インパクトのあるキャッチーなスタイリングが得意な濱口さんですが、意外にもベーシックでスタイルアップ効果の高いアイテムを多用しているそう。そんな濱口さんが選ぶ今季の名品アイテム3選とは? それぞれのスタイリングとともに紹介してもらいます。
名品①SLOANEのミドルゲージタートルニット
「一枚で間がもつ」主役級のニットは タートルと袖口、裾のリブ使いが決め手
「誌面でも大人気、スローンのざっくりタートルです。衿の立ち上がりがよく、クシュっとたわまわせても決まるところが好き。ゆるりとしているのに決して肉厚すぎず、誰が着ても華奢見えするところも優秀です。ヘムのリブはピッチが太く、さりげなく上質なアクセントに。着こなしに抜けを出してくれるサイドスリットは、前だけインしたりするときにも便利なディテール。甘くもカジュアルにも転ばせられる、絶妙な薄ベージュの色味もステキ」。
ハイネックニット¥31,000(スローン)
しなやかな女らしさに転ばせたカジュアルニットのお出かけアレンジ
カジュアルな印象のざっくりニットをフェミニンに着こなしてみました。合わせたスカートはエアリーなオーガンジー素材。ニットと合わせることで、ハズしの要素を感じさせる、真冬のお出かけスタイルに。ハットやレースアップのゴツめブーツでリズムをつくり、単なるワンツーに終わらせないのもポイント。がんばりすぎず、ラフすぎない、上級者っぽいスカートコーデに仕上がります」
ニット¥31,000(スローン)スカート¥22,000(カデュネ/カデュネ プレスルーム)バッグ¥33,000(ヴァジック/ヴァジックジャパン)ブーツ¥45,000(ツル バイ マリコ オイカワ)ハット¥17,600(CA4LA/CA4LA ショールーム)バングル¥7,364(アビステ)
名品② N.O.R.C by the lineのセンタープレスパンツ
何色と合わせても洒落見えする こなれブラウンのテーパードな一本
「色モノを合わせても、ベーシックカラーを合わせても、スッと受け止めて上手にまとめてくれるセンスのいいキャメルブラウンにひと目ボレ。ストレッチ具合も程よく、ゆとりのある腰周りと足首に向かって自然にすぼまる美しいシルエットで美脚度もばっちりです」パンツ¥12,000(ノーク バイ ザ ライン/ノーク)
キャメルにイエローをなじませてきれいめ派のカジュアルを表現
「色トップスに黒パンツも素敵だけど、もうちょっと抜いた感じに着たい今の気分には、この明るいブラウンがぴったり。ベーシックなテーパードだから切れ味よくまとまり、シュッとした洒落たムードになるところもいい。こだわりは肩がけのニット。パンツの色味となじみつつ、白のライン効果で抜けが出て、カジュアルすぎないところが狙い」パンツ¥12,000(ノーク バイ ザ ライン/ノーク)ニット¥17,000(カデュネ/カデュネ プレスルーム)カーディガン¥38,000(ebure/ebure GINZA SIX店)サングラス¥34,000(モスコット/モスコット トウキョウ)バッグ¥37,000(ルーブル/アルアバイル)パンプス¥40,000(ロランス/ザ・グランドインク)
名品③ ebureのトレンチ調リバーコート
色味と素材感の美しさを楽しむ 大人のための着流しコート
「合わせる色を選ばず、とにかく万能な、温かみのあるグレーの色味に惹かれました。ボタンがなく縫い目も切り替えも極力控えめに仕上げたシンプルなデザインながら、バックスタイルにはたっぷりとボリュームがあり、サラッと羽織るだけで女らしいニュアンスが叶います。しっかりと着丈があるところも優秀!」コート¥120,000(ebure/ebure ルミネ新宿店)
ニットワンピとレザーパンツのレイヤードで着流しコートにひと手間感をプラスして
「ゆったりフォルムのリバーコートは、ざっくりニットワンピと合わせるのが好き。風が通りがちなコートだから、タートルネックで首回りを暖かく。タイツ×パンプスならきれいめにもこなせるけれど、私的にはモードっぽさを加味したいから、エコレザーのパンツにローファーを合わせてトレンド感を意識してみました」コート¥120,000(ebure/ebure ルミネ新宿店)ワンピース¥45,000(ANAYI)パンツ¥22,000(カデュネ/カデュネ プレスルーム)バッグ¥38,000(オーエーディーニューヨーク/アルアバイル)ローファー¥54,000(ペリーコ/デザインワークス ドゥ・コート 六本木ヒルズ店)ネックレス¥63,000(ウノアエレシルバーコレクション/ウノアエレ ジャパン)
スタイリスト
濱口沙世子さん
プロフィール
CLASSY.をはじめ、STORYやブランドカタログなどで活躍する人気スタイリスト。ベーシックなアイテムを使いながら、華やかモードなスタイリングに仕上げる手腕は、スタッフからの信頼も絶大。長身のスレンダーボディで着こなす自身のコーデにも注目が集まる。
SHOP LIST
ANAYI 03-5739-3032
アビステ 03-3401-7124
アルアバイル 03-5739-3423
ヴァジックジャパン 03-6447-0357
ウノアエレ ジャパン 0120-009-488
ebure GINZA SIX店 03-6274-6915
ELENDEEK 03-6853-0100
CA4LA ショールーム 03-5775-3433
撮影/魚地武大 スタイリング/濱口沙世子 取材/西道倫子 構成/CLASSY.編集部
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