるで都心のエアポケット 五感が喜ぶひとときを
【池尻大橋】calme(カルム)
ともにグランメゾンでの経験を有するオーナーソムリエの佐野敏高さん、シェフの植松裕喜さんの二人が切り盛りするフレンチレストラン。メニューと合わせてはもちろん、その場の雰囲気や時間帯なども考慮して佐野さんがセレクトするワインと、旬の素材を使って出来たてすぐを提供したいという植松シェフの料理、首都高に車が行きかう窓からの景色…すべての瞬間を大切に過ごせる空間です。
真鱈の白子を使ったムニエルは、ドライトマトとブロッコリーのソース、チョリソーが濃厚さに奥行きを与える。
甘味と酸味のバランスが良い銘柄いちご〝ことか〟のミルフィーユとピスタチオのアイス。クラシックなスタイルのデセール。
熊本赤牛もも肉のローストに赤ワインのソース、ケールに銀杏、きのこを添えて。料理はすべて¥4,900~のコースより。
[DATA]
目黒区大橋1- 2-5 新村ビル2F
☎03 -6455-1932
月~金 18:00~23:30 土12:00 ~15:00 18:00~22:30
休:日曜
http://calme nagisa.wixsite.co
?渋谷駅から¥810
撮影/福本和洋(MAETTICO) 取材/首藤奈穂
※「CLASSY.」3月号に掲載
Magazine
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