「30代のハイブランド名品、失敗しない選び方は?」大人の先輩に聞いてみました

素敵な先輩たちに「30代で買った、あなたの名品は何ですか?」とたずねると、自身の人生や考え方を重ね合わせた名品エピソードを聞くことができました。それぞれの思いがこもった、ストーリーのあるアイテムたち――。さあ、あなたは30代でどんな名品をお迎えする?

自分の生き方を投影しながら「これからも頑張ろう!」と背中を押してくれる存在

昔からファッションが大好きで好きなものがはっきりしていたので、何かを買う時に自分の目や判断を疑うことはありませんでした。母にも「あなたはセンスがある」と自己肯定感高めに育てられたので(笑)。ライターを始めて10年の節目、PRの仕事で大きな案件を終えたことも重なり、35歳の時に何か思い出に残るものを買おうと思いました。一生モノのバッグにしようと思いつつ、誰かと被るのは嫌だったんです。その中でデルヴォーに決めたのは、当時『大丈夫、愛だ』という韓ドラで主人公がデルヴォーのルーモアを持っているシーンがあって!日本での知名度は今ほどではなかったけれど、自分的に「このブランドは絶対に来る!」と感じたんです。バッグの中では過去一番の清水買いだったことにも緊張しました。でも大人の階段を上った気がして嬉しかったし、「もっと頑張ろう!」と背中を押してもらえた感じがします。
ショーメのリングは30代最後のクリスマスに偶然出会いました。縁を感じるし、それが一生モノになっていくのも素敵。よく30代になると生き方が顔に出ると言われますが、持ち物も自分の生き方を表現するものだと思うんです。数多あるブランドやアイテムの中で、何が私らしいのか?これからも自分の感性やセンスを信じて選びたいです。

教えてくれたのは…

ライター/PR・金 セアルさん

ライター/PR・金 セアルさん
1980年生まれ。24歳でCLASSY.でライターデビューし、関西を中心にライター/PRとして活動中。抜群のセンスで特集が組まれるほど。

撮影/西原秀岳(TENT) 取材/広田香奈 再構成/Bravoworks.Inc

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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