正しく漢字を読める大人は実は少ないもの。難しい漢字もサラッと読めてしまう人はかっこいいですよね。
そこで今回は、読めたら一目置かれる漢字を4つ厳選しました! 予想外の読み方が続出です。
1.「依存心」
恥ずかしながら、筆者はずっと“いぞんしん”だと思っていたのですが、正しい読み方は……
「いそんしん」と読むんです。
「依存」は“いぞん”と読む、と思っている方が多いかもしれませんが、実は正しい読み方は「いそん」です。「依存心」とは“人に頼ろうとする気持ち”を意味します。
ペットや仕事など、さまざまな対象に使われる言葉ですが、特に、恋愛シーンにおいて「彼氏への依存心が強い」といった使い方をすることが多いかもしれません。強すぎる依存心には、くれぐれも気を付けたいものですね。
2.「抽斗」
「抽斗」とは「物を入れるための箱」のことで、きっとあなたも使用したことがあるはず。もしかすると、毎日のように使っているかもしれませんね。
ただ「抽斗」単体で持っているというよりも、「箪笥」についている「抽斗」を利用しているというケースが多いでしょう。
そんな「抽斗」の正しい読み方は……
「ひきだし」です。
また「引き出し」も正解であり、普段は「引き出し」と書かれることがほとんどのため、スラスラ読める人が少ない漢字でもあります。
ちなみに「箪笥」は「たんす」と読みますよ!
3.「温気」
「気温(きおん)」や「温度(おんど)」など「温」を「おん」と読む言葉が数多くあるため、つい「おんき」と読んでしまいそうなこちらの言葉。正しい読み方は……
「うんき」です。
パソコンによっては、「うんき」と打っても「温気」と変換されないこともありますが「温気」とは「蒸し暑いこと」を意味する言葉です。たとえば「夏の温気」といったように用いられます。また、「温」を「うん」と読む言葉として、「温気」のほかにも「温州(うんしゅう)みかん」などがあります。
4.「上梓」
「本を上梓する」などといったように、「書物を出版する」ことを「上梓」と言います。
つい「じょうさい」と読んでしまうケースが多いのですが、「上梓」の正しい読み方は……
「じょうし」です。
もともと、版木に梓の木を使っていたことから「梓(あずさ)」という漢字が使われるようになったとされています。
いかがでしたか? そんな読み方があったのか!と驚いた人も、これから出てくる時のためにぜひ読めるようにしてくださいね。
参考文献
出口宗和『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見文庫)
大人の漢字力研究会『読めそうで読めない漢字 書けそうで書けない漢字』(光文社)
文/CLASSY.Web編集室 画像/Shutterstock(Valery Sidelnykov、jan1982、Monika Wisniewska、Rostislav_Sedlacek)
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